次の日、
会社付近を探索し、いくつか飲み屋をピックアップし
ネットちょこちょこ調べて店を決めた。
最初だし、オシャレなとこは余計緊張しそうだから
まずは落ち着いて話せそうなところをチョイス。
お店に電話し予約を取る。
そして、咲子さんにTEL。
またいつもの聞きなれた音楽が流れる。
出ない。
留守電に。焦って電話を切る。
大して何も考えず電話したから
留守電は厳しいなと。
しばらくたって、もう一回電話。
出るかなと思ったけど、留守電に・・・
焦って切りそうになるのこらえて用件を話し始めるが、
途中から完全にしどろもどろ状態。
普段ならそんなんすぐフォローすれば良いだけだけど、
相手のいない留守電では言い訳がましくなりそうだし
とか考えてたら余計に焦り、頭の中真っ白。
何を話したのかさえ分からず、すげーなげやりな
感じで話してしまったっぽい。
携帯をテーブルに置き、一人頭を抱える。
あーやってもうた。後悔。
なんて駄目な男なんだ俺。情けなくなる。
10分ぐらいひとしきり落ち込んだところで、
もう悩むのも飽きたなと。
これはこれで話しのネタにもなるということで
次電話したときに
この前ゴメンネ、テンパって訳わからない
感じで留守電入れちゃって
とか言えばいいか、なんて頭を切り替えたりしながら
そろそろ寝ようかといところで電話が鳴る。
画面を見ると咲子さんの文字。
嬉しいやら恥ずかしいやら照れくさいやら思いながら
眠い頭から少しテンションをあげ電話に出る。
ちょっと控えめでいてでも素直な感じの声。可愛いな。
留守電聞いてくれたみたいで、19時に待ち合わせですねと
確認するために電話してくれた。
ちょっとでもわからなそうだったら、
さっき留守電いれたときの俺の状況を話そうと思ってたけど
ちゃんと留守電を聞き取れてくれたみたいだから
その場は会う時間と約束をして電話を切る。
良かった。安心してほっとする。
もし今日話せなかったらまた明日に留守電の事が
気になってしまうかもしれないので
今日中に話せて良かった。
向こうは俺の気持ちは伝わっていないとは思うけど、
俺の事を気にかけてくれて電話してくれたんだ。
とか、寝る前のこのタイミングで電話してくれるなんて
なんかそういう波長が会うのかも、とか、なんでも
良いふうに解釈して、心に小さな恋心を灯して眠りにつく。