あの麗しき大女優Grace Kellyの前で演奏したモッズ・バンドが
Ron Woodの実兄Arthur Woodによって結成されたThe Artwoods。
なんと言ってもJImmy Smithに影響を受けて独自のハモンド・サウンド
を研究し、後にDeep Purpleに参加するJohn Lord先生が弾くクール
に炸裂するオルガンが最高。
そして、ドラムはなんと『Brickyard Blues』の著者のKeef Hartley。
(Keef Hartley Band最高!、Miller Anderson最高!)
R&Bを軸にLord先生お得意のジャズやクラシックの要素を取り入れた
グルーヴィーなサウンドを聴いているとモッズが集まった当時のヒップな
クラブの様子が目に浮かんでくる。
ニュー・オリンズものからBooker.T&The MG'Sあたりまで幅広くカヴァ
ーするセンスも良い。
ただし、Deccaでのアルバム1枚とシングル5枚、Parlophoneに移籍して
シングルを発表しただけで解散したのは、あまりにも惜しい。
引退後Woodは現在ではグラフィック・デザイナーとして活躍してるという。
ま、Lord先生とHartleyも、その後大活躍して良かったんだろうが。
HIt-C Fiore