静岡県は20日、リニア中央新幹線南アルプストンネル工事への対応を紹介するホームページのコーナーに「高速長尺先進ボーリング」「田代ダム取水抑制案」の項目を追加した。

 

静岡新聞1月21日朝刊

 

 

 

アラカンおじさんのコメント

県の担当者は「県の対応を誤解している人もいるので、考えをしっかりと理解してもらえば」と話した… とされる。

雑誌などに寄稿して静岡県(知事)悪玉論を全国に拡散させることで生涯の糧としている人たちがいる・・・

従って、静岡県内のマスコミがリニア問題をどのように捉えているのかということに行きつく・・・

静岡県(知事)を悪く言えば世間の注目が集まる・・・

さすれば、リニア問題は解決されない方がメデイアにとってはメリットとなる・・・

こんな穿った考えをすれば静岡県(知事)はもとよりJR東海にとっても迷惑な話となる。

従って、首長を含め大井川流域の人たちはメディアの伝えることと、静岡県の言うことのどちらが正しいのかと混乱する。

デジタル社会に育った者にとってはこの選択は難しい。

しかし、物事には表と裏あり、絶対的な正義は存在しないことに気づけばそれほど難しい問題ではないとなる。

そして、行きつく先は

静岡県民は南アルプスの自然や環境が悪化しても、日本経済発展のために犠牲となるべきなのか・・・?という究極の選択となる。

そうではないだろう・・・と妥協点を探っているのが現在の静岡県の立ち位置である。

従て、立場が違う静岡県、JR東海双方への苦言の基を絶つことは不可能なこととなる。

 

様々な苦言に耐えながら、合意点を探り続けるJR東海を含めた県の専門家会議の委員たちに敬意を示そう・・・

そして、JR東海はもとより静岡県も会議で出た結論を尊重しなければならない・・・

 

そのポイントとなるのが「高速長尺先進ボーリング」と「田代ダム取水抑制案」である。

 

その判断はマスコミ報道からではなく、直接公開されている動画を視聴することに尽きる。

 

1月24日の知事記者会見で、共同通信の記者が相変わらず田代ダム取水抑制案について川勝知事と担当者の認識の違いを炙り出そうと企てていた。

水利権の問題に抵触しないとする国交省(鉄道局)の出した理由(条件)は田代ダム取水抑制案にはJR東海には主体的権利がないことであった。

メディアがこのことを理解できていればこのような質問には繋がらない。

田代ダム取水抑制案は水利権問題に抵触しないような微妙な言い回しであることが理解できていないようだ。

今回追加されたQ&Aが必要なのはメデイア関係者かもしれない。