緋牡丹博徒 花札勝負(1969) 監督:加藤泰
美しすぎっす、姐さん。日本一好きな女優さんが藤純子さんっす。藤さんと健さん、絵になりますなぁ。
この当時の東映任侠映画にみられる日本映画の叙情的な映像美、気高い精神性とストイックな美意識は本当に素晴らしい。
藤さん扮する緋牡丹のお竜の男前な筋の通し方に、惚れっぱなし。
カメラ・アングルや小道具の隅々まで、日本人ならではの繊細なこだわりが感じられる。芸術性の高い映像と日本人の美学を追求しながら、大衆に支持される娯楽性を持ちえたところは、流石としか言いようがない。
藤さんの凛としたお姿、熊本弁もタマラナイものがありやす。
(Hit-C Fiore)