今年もいよいよ終わりに近づいてきたところで、自分なりに振り返ってみる。
まずは個人的に今年一年で印象深かった事など、 音楽編。
①Egberto Gismonti来日
②Marisa Monte来日
③Robert Wyatt、Kevin Ayersが素晴らしい新作を発表。
④イタリアン・ジャズ人気が日本でも定着して重要ミュージシャンの来日が
相次ぐ。
⑤Max Roach、Oscar Peterson等、ジャズ・ジャイアンツの逝去。
他にも沢山の出来事があったが、今ざっと思いついたのは、こんな感じ。
今年、他に感じたコトなど。
ライブの楽しさ、面白さが以前にも増して見直されていくような気がする。
そして個人的には、ギミックにたよらない、音楽本来の持つ魅力が観客に
伝わってくるライブに心惹かれる。
今年のGisomontiも、これまで来日したHermeto PascoalもPhilip Catherine
も、バンド・フォーマットでなくても十二分に素晴らしいステージで観客を魅了
する。
これは彼らの創りだした音楽が、最小限の演奏スタイルでも魅力を失わない
事、いや最小限だからこそ、その楽曲の持つメロディーやリズム、ハーモニー
の魅力が浮き上がってVividに伝わってくる。
つまり楽曲が極めて高い完成度を持っている事の証明である。
と同時に彼らの演奏能力の高さ、表現力の素晴らしさの証明でもある。
今年も多くの才能あるミュージシャンの訃報が相次いだ。
個人的には大好きなピアニスト Jack Wilson
日本一Creativeなドラマー富樫雅彦さんの訃報もあり、今年は特別に
感慨深い年となった。
ヨーロッパのJazzは相変わらず一部で熱狂的な人気を保ち続けている。
そして中古盤で高価な値段がつけられていた名盤の信じられないリイシューが
相次いだ事も、それに拍車をかけた。
昨年のBasso-Valdambriniに続いて、今年一番聴いていたのは昨年リイシュー
されたEero Koivistoinenの『Odysseus』と『For Children』
そしてRonnie Rossの『Cleopatra's Needle』。
(これはジャケットも最高なのでLP盤をゲット。)
Black Cherryはライブでは、レコーディングとは、まったく違うフォーマットで
ドラムレスというスタイルが定着。
今年はゲストも迎えてトリオでライブを行なったけれど一つのスタイルに拘らず
に自由な発想でライブを続けていきたいと思う。
(番外編) イトコがいつの間にかCDデビューしていた!
Hit-C Fiore