テレビアニメ「どろろ」の挿入歌として注目された「赤い花白い花」

1960年代、作者の在籍する群馬大学の学生を中心に広がる

1970年、赤い鳥のレコード化により作者(中林ミエさん)が判明

1976年、NHKみんなのうた(ビッキーズ)で全国的に知られる

1977年、芹洋子さんのレコード化に伴い3番の歌詞を追加

1990年、ダカーポ(青春の贈りもの)がカバー

2003年、やまがたすみこさんがカバー

その後、多くの歌手がカバー曲として歌っている。

テレビアニメ「どろろ」の挿入歌として今注目されている。

 

山本潤子さん(元赤い鳥のメインボーカル)

 

NHKみんなのうたのビッキーズ、全国的に広がる切っ掛け

 

芹洋子さん、3番の歌詞が追加された

 

やまがたすみこさん、きれい(清楚)な歌声と評価

 

ダカーポ、歌いやすいと評判

 

群馬大学の遠藤三恵さんが作ったとされる「赤い花白い花」ですが

六日町ユースホステルで発行していた歌集「歌の旅」に赤い花白い花の歌詞が載っています。

竹田の子守唄や若者達にはギターコードが書いてあることから当時は赤い鳥のレコード化はあまり知られていなかったことが窺がえます。

そして、そこには3番の歌詞が書かれています。

 

 

黄色い花摘まずに 小鳥の為にとっておこう

黄色い花摘まずに 蝶々の為にとっておこう

黄色い花 その花は 皆なの心に

咲いてゆれるだろ お星さまのように

 

 

芹洋子さんのレコード化に伴て追加された3番の歌詩は1、2番の歌詞と作られた時期が異なるのでイメージも大きく違います。

黄色い花・・・は遠藤三恵(中林ミエ)さんが作ったものか、それとも若者の間に伝わっていった過程で追加された歌詞かは定かではありませんが、お日さま、お月さま、お星さまと作られた当時のイメージを引き継いでいるものと思います。

この曲のイメージ、少女のもつ清らかさ、あどけなささが表現できたらいいですね。

テレビでも多くの歌手が歌っていますが、上手過ぎては何となく違和感が付きまといます。

自分にとって「赤い花 白い花」はそんな曲です。