『ニホシラ』‘か~んぜんに別人になっちゃった’(byハルコ先生) | エルドラド 「時をかける言魂」 『時かけ』と仲里依紗に魅せられて

エルドラド 「時をかける言魂」 『時かけ』と仲里依紗に魅せられて

ただの戯れ言?!またはエッセイのようなもの。
そしてボクは時をかける。

『日本人の知らない日本語』-第5話-

~コワイ話と悲しい涙の怪奇学校!消えた生徒~

【あらすじ】
生徒達の怪談話にビビりまくるハルコ先生。
そんな中、王が下宿先の大家を激怒させ、追い出さていた事が判明。
ハルコは激怒の原因がお盆の風習にあると気付いて……。




‘ぞっとしない’の言葉の意味を教えているハルコでしたが「日本では夏になるとなぜ怖い話をするのか」と質問され、
「それが日本の風物詩なの!」
エアコンの故障で蒸し風呂状態の教室……「涼しくなるようなぞっとする怖い話をして」とせがまれたハルコは、
「日本で有名な怖~~い話……耳なし芳一を」
ダウン
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講談家の如く大熱演のハルコ……しかし話の途中で何度も話の腰を折られた揚句に。
ダウン
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「え?それで終わり?有り得ねえ~」
「ハルコの話、全然怖くないよ!」
とブーイングの嵐。



シラケて教室を出て行く生徒達……が、王の様子が何やらおかしい。
ダウン
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「大丈夫?元気ないじゃん」
「いえ、大丈夫です」
「……???」

職員室では鹿取先生が「夜の学校で幽霊を見た」と主張。
ハルコは鷹栖の命令で‘夜の見回り’をやらされるハメに陥り……。



ひっそりとした学内の見回りをするハルコと鹿取先生。
と……誰もいないはずの教室に灯りが!
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恐る恐る覗き込むと……「キャーー!」
「ギャーー!」
「あれ?ちょっと!何してんのよ!?」
そこには怪談話に興じていた生徒達が。
「この部屋、よく見たらハロウィンみたいになってんじゃん!」



結局、ハルコも怪談話に付き合うことに。
ダウン
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ところが怖い意味を履き違えている話ばかりで、
「あのさぁ、話がズレてるんだよね」
と呆れ返っていると……。



突然、‘コツコツコツ’と不気味な足音が近付いてきて恐怖に慄くハルコ達。
ダウン
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「キャーーー!……あれ?」
「何やってんだー!お前らは!」
それは様子を見に来た鷹栖と渋谷だった。
そして鷹栖が漢字の成り立ちに纏わるコワ~イ話をし始め~~おもいっきりビビりまくりのハルコ。



すると何処からか謎の冷た~い風が吹いてきて……ハルコはひとりで見回りに行かされることとなり……。
ダウン
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冷たい風のする方向に近寄っていくと、壁のポスターの目から涙がツツッ~~「キャーーー!!」



その悲鳴に慌てて駆け付ける鷹栖、渋谷、鹿取。
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冷たい風、唸り声。
恐怖に震えながら教室のドアを開けると……「あれ?」
寝袋の中で爆睡している男。
「何だよ、これ!お前んとこの生徒の王じゃねえかよ!」
「え!?……おぉぉ!」



下宿を追い出された王が学校に忍び込み寝泊まりしていたことが判明。
ダウン
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「ポスターの涙はエアコンの結露ですね」
「この野郎、勝手にエアコン使いやがって!」
鷹栖達はハルコに後始末を押し付け、さっさと引き上げて行く。



と、そこにいきなり闖入者が!
王に荷物を返すと「二度と帰ってくんな!」
捨て台詞を残すとあっという間に去って行く。
「なに?あれ」
「大家さんです」
「頑固親父って感じですね」
「野菜を勝手に食べたら追い出されました」
「は?野菜?」



その野菜が茄子とキュウリと聞いたハルコは……。
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「は!もしかして……じゃあ、みんな。今から死んだ人を呼び戻してみようか。これで頑固親父も黙るわよ~」

王が食べた野菜は精霊馬だと気付いたハルコ。
王は中国風精霊馬を大家に差し出し謝罪するが、怒りは収まらず……。
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「本当に頑固親父ね。じゃあ他にもあるからお好きな精霊馬をどうぞ!」
それぞれ独自の精霊馬を持って現れる生徒達。
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「文化の違いを知らないせいで怒らせたりすることもあるけど、みんな自分なりに学びたくて一生懸命なの」



大家は屋上で供養をして、
「王、来年は麻婆茄子にしたら承知しねえぞ」
「はい!」
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「先生、ありがとうございました!」
「いいのよ!」



そして……。
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「いちま~い、にま~い……きゅうま~い……いちまい、足りな~い~~!」
「それは皿を数え間違える話ですか?」
「ハハハハハ!」
「違うわよっ!」


怖い話は……するのも聞くのも苦手なハルコ先生の巻でした焏