『時をかける少女』泣けるシーン13選 | エルドラド 「時をかける言魂」 『時かけ』と仲里依紗に魅せられて

エルドラド 「時をかける言魂」 『時かけ』と仲里依紗に魅せられて

ただの戯れ言?!またはエッセイのようなもの。
そしてボクは時をかける。

恥ずかしながら……『時をかける少女』を観る度に号泣している自分……ここで自分が泣けてしまうシーンを紹介してみます。


1.オープニング

和子がサクランボを口にした後……いきものがかりの『時をかける少女』が流れ、スクリーンには走る女の子の足のアップ。

次いで……これですビックリマーク

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ん?あかりがただ走っているだけじゃん?!
そうなんです、それだけのシーンなんです。
でも何故だかここでジーンときてしまうんですね、不思議なことに。
自分でもよくわからない……あせる




2.ボートの上のあかりと和子

大学合格のささやかなお祝いをする母娘。
ま、これまた何てことないワンシーン。
しかし、ここであかりと和子の母娘の絆が如実に表現されていて……と同時にあかりの父親に対する思いも何気ない会話から伝わってきて……ホロリとさせられます。




3.病室にて

意識がない和子にあかりが泣きながら語りかけます。

「お母さん、今日、わたしの誕生日だよ。18歳……なんか大人の響きだね」

この時の仲さんの演技がメチャクチャいいんですよ。
間の取り方や泣きながらも寂しそうにちょっと笑うところとかがビックリマーク

そしてこの後、思わぬ急展開があかりに訪れるワケですが……。




4.雨の駅

大雨の中、涼太があかりの帰りを待っている。

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この時の涼太は照れ臭さからか、わざと改札には背を向けて立っています。

そこにあかりが改札から出て来て一瞬、‘雨で困ったな。どうやって帰ろう?’といった表情を……が直ぐに涼太の姿に気付き、ニコリ。
走り寄って涼太の背中をドンと押して「ンフッ、何してんの?」

しかし涼太は笑うでもなく無言、仏頂面でさっさと歩き出します。
あかりも黙ってついて行く。
会話は一切なし。

逆にそこに……お互いの思いが集約されていて、素晴らしいシーンになっています。
恋に不器用なふたりの……精一杯のラブシーン。




5.家族の話

部屋でお菓子をつまみながらお互いの家族の話に。
涼太の温かい家族の話を聞いたあかり。
「君のウチは?」
「……わたし?……わたしは……」
母親しか知らないあかりは話すことを躊躇います。
「どうしたの?」
「……いや、わたしね、お父さんの記憶がほとんどないんだよね」

父親がいない寂しさをポツポツと話し始めるあかり。

「あ!ゴメンね……こんな話しちゃって」

明るく元気でちょっとガサツな面もあるあかりの別の顔が垣間見えるシーン。




6.コタツで寝ながら……

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コタツで互い違いに寝ているあかりと涼太。

ここであかりが涼太に対する切ない思いを吐露します。

「……涼太は……将来……ビッグな監督になって……綺麗な女優さんと結婚して……可愛い子供も生まれるんだろうなぁって思った……でもさ、そん時の涼太には、わたしは……過去の人になっちゃってるんだよね……なんか、未来から来たのに……なんか変だよね」

違う時代に生きるふたり、どんなに好きになっても決して結ばれることのないふたり……その哀しさ、虚しさを語るあかりの心情が切な過ぎます。




7.並木道での撮影

どうしてもあかりの姿をフィルムに刻み込んでおきたい涼太は、ラストシーンを変更してあかりをカメラの前に立たせます。

「用意!スタート!」
悲痛な表情でカメラを覗く涼太。
白いコートを着て歩くあかりの後ろ姿がだんだん小さくなっていく……。
あかりと涼太の別れを象徴するかなような哀しいシーン。

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8.蕾の桜の木の下で

「ここの桜、36年後でも咲いてるかな?」
「うん、咲いてるよ……ここだけはずっと、満開」
「あかりの時代が来た時さ」
「うん」
「こうやって、並んで桜、見れたらいいな」
「……そうだね」

あかりが2010年に戻ってしまっても、その時代でまたあかりに会いたい……涼太の気持ちが胸に響く。
が……この涼太の願いは……。




9.別々の場所で……

父親が倒れたとの知らせを聞き、憔悴する涼太。
あかりは温かい言葉をかけますが、涼太は大切なシナリオを投げ捨て「未来人にわかるかよ」と逃げるようにして部屋を出て行ってしまいます。

ひとり、部屋に取り残されたあかり。
部室で呆然とする涼太。

初めてお互いの気持ちが食い違う。

そして……あかりは深町を待つために涼太の部屋を後にします。
名残惜しそうに部屋を見回し、静かに出ていくあかり。

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その頃、涼太は8ミリの編集を……フィルムの中の笑顔のあかりをジッと見つめて……。




10.初めて会った大学の実験室

(ここが一番泣けてしまう)

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秋田に帰省する前に涼太はあかりにフィルムを預け、
「すぐ戻ってくるから……この映画だけは完成させる。帰ってきたらさ……映画、一緒に観よう……誕生日プレゼント」

実験室にひとり残されたあかり。

「帰ってきたら……もうわたしはいないんだ……」

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あかりの眼からは大粒の涙が……この時の仲さんの演技は圧巻の一言です。


そしてあかりは実験室を飛び出し……廊下で涼太の背中に抱き着き、泣きじゃくりながら「……ありがとう」

わたしはもう未来に帰らなくてはならない、二度と涼太に会うことは出来なくなる……あかりの涼太に対する沢山の思いが凝縮された「ありがとう」




11.バスターミナル

死ぬ運命にある涼太を止めるため、あかりは必死にバスを追いかけます。
しかし深町が「歴史を変えてはならない」と強引に阻止。

あかりは「ならわたしはここに残る!未来になんか帰らない!」
タイムリープの薬を破壊し、バスを追います……「涼太!涼太!」

が、再び深町に阻止され……「離して!時間を止めて!!涼太!涼太!!」
バスは遠く遠くなって行き……涼太を助けることが叶わなかったあかりは泣き崩れ……「ごめんね……涼太、ごめん……」

この時の仲さんの演技にはただただ圧倒されます。




12.『光の惑星』

1974年の記憶を消され、2010年に戻ったあかりの制服のポケットに入っていた謎の8ミリ。(深町の優しさが残してくれた1974年の唯一の思い出)

ワケのわからないまま、あかりはこの8ミリを観ます。

スクリーンには数々の……あかりにとっては‘懐かしいはず’の‘愛おしいはず’の映像が流れて……。

その映画のラストシーンは、白いコートを着た女の子が並木道を歩き去って行く……寂しげな後ろ姿……。

‘監督・溝呂木涼太’の字幕。

映画が終わり……あかりの眼からは次々に涙が溢れてきて。

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親友は不思議に思い「なんで泣いてんの?」
「なんでだろ……わかんない」

フィルムケースの中に一枚の紙が入っていたのに気付いた本宮。
「これが入ってた」

あかりはその紙をそっと開くと……‘未来の桜を見る君へ’




13.桜の並木道

涼太との思い出が詰まった並木道。
記憶はなくても導かれるようにその場所に立つあかり。
そして笑顔を浮かべて歩き出し……。


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ここで、いきものがかりの『ノスタルジア』が流れてのエンディングとなります。

この曲と共に、キャスト、スタッフのエンドロールが続くので……その間に涙を何とかしようと試みるものの……困ったことに(?)『ノスタルジア』がこれまた泣ける曲なもんだからなかなか涙が止まらず……そのうちに客電が灯いてしまい、いつも大慌て的パターン焏


それにしても……改めて思った。
冒頭からラストまで泣きまくりやん……自分は……と汗