『時をかける少女』のスピンオフ作品である『光の惑星』。
『時かけ』を観た方には、こちらの作品にも是非、触れて頂きたいです。
仲里依紗…否、2010年の芳山あかりが静かにシナリオを読み進めるなか、ストーリーは進行していきます。
人類の滅亡を描いた1974年製作の壮大なSF超大作!?
8ミリの粗い映像、微妙な感じのアフレコなど、当時の自主映画の雰囲気を見事に再現しています。
(ちょうどこの時代は、自主映画の奇才達が続々と頭角を現してきた頃でもありますね)
このシナリオの作者は、監督でもある溝呂木涼太。(遺作ということになってしまうのか)
撮影監督はゴテツこと長谷川政道。
そして、あかりはスタッフとしても参加していることになる。(本編では屋上でのロケ現場で、レフ板を担当していた)
主演は門井徹、市瀬ナツコ。
(う~む…どうも虚構と現実の区別がつかなくなってしまっているようだ)
並木道を歩く、白のコートのあかりの後ろ姿。
それが徐々に…徐々に遠ざかり……。
涼太のあかりに対する想いが凝縮された切なすぎるシーン。
これだけでも泣けてしまいます。
この作品、『時かけ』がDVD&ブルーレイ化される時に特典映像として収録の可能性大でしょう!?
勿論、予告編、特報、メイキング等と共に!