Freddie Kingは勿論King/Federal時代が最高なんだけど、King Curtis
やDonny Hathawayと組んだCotillion/Atlantic時代や、Leon Russellの
Shelter時代、RSO時代も、コアなBluesという観点を離れて聴いてみれば、
見逃すには実に勿体ない作品を残しているのだ。
何の先入観もなしに聞いてみると結構オツなモノである。
特に最近、気に入っているのはShelter時代のブツ。
中でも前作よりFunk色が強まったShelterからの二作目が気分である。
それにしても活動時期が短いのが本当に惜しまれるBlues Manである。
特に最近はギターもさることながら、Shelter時代を聴いていると、この人
の味のあるVocalや懐の深さなども再認識しており、尚更76年の突然の
他界が残念でならない。
『Texas Cannonball』は72年に発表されたShelter移籍第二作。
アルバム前半は、ベースとドラムがCarl Radle、Jim Gordonといった
Shelter組。
後半はベースにDonald“Duck”Dunn、ドラムにAl Jacksonといった黄金
のStaxコンビである。
これにLeon Russellのピアノと名手Don Prestonがギターが絡んでいく。
Freddieのギターの豪快さんぶりとDeepな南部ノリの音の組み合わせは
ノビノビとしたFreddieのキャラクターが引き立ち、結構良いのである。
Lowell Fulsonの“Reconsider Baby”のテキサスの大地にドッシリと腰を
落ち着けたような歌いっぷり、勿論Bluesyなギターもシビレる。
“Big Legged Woman”もFunkyなリズム隊をバックにFreddieがなんとも
気持ち良さそうにギターを弾き、歌っていくのが颯爽としていてカッコイイ。
“Me And My Guitar”はRussellとBlackwell作のFunkyでロッキンなノリ
のよいナンバーでFreddieのギターとVocalの盛り上げっぷりが良い。
“I'd Rather Be Blind”もSwamp臭がたまらない曲。
こういうFuynkyなイナタいロックでFreddieの魅力が生かされていて、コア
なBluesファンから異論はあるかもしれないが、この路線でのFreddieを、
もっと聴きたかったと思っている。
個人的には、かなり気に入っているナンバー。
こりゃあ、Claptonをはじめとした当時のBritishの白人ギタリストは心を
鷲づかみされるだろう。
後半はStax組のDeepな南部のFunkノリをバックにしたFreddieが圧巻。
“You Was Wrong”、このユルーイFunkyなナンバーも最高ですわ。
“How Many More Years”、“The Sky Is Crying”で心地よいバックに
身をゆだねてリラックスしたFreddieのLaid Backぶりが実に良い。
Hit-C Fiore