Professor Soul/Charles Kynard | BLACK CHERRY

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JAZZ, BRAZIL, SOUL MUSIC

 一時、浴びるほど聴きまくっていたのがこの辺のコテコテのOrgan Jazzモノ。特に本盤はジャケットも含めてお気に入りで、まあよくも飽きもせず聴いていたものだ。もう、これでもかと溢れ出すSoulを隠そうともせず、コテコテもコテコテ、くどいほど弾き倒すStrong Style西海岸が頬る魂のHammond ProfessorCharles Kynard師匠の登場である。まあ、気持ち良いほどの弾き倒しっぷりでお腹一杯って感じではあるのだが、ついつい手が出てしまう飲んだ後の濃厚なラーメンみたいなもので、これがクセになるのである。このニカッと笑ったジャケットもHappyな感じで、今でも結構聴くことが多い盤ではある。本盤はしかもPrestigeからのリリースということで、まあこの時点で好きモノにはたまらないわけですな。ギターにTexasの名手Cal Green、ドラムスのJohnny Kirkwoodを迎えたTrioというSimpleな編成で、Kynard師匠がぶっぱなしますで、止まりまへんがなのコテコテOrgan Jazzである。Simpleであるがゆえに師匠の暴走ぶりがたまらなく魅力的なのである。Deepで魂が震えるこの手のOrganは練習してもそうは弾けないのである。自分は最初に聴いた師匠のアルバムがコレだったので衝撃を受けまくってアルバムを買い集めたものである。所謂オサレなJazz Organとは違った黒光りしてギトギトするような音を当時の自分は求めていたのだろう。ClubなどでかかるOrgan Jazzでも、どちらかといえばコテコテの濃厚な音を大音量で聴きたかったのである。師匠のFunkyにこねくり回すような指さばき、これにメチャクチャ憧れたものだった。今では今では殆どピアノしか弾かなくなってしまったけれど、あの当時はOrganばかり弾いていたものである。そんなことを思い出しながらStay Homeの夜にじっくり聴くコテコテのOrgan Jazzも中々乙なものである。

 

 『Professor Soul』はCharles KynardPrestigeから68年にリリースしたアルバム。

アルバム1発目は師匠自作のタイトル曲“Professor Soul”。もう只管Aggressiveに弾きまくるProfessorの魂が熱すぎる。Deepっすなあ。

Duke Pearsonの名曲“Cristo Redentor”はBossa調のBeatにのってCharles師匠がCal Greenのギター・ソロも軽やかにキメると師匠のソロもも軽快に始まったつもりが、次第に溢れ出るSoulを抑えきれないコテコテぶりを発揮。思わず、ここら辺にしとらんかいと」声がかかったかどうかはわからないが、何とか最後は爽やかにまとめているのが何とも微笑ましいところ。

Cecil B. DeMille監督の49年公開の映画『Samson and Delilah』のために書かれたVictor Youngの“Song Of Delilah”。ここでのGreenはBluesyなソロをサラッとキメてカッコイイっす。で師匠はと言えば、もう水を得た魚とばかりにFunkyに弾き倒しっす。ここまでいけばもう絶句というか、大したものである。

Gospel Ballad風に始まる“Sister Lovie”も蓋を開けてみればご機嫌な指パッチンンのSwinger。これまた師匠の独壇場。もはや怖いものなし状態で行くところまで行く、コテコテ爆走状態っす。

Jimmy Webb作の“By The Time I Get To Phoenix”。これまたLatin調のBeatにのってノリノリっす。

最後をシメるのはKynard自作の“J.C.”。あんだけコテコテ弾き倒しで最後はなぜか宴の後みたいな感じで始まるのが粋ですな。GreenのSoulfulなソロも沁みるっす。After Jam感が最高な終わり方である。

(Hit-C Fiore)