今後は議論に必要な全ての情報は適切に示すことを固く約束する」との水野副社長名義の文書を静岡県に提出した。

CBCテレビ

JR東海は、愛知県春日井市で行っているリニア中央新幹線のトンネル工事で、想定と異なるもろい地質が確認され、工期を5年半延長すると発表しました。

この工区は2019年から掘削を始め、2024年9月で工事を終える予定でしたが、工期をおよそ5年半延ばし、2030年1月末に終える予定に変更しました。 リニアの工事をめぐっては静岡工区でいまだ着工できておらず、JR東海は品川・名古屋間の2027年の開業を断念。開業は、早くても2034年以降になる見込みです。

 

中京テレビ

静岡工区の着工の遅れから2034年以降とされるリニア中央新幹線の全体開業への影響はない

 

 

☆JR東海の発表と静岡県の出来事

リニアについて長年取材を続けているフリージャーナリストの樫田秀樹氏によると、静岡以外の工区でも工事の遅れは相次いでいる。JR東海の公表資料などから試算したところ、現時点で予定より2〜10年の遅れが生じている工区が、沿線の1都6県全てにあるという。樫田氏は未契約や未着工、沿線住民による差し止め訴訟、トラブルによる工事中断などを理由に挙げる。樫田氏は「静岡悪者論」に対し、「静岡の遅れはかわいいほうだ。それなのに、静岡がバッシングされるような雰囲気があることは非常に不可思議に感じる。静岡のせいにすることで事業者が責任を逃れ、地元へのプレッシャーをかけたい論理がはたらいていないか」と違和感を述べて、こう予測する。「27年になれば、他の工区も全然進んでいないことが分かるはず」          (東京新聞)

 

沿線各県での工事遅れが明らかになれば、著名人やメデイアが批判した川勝知事の言動が正しかったということが立証されるであろう・・・

 

静岡工区着手の目途たず27年開業を断念(3月29日)

 

川勝知事辞任の意向公表(4月3日)

 

27年開業に間に合わない山梨・長野工区を公表(4月4日)

 

静岡工区以外の遅れで事業計画が破綻したとの川勝知事会見に大村愛知県知事が「おまいう」だと批判した(4月10日)

 

静岡工区専門部会で残土置き場直下の断層が判明(9月6日)

 

愛知県春日井市のトンネル工事の工期延期を発表(9月9日)

 

大村知事への忖度で長野・山梨の工事遅れ公表時に愛知県の遅れについて正直に公表できなかったということだろうが、「今後は議論に必要な全ての情報は適切に示すことを固く約束する」との水野副社長名義の文書を静岡県に提出したことでJR東海も覚悟し、改心したということだろう・・・

 

CBCテレビ中京テレビは相変わらず、愛知県での工事における工期延期の報道に対して、直接関係ない静岡県で着工していないことを持ち出して愛知県の遅れ報道の衝撃を緩和しようと忖度していると映る。

 

脆い地質に遭遇したのであれば、地盤改良で容易に解決できるであろう・・・

公表されていない地下水の問題が大きく影響しているとみるのが妥当である。

 

在名古屋のマスコミが大村愛知県知事の存在に逆らってこの問題に真正面から真摯に取り組むことができるだろうか?