‘逆らったら末代まで祟りそうなタレント5年連続No.1’の市瀬ナツコをご存知ですか?
て……これは『時をかける少女』でキタキマユが演じていた登場人物ですが(¨;)
なぜ脇役のナツコを取り上げたかというと……昨日『時かけ』を観た際、11回目にして初めてナツコの重要な台詞を耳にしたからです。
昨日観た劇場は非常に音響が良く、微かな音もとてもクリアーに聴こえたのでその台詞を捉えることが出来ました。
因みにこれまで『時かけ』を観た劇場では、新宿ピカデリーの音響は最高だったものの、シネスイッチ銀座はイマイチ、シネロブレ○○は‘モノラルか!?’ってくらい最悪な状態。(加えてスクリーンも暗すぎ)
さて、そのナツコの台詞とは病院の待合室でのシーン。
憔悴するあかりに吾朗が優しく語りかけているところにテレビから‘1974年のバス転落事故’を振り返る番組が流れてきて。
この時、吾朗の台詞に被ってほんの微かにテレビからこのような言葉が聞こえてきます。
「この頃は私も自主映画に出たり、小劇団の芝居に出るなど女優を目指していた大切な時期でしたが……」
吾朗の台詞と完全に被っているため、よ~く耳を澄まさないとなかなか聞き取れないと思います!?
(ホントに微かな声ですし、どうしても吾朗の台詞に耳がいってしまうので)
そしてこの後、「実は私の友人もこの事故で命を落としたんです」
この台詞だけは、はっきりと聞こえる演出になっています。
ですからこの時、あかりは涼太の運命を朧げながら耳にしていたことにもなるんですね。(でも和子のことが心配で心ここに有らずで、聞き流していたワケですけど……)
もうひとつナツコ絡みで初めて気付いたシーン。
涼太があかりを連れてアパートに入ってきたところに、ナツコと門井が興味津々で声を掛けてきます。
門井が下心丸出しで「いま彼とかいるの?」とあかりに尋ねた瞬間、ナツコは門井のボディーに強烈なパンチ!
「ぐっ!!」
腹を押さえて苦しみまくる門井。
これまでずっとそこに目が行ってしまっていたのですが(かなり笑える描写なので)……ナツコがパンチを入れた瞬間、あかりはメチャクチャ驚いた表情をしていたんですね。
「え~~~マジ!?うわ~~~」みたいな表情を。
11回目にして初めて気付きました。←(遅すぎだよ!)
映画を観ている場合、台詞を喋っている人物や派手なリアクションをしている人物に無意識に目や耳が行ってしまいますから、それ以外のことを気付かずにいる……なんてことは結構あるもの……ですよね!?