国交省モニタリング会議矢野座長のインタビュー記事が静岡新聞に掲載された。

 

静岡新聞(3月7日)

 

アラカンおじさんのコメント

静岡県知事選 立候補予定者の公開討論会 (youtube.com)

 

2年前の県知事選における公開討論会を伝える記事がある。

そこには「ルート変更や工事中止もある」とする自民党公認の前国交副大臣・岩井茂樹氏のリニアに関する発言が記録されている。

過半数を超える首長たちは岩井候補を応援していた。

75%の県民はリニアのメリットはないと答えている。

現在、リニア問題を伝える多くのマスコミの認識とは異なるものがある。

 

インタビューでモニタリング会議の矢野座長は「まだ全部解決していないし、当事者間で認識の差の解消が先決だ、常識的に考えて事業が進まない」としている。

想定内の範囲を広げることで想定外の出来事に対処が集中できる。平素から想定内の努力を増やすことが事業者の一番大事な姿勢だ」と飛騨トンネルの工事に携わった経験から出る言葉は重い。

 

JR東海の丹羽社長は染谷島田市長など首長との会談の前に、川勝知事(静岡県)との会談をするべきであった。

 

事業者(JR東海)が事業を行う場合、許可権者(静岡県)の意向に沿った対応が欠かせない。

従って、JR東海と静岡県との認識が違うが、どちらが悪いのかとするメデイアが伝える論調は間違っていることになる。

静岡県が要求すレベルにJR東海は至っていない」とするのが正しい認識となる。

 

多くのマスコミは伝えないが、7つの市民団体が「県とJRが科学的工学的に積み上げてきた対話に反し、地元住民の利益を損なう行為」として早期のボーリングを求める島田市長などの流域首長の発言に抗議した。