川勝知事の発言波紋、自民申し入れへ 他会派も苦言「言い過ぎだ」 学術会議任命拒否問題巡り

(2020/10/13 08:35)アットエス
日本学術会議を巡る自身の発言について取材に応じる川勝平太知事(左)
 
日本学術会議の新会員候補6人の任命拒否問題を巡り、川勝平太知事が7日の定例記者会見で「菅義偉首相の教養レベルが図らずも露見した」などと発言したことが、波紋を広げている。県には県民から批判の電話やメールが相次ぎ、県議会最大会派の自民改革会議は「学歴差別につながる発言」だとして、近く知事に申し入れをする方針を決定。他の会派も「言い過ぎだ」と苦言を呈した。
 

静岡新聞ニュース

https://www.at-s.com/news/article/politics/shizuoka/818823.html

 

 

 
当ブログのコメント
菅さんの教養レベルが露見した
 
先日の記者会見で国交省の有識者会議のメンバー選任とからめて、日本学術会議で6人の候補を任命拒否した菅総理の対応について記者の質問に答えたものであった。
 
精神文化一般に対して理解と知識を持ち人間的諸能力が全体的調和的に発達している状態を教養という。
人文科学・社会科学・自然科学を内包する一般教養とそれを基礎にしたそれぞれの専門領域における専門教養があるとされる。
 
知識と教養は違う。
具体的には知識は教養の土台になり、その上に立つ問題の解決能力を教養という。
自分の考えを主張するだけでなく相手の考えに耳を傾け、柔軟に考えを変えていける人を教養人という。
 
この定義に基づけば政府に批判的とされる6人の任命を拒み、世間を混乱させた菅総理は明らかに教養人とは言えない。
菅総理への学歴差別と結び付ける議員さんたちも同様である。
勿論、批判が多い川勝知事とて例外ではない。
国民(県民)の認識がどのレベルにあるかを知る必要がある。
 
学歴と教養とは別物であることを肝に銘じたい。