静岡県知事選の期日前投票してきました。
選んだ最大の理由は95万票という川勝知事の得票を誰が継承するのかという点です。
選挙は棄権することなく毎回投票してきたので、幻の候補者川勝平太と無効票を投じることも考えていました。
その後の経緯によって立候補している候補者から自分にとっての適任者を選んで投票しましたよ・・・
期日前投票には理由を書いた宣誓書の提出が求められます。
その他の用務に従事の項目に印を付けましたが、このような宣誓書の提出は今の時代に合っていないと感じます。
さて、今回の県知事選にあたり、我が家には 選挙公報 及び 証紙ビラ、公選はがき が届きました。
テレビでも政見放送をしていますが、放送時間が広報されていないので見ていません。
☆静岡県知事選挙公報
☆証紙ビラ
証紙ビラの配布ができるのは、街頭演説の場所・個人演説会場・選挙事務所・新聞折込に限られています
☆公選はがき
公選はがきとは、候補者や政党などが選挙期間中に有権者に向けて配布することができる文書の一つで、配付できる枚数や差し出し方法等は公職選挙法で定められています。「選挙葉書」「法定葉書」とも呼ばれますが、正式には「選挙運動用通常葉書」という名称です。
県知事選告示後気になったニュースが飛び込んできました。
大村候補の応援演説(本人は同席せず)で上川外務大臣は「女性が生まずして何が女性か」と不適切な発言をして全国ニュースでも取り上げられました。
上川外務大臣は発言を取り消したものの謝罪していません。
県知事辞任に追い込まれた川勝前知事と同じパターンです。
大村候補に迷惑をかけたと公の席で謝罪すべきでした。
リニア中央新幹線のトンネル工事が実施されている岐阜県瑞浪市で水位が低下していることが分かり、JR東海はトンネルの掘削工事を中断して先端から水平ボーリング調査を実施して詳しい地質調査することを明らかにした。
瑞浪での地下水位低下は県知事選にも影響が出ている。
①1年以内に結果を出すとしていた大村候補はJRの対応を問題視し、一旦ストップしJRにしっかりした対応を求めると軌道修正した。
②リニアのメリットを挙げて推進を訴えてきた鈴木候補は川勝知事の対応を評価し、前職の意思を受け継いでいくことを明確にした。
③水や生態系保全の観点からリニア建設の中止を主張してきた森候補は改めて工事の困難さが露呈したと論調を強めている。
リニア推進のためには県専門部会の解散を提言し、大村候補支持を明言する染谷島田市長
☆選挙応援(演説)
首長(市長・町長)は特別地方公務員である。
基本的に公務員は地位を利用した選挙運動が禁止されていることから市役所等の開庁時間帯での選挙応援には慎重でなければならない。
同様に、県東部地域では告示前に議員や首長などの支援者による街頭演説をよく見かける。
事前運動に該当しないのかと心配になってくる。
その候補者が選挙などを管轄する総務省の元官僚ということでこれまた吃驚である。
読売新聞の記事によれば、自民党色を隠して選挙を戦うとし、ステルス戦術をとるので自民党本部からの選挙応援は(地元の上川議員を除き)タブーだとしている。
そもそも、川勝知事不信任決議を度々試みた県議会自民改革会議が自民党公認の候補者を擁立できなかったことはお粗末の限りである。
自民党本部の推薦を取り付けたものの選挙応援を拒む自民党県連幹部は何を考えているのか全く分からない。
5月20日付けの静岡新聞に選挙情勢の記事が載っていた。
それによると、鈴木康友氏を大村慎一氏が激しく追い上げ、森大介氏は2氏に差を開かれている。他の3氏の支持は広がっていない。・・・というものであった。
☆川勝県政の評価では
大いに評価する :19.0%
ある程度評価する:46.6% (66.6%が肯定的)
あまり評価しない:19.1%
全く評価しない :14.2% (33.3%が否定的)
自民党の支持層の53.8%が評価するとしている
☆自民党裏金問題を考慮するかの評価では
考慮する :60.6%
考慮しない:39.4%
☆考慮するとした人の割合
自民党支持者 :41.9%
公明党支持者 :41.2%
立憲民主党支持者 :80.1%
日本維新の会支持者:74.6%
共産党支持者 :78.4%
国民民主党支持者 :71.0%
無党派層 :60.7%
☆川勝知事と県議会自民改革会議の対立
自民党本部の調査では
知事が悪い:40%
議会が悪い:40%
川勝知事は辞任したことから今変わらなければならないのは県議会派・自民改革会議のようだ・・・
オール静岡を掲げる大村候補の認識も県民の意識からは大分離れたところにある。
95万の川勝票はどこへ行く