☆ウエザーニュース
【南海トラフ地震臨時情報発表】巨大地震注意 大規模地震の可能性が平常時より高まる (youtube.com)
【南海トラフ地震】巨大地震注意をどう捉え、どう過ごすべきか (youtube.com)
☆静岡新聞
「日ごろの備え再確認を」―。宮崎県の日向灘で発生したマグニチュード(M)7・1の地震を受け、初めて出された南海トラフ地震臨時情報の「巨大地震注意」。静岡県は配備体制を一段引き上げた「警戒体制」を取り、情報収集に追われた。巨大地震注意が発表されても、同程度以上の後発地震が発生する可能性は数百回に1回程度。鈴木康友知事は、県民に1週間程度、いつ地震が起きてもいいよう備えを求めるとともに、不確かな情報に惑わされることがないよう落ち着いた行動を呼びかけた。
☆アラカンおじさんのコメント
日向灘で南海トラフ巨大地震と同じメカニズムで地震が発生したことで、これが引き金になって巨大地震発生に繋がっていくのではないかとの不安が広がっている。
日向灘では過去何回も地震が発生していることから、この地域特有の地震だとも考えることができる。
いずれ、南海トラフ巨大地震は起きるのであろうが、今回の地震がその前兆だとする根拠は乏しい。
従って、2017年11月に運用が始まり、19年に「南海トラフ地震臨時情報」として基準が改定されたシステムの運用確認とするのが妥当であろう・・・
この情報発表により政府や自治体をはじめ民間企業や住民がどのような行動をとるのかとする実証実験である。
南海トラフの震源領域のうち、1944年に東南海地震が発生、その2年後の1946年に南海地震が発生した。
東海地震だけが1940年代に発生しなかったために、1970年代はじめから、遠州灘中部から駿河湾にかけて震源域とする巨大地震の発生が警戒されるようになった。
1976年に石橋克彦氏によって「駿河湾地震説」が提唱され、地震学者の多くが東海地震の発生の可能性を強く主張した。
1978年には大規模地震対策特別措置法が制定され、その中で静岡県下を中心とした地震防災対策強化地域が設定され、体積歪計やGPSなどの観測機器を集中して設置することで、世界でも例を見ない警戒宣言を軸とした短期直前予知を前提とした地震対策がとられることになった。
しかし、未だ東海地震(駿河トラフ域)は発生せず、対象とする震源域は熊野灘(東南海地震)、四国沖(南海地震)と広がり南海トラフ地震と呼ばれるようになった。
トラフとは海底の深い溝の事を言うが、谷筋が明確な東海地震震源域(駿河トラフ)と平坦部が広がる東南海地震震源域(熊野灘・南海トラフ)及び南海地震震源域(四国沖・南海トラフ)とは大きく海底の地形が異なっている。
最近では東北や能登半島など南海トラフ震源域以外で巨大地震が発生していることからメデイアや地震学者などからは様々な意見が聞こえてくる。
そんな中で日向灘沖で地震が発生したことから、南海トラフ地震が注目されている。
今回の地震で「モーメントマグニチュード」という言葉を初めて聞いた。
マグネチュードで地震の大きさをあらわすのが一般的であったがその数値は若干違うということである。
気象庁は今後の事もあり明確に説明すべきだと思う・・・
☆南海トラフ地震と東海地震(当ブログ記事)