JR東海の丹羽社長は25日の定例記者会見でリニア中央新幹線の県境付近の高速長尺先進ボーリングに伴う 3者合意 について「健全な水循環の回復措置をとるのは工事によって生活環境や自然環境に著しい影響があり、工事との因果関係が明白になった場合」との認識を示した。

 

 

静岡朝日テレビ

 

静岡新聞

 

アラカンおじさんのコメント

JR東海の丹羽社長、何か都合がよすぎませんか?

大井川から山梨側に流れ出るトンネル湧水を返さなくても良いと合意されたのは田代ダムの取水を中止している東京電力の工事中の場合だったはずである。

JR東海(国交省有識者会議)はトンネル湧水を全て大井川に戻せば中下流域の水は減少しないと説明してきた。

 

水循環基本法を持ち出し、「流出量を回復するのではなく環境影響が生じた場合に回復措置を図る」と先祖返りしてしまった。

健全な水循環の回復措置をとるのは「工事によって生活環境や自然環境に著しい影響があり、工事との因果関係が明白になった場合」との認識により、因果関係を明確にする責任が静岡県に求められることになる。

 

総理大臣の指導か?、知事が代わった影響か知らないがJR東海はこれまでの議論を振り出しに戻すかの如く、先祖返りしてしまった。

鈴木知事も舐められたもんだ・・・

 

さて、静岡県内をボーリングする場合、利水関係協議会の合意が必要とされている。

こんな状況で利水関係協議会(静岡県)が合意するとしたら大井川の水と環境保全を放棄したに等しい。

鈴木知事、なぜ黙っているのか・・・

川勝前知事だったら当然抗議したであろう・・・

 

 

☆大井川利水関係協議会

(名称及び目的) 

第1条 中央新幹線建設における大井川水系の水資源の確保及び水質の保全等につ いて、流域の関係者が一体となって対応するため、大井川利水関係協議会 (以下「協議会」という。)を設置する。 

(処理事項)

 第2条 協議会は、前条の目的を達成するため、次の事項を処理するものとする。

 (1) 大井川水系の表流水、伏流水(地下水)の確保に関すること。

 (2) 大井川水系の水質の保全に関すること。

 (3) その他、上記の目的を達成するために必要な事項に関すること。

会の規約・運営要領 (pref.shizuoka.jp)

 

令和4年

 

令和5年