バレーボールが面白い! | BLACK CHERRY

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 これは快挙と言ってもいいのではないか?日本男子バレーが、バレーボールのワールドグランドチャンピオンズカップ男子大会(2009 FIVB Men's World Grand Champions Cup )通称グラチャンで、見事銅メダルを獲得である。惜しくもブラジルキューバには負けたものの、ヨーロッパ・チャンピオンのポーランドを破り、主要国際大会では32年ぶりのメダル獲得である。ブラジル(あのジバが健在)の多面的な攻撃と確かなレシーブとブロック、キューバの高さとスピードには歯が立たなかったのは事実であり課題も残る。が、選手個人のレベル・アップチームワークの良さは確実に感じられた。中でも、個人賞を獲得した若きエース2人。ベスト・スコアラーのゴリこと清水選手とスパイク決定率が最も高いベスト・スパイカー賞の福澤選手には、期待が持てる。センター線の攻撃に多彩さが加わりブラジルに崩されたレセプション(サーブレシーブ)の乱れを修正すれば、さらに上を狙えるだろう。個人的には、富松松本のセンターからのさらなる攻撃のバリエーションが増えると面白いと思う。ピンチサーバーの古田も良かったし、器用な米山も良い。




 個人的に、ここ数年のバレーボール熱は高まるばかり。元々球技と格闘技は大好きなのだが、スピードパワーが年々上がってるバレーボールを観戦(と言ってもTVでだが)する際には、かなりの気合が入る。勿論サッカーも野球もバレーも自分でプレイするのが好きなんだけど、見ていて面白いのは現在はバレーボールが一番かも。もっと盛り上がってもいいスポーツなのだ、特に男子バレーは。今時珍しい、全員黒髪短髪、しかもマッチョ体型という昭和な出で立ちも素晴らしい。精神的支柱だった偉大な荻野センパイがいなくなったのは残念だが、ハート型の髪型で後輩を見守っているはずだ。新キャプテン宇佐見の下で頑張ってほしいものだ。これまでコテンパンにやられてきた男子バレーボールだが、今回は少し溜飲が下がった。若手が伸びている植田ジャパン、さらに期待したい。


(Hit-C Fiore)