6月8日、リニア中央新幹線の地元説明会に行ってきました
地元説明会の参加はこれで3度目です。
5月23日時点でまとめた追加修正パンフレット
専門部会での提言で新たに作成されたパンフレット
今回は初めて県の担当者が出席したので質問項目を整理して質問してみました。
JR東海はもとより静岡県の担当者も素人の愚問にも丁寧に対応して頂きました。
☆筆者の質問とその回答
記憶での回答記述なので正確でない部分もありますが、その点はご容赦を、概ねこんな内容の回答でした。
☆JR東海への質問
3本のビデオ放映がありました。
その他、展示内容は前回とほとんど同じでしたが、自分が注目したコーナーは山梨工区の展示です。
こんなことから質問の大部分は山梨工区についてです。
JR東海から公開されている【前方探査(コア採取)結果】を基に質問しました。
①採取したコアは粘板岩と砂岩粘板岩互層であり、調査区間に脆い箇所が何カ所か存在したものの、明瞭に断層と判断できるコアは採取されませんでした。
質問 どのような状況(コア)が採取出来たら断層と判断できたのですか?
回答 コアの写真を見せて砕石のような層が採取できなかったと説明。断層に伴う破砕帯と言った方が正確な表現と言えるかもしれませんね・・・と筆者の見解に同意
②前方探査の結果を考慮し、今後高速長尺先進ボーリングを実施していきます。
質問 県内に向け今後どの程度の高速長尺先進ボーリングを計画しているのですか?
回答 大井川側から実施したボーリング調査の未実施区間の300mについて最低でも実施したい。
③ロータリー式ダブルコアチューブ前方探査(コア採取)は県境付近の断層②仮の地質状況を確認するとともに地下水流動の推定や湧水圧測定による透水係数の把握のため、実施を計画しました。
質問 湧水圧測定、透水係数の把握はどんな役に立つのですか?
回答 間接的ではあるがトンネル湧水が推定でき、薬液注入などの対策に役立つ
④地下水流動の推定
質問 コアボーリングでどのように地下水流動の推定をするのですか?
回答 水がどちらに流れているかというよりも、水が流れやすいかどうかの判断ができる。(透水係数と同じ)
⑤伝筑峠の湧水と先進坑掘削湧水
質問 専門部会で伝筑峠の湧水について調査するように委員から提言があったが先進坑の掘削で変化があったですか?
回答 先進坑の掘削でトンネル湧水は殆どでなかった。伝筑峠の湧水は定期的に確認しているが変化は見られなかった。
(筆者からの指摘)
土木工事の技術が低かった時代に東京電力は発電用の導水路を掘削した。早川よりも標高の高い部分を掘削したことから湧水が少ないのは当然、一方静岡県側は大井川の下部を掘削することから山梨側の掘削状況がそのまま当てはまるとするマスコミなどの解釈は間違っている(危険)とJRの担当者に持論を愚痴る。担当者も納得したようで反論は出なかった。
会場では専門部会などでおなじみの長永所長の顔も見かけました。
☆静岡県への質問
質問① モニタリング部会は中央新幹線保全連絡会議下に設けた方が継続性からも良いと思うが、三遠南信自動車道などを扱う環境影響評価会の部会とした理由は何故ですか?
回答 環境保全連絡会議は中央新幹線建設に伴う知事意見を纏めるために設置した会議であり、一方の環境影響評価審査会は県環境影響評価条例、自然環境保全条例にの規定に基づき設置される会議でその目的が異なっている。
今回、中央新幹線部会を設けるのは初めてであり三遠南信自動車道など他の工事についての部会は現在存在しない。
なお、専門部会は廃止するが、生物多様性部会、地質構造・水資源部会は今後もアドバイスを受けるため存続しておく。
質問② 「川勝知事は整理された一つ一つにいちゃもんを付けてスピード感がなかった。鈴木知事は科学的知見を重視して進めていた。今後は県民や流域市町の理解を得るためにJR側の説明が重要になるだろう」 県の関係者B(県幹部)
このような内容がニュースとして静岡朝日テレビで報道されたがこの発言が県政の不信につながると思うがどう思うか?
回答 この報道は知っている。新聞でも報道された。
この話題は担当部署で共有され、周辺にこのような人は見当たらないことから県としても困惑している。
鈴木知事に代わって方針が変わったことは無く、川勝知事の方針を継続している。これまで積み重ねであるがそのように見える人もいるのでしょう。
会議も継続させ、委員も代えなかった。あえて、変わった点を挙げれば議会への報告が増したことです。
質問③ 川勝前知事は批判はあるものの許可できない理由を説明してきた。鈴木知事は許可する理由を公表できますか?
回答 許可する理由を説明することは難しい。
河川法などの許可手続きが終わり、自然環境保全協定の締結をもって工事着工の承諾(一般的にいわれる許可)となる。ある面、機械的な手順で川勝時代と変わっていない。
工事着工の承諾にあたり、知事定例記者会見における記者質問の答弁ではなく、県からの報告事項として取り上げるよう知事に伝えておく。
(余談・裏話)
・環境保全連絡会議、利水関係協議会、関係市町長等連絡会議の公開が遅れた理由は経費削減で職員が作成し、編集にてまどったためで他意はありません。(外注は50万円ほど)
・県知事選で鈴木知事に投票したでしょう。その理由は何でしたか?と逆質問、(返事はしなかったがリニア問題は川勝知事の方針を継続すると明言したため信用した)
最近、マスコミ各社のインタビューで鈴木知事は川勝知事の方針を継承してきたとそのように発言していますよ。
川勝知事を否定するような発言は無いし、川勝知事の存在で他県で起きているような事故は静岡県では発生していないと思っています・・・
・最近のマスコミ報道では、「着工時期は政治判断で決める」とする知事発言を報じるものが多い。
この発言は「機械的に手続きが終われば、工事着手の承諾となる」とする県担当者の考えとは違っている。
政治判断とは知事の考え一つで物事はどうにでもなる・・・という独裁的思考が垣間見られる。
恐らく、知事の本音は違うであるがマスコミ受けを狙う軽率さに所以するところであろう・・・
このことが県民が不安に感じる根底にあるものであろう。
そして、「スピード感より安心を」という市民団体の抗議へと繋がっていく・・・
・合意形成にはマスコミの報道が大きく関わってくる。
マスコミの本音は事実の報道ではなく、どうすれば注目されるのかという志向(商業ジャーナリズム)が強い。
・JR東海の担当者との意見交換において、世間(メデイア)が言うように知事が代わったから物事が進んだのではなく、JR東海の社長が代わったことも大きく影響している。
しかし、そのことはマスコミは報道しない。
別に言い方をすれば・・・
JR東海はマスコミの影響を利用した自己主張が抑制され、静岡県の意向に沿うようになってきた。
いわゆる歩み寄りであるが、最初からこのような姿勢を見せていたらこれほどリニア問題も混迷しなかったであろう。
たまたまこの時期が知事交代、社長交代の時期と重なっただけである。
このような意見をしたら、JR担当者も笑いながら首を縦に振っていた。
そして今、一番気になっているのは鈴木知事の政治判断
「鈴木知事は、着工についてJR東海の地域住民などへの説明状況をふまえ政治判断を下す方針を示しています」とマスコミで報道されていること・・・。
(関連記事)
「川勝前知事は整理された1つ1つにいちゃもんをつけていてスピード感は無かった。鈴木知事は科学的知見を重視して進めていた。今後は県民や流域市町の理解を得るためにJR側の説明が重要になるだろう」 県の関係者B(県幹部)
新しくやったことは一つもないんですよ
川勝前知事も言ってたのは、「私はリニアは賛成ですよ」と。実は私が新しくやったことって一つもないんですよ。 水資源とアルプスの生態系とトンネル残土。この3分野28項目の課題を整理したのは川勝前知事の時ですし、専門部会を作られたのも川勝前知事です。その専門部会の委員も一人も私、替えてませんので、私が恣意的に進めたことってのは一つもないわけです。
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今日の一曲 ♪
ふりむかないで ハニー・ナイツ















