リニア中央新幹線についてメデイアに登場する言葉にリニア推進派、リニア反対派の綴りで区別されることが多い。

そもそも、対語としても可笑しい。

推進派の対語は抑制派であり、賛成派の対語が反対派であ

る。

従って、拙速な推進に反対 ということであり、リニア中央新幹線事業に反対 だには直接結びつかない。

 

推進派:JR東海の主張をそのまま受け止める人

抑制派:JR東海の説明に不安・疑問を持っている人

 

従って、リニア事業を推進するためには「不安を抱えている人たちの不安解消」が正しい方策となる。

 

マスコミに携わる人たちの認識の低さが窺える。

 

このことは、リニア中央新幹線事業認可に当たり太田国交大臣がJR東海への意見として「地元の理解と協力が不可欠だ」としていることである。

 

JR東海がこのことに気づき、丁寧な説明に終始 していけば問題解決に進むのだがこれに横槍を入れて妨げている のが一部のメデイアである。

 

本来の推進派の役割

JR東海の説明に不安や疑問を持っている人たちのへ解決策をJR東海と共に模索するのが本来の推進派たる役割である。

不安・疑問を持っている人たちを 罵倒 することではない。

JR東海が陰でやらせていると勘繰られるJR東海にとっても迷惑な話である。

 

①リニア新幹線事業に賛成か?それとも反対か?

②リニア新幹線工事を推進するか?抑制するか?

 

①は既に決着がついており、②の抑制しながらリニア工事を推進していく というのが正しい表現となる。

このようなことを川勝知事は言っていなかった・・・?

 

県知事選

県知事選に立候補するであろう、大村慎一氏、鈴木康友氏はともに、オール静岡 及び リニア推進 を掲げている。

しかし、オール静岡という言葉とリニア推進という言葉には関連性がある。

 

大村氏が言うところの「何が何でもリニアは成し遂げる」ともとれる発言は踏み込み過ぎている。

 

静岡県民の大多数はリニア新幹線に慎重な人たち である。

そのことは、前回の知事選で 圧倒的大差で川勝知事が当選したという事実 が物語っている。

従って、リニアに慎重だという多数の県民の考えを無視して、JR東海の主張を鵜呑みに着工許可に向かって突進するごとき様は オール静岡 とは言えない。

大村候補の伝えるオール静岡とは眉唾物だ とも受け取れる。

恐らく、彼の本意ではないだろうから言葉には気を付けた方がいいと思う。

 

その点からいえば、鈴木候補の言うところのリニア推進の方が有権者には解りやすい。