平成31年(令和1年)の正月、袋井市にある六番札所・岩松寺(がんしょうじ)から、遠江33観音霊場巡りの旅は始まり、令和4年3月、掛川市にある三十三番札所・岩井寺(がんしょうじ)をもって、その旅は終わった。
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三十三観音に興味を持った切っ掛けは菩提寺である龍巣院(りゅうそういん)の山内を巡るように33体の観音像が長岡山観世音霊場として祀られているいることに由来します。
毎年、秋分の日には各地区で管理している観音様(堂)に集まり、お祀りが続いています。
また、龍巣院は遠州三十三観音霊場・第十三番札所として、十一面観世音菩薩が祀られていることから、遠州三十三観音札所巡りに挑戦しました。
更に、遠州三十三観音霊場は歴史がある遠江三十三観音霊場を兼ねているお寺があったことからその輪は広がっていきました。
そこで改めて気付いたことは 「地域の皆様に護られながら遠江33観音霊場は400年以上の歴史を刻んでいる」 ということでした。
遠江33観音霊場においては御朱印を自ら押すこともあります。
奉納経帳には右上に 奉拝、その下には 参拝日 が中央には 札所本尊 そして、左下に 寺院名 が印刷されています。
そしてここに3種類の御朱印を押すのが一般的です。
右上に 札所番号 を中央に 御宝印(三宝印) そして、左下に 寺院印 を押します。
自分で押印した1番札所の御朱印
一般的な寺院の御朱印
「奉拝」 謹んで拝しますという意味。
「山号印・札所番号印」 寺院の俗称、札所番号。札所でない場合は山号印が押される。
「三宝印・御宝印」 御本尊を示す印や梵字。
「参拝日」 参拝した年月日
「御本尊名・御堂名」 御本尊や御堂の名称。
「寺院名」 寺院の名称
「寺院印」 寺院の寺印
遠江33観音霊場に行くことは比較的簡単ですが、御朱印を押して戴くとなるとハードルは一気に上がります。
(現在、観音様を管理している)お寺や地域の人々の協力があってこそ実現します。
遠江33観音霊場巡りの旅によってたくさんのことを学びました。