アラニス・モリセット、その他、まとめてレビュー

ALANIS MORISSETTE


粗煮っす、盛り(蕎麦)もセットで・・・、じゃなくて、アラニス・モリセットですね。(粗煮とは、魚のあらを煮付けた料理の事。盛りとは、盛蕎麦の略の事。)
アラニス・モリセットは、20代の頃、「Jagged Little Pill」(1995)を所持していて、今は、リッピングして聴いていますね。
「Jagged Little Pill」は、全世界で三千万枚という驚異的なセールス記録を打ち立てたアラニス・モリセットのサード・アルバムだヨン。
アラニス・モリセットは、カナダ出身のオルタナティヴ・ディーヴァで、まぁ、恐らくは、日本だと椎名林檎や矢井田瞳、海外ではテイラー・スウィフト等に、影響を与えていると推測しているヨン。
「Jagged Little Pill」の収録曲で言えば、「Hand in My Pocket」、「Head over Feet」、「Ironic」辺りで、打ち込みと生楽器の組み合わせで作られた、コンテンポラリー・ポップ・カントリーが聴けますが、まぁ、この3曲は、楽曲のクオリティが特に高いですねぇ。
又、「You Oughta Know」では、レッチリのフリー、デイヴ・ナヴァロが参加していて、極上のグルーヴを堪能する事が出来るヨン。
まぁ、アラニス・モリセットは、何かこうね、カップラーメンで例えると、ニュータッチ・凄麺「愛媛 八幡浜ちゃんぽん」に通じるモノがあると思うんだよねぇ。
まぁまぁ、品質が良くて、ノンフライのモチモチした麺で、基本がしっかりした作りになっていて、スープが薄味であっさりした風味でありながら、コクもあって味わい深い、そして、庶民的で親しみやすい、といった感じなんだよねぇ。

Ryan Adams
ブライアン・アダムス・・・、じゃなくて、ライアン・アダムスです。
(因みに、ライアン・アダムスは、ライブのMCにて、観客に「ブライアン・アダムスと言ったら、ブッ飛ばす」との発言をしていた事があったんだよねぇ(笑)。)
ライアン・アダムスは、「Gold」、「Demolition」、「Rock N Roll」、「Cold Roses」、「Jacksonville City Nights」を、図書館からレンタルして、リッピングして聴いていますね。
その内、「Cold Roses」、「Jacksonville City Nights」、という2枚のアルバムは、Ryan Adams & The Cardinals、という名義になっていますね。
ライアン・アダムスは、オルタナ・カントリー・バンド、ウィスキータウンを経てソロに転向した、ノースカロライナ出身のシンガー・ソングライターですね。
頻繁に聴いている「Gold」は、ソロ二作目にして、メジャー・デビュー作でもありますね。
パンクやハードコアやニューウェイヴやカントリー、といった音楽に影響を受けてきたライアン・アダムスは、ポップで親しみやすいロックンロールを鳴らすだけでなく、メランコリックで感傷的なバラードも歌いこなす事が出来るんだよねぇ。
まぁ、ソングライティングの実力が、デビューの時点で高いレベルにあるだけでなく、歌唱力にも安定感があり、カントリー・チューン等、オールド・ロックのファンにも、馴染み易い楽曲を提供しているヨン。
収録曲の中で、印象に残る美しい曲は、「When The  Stars Go Blue」、「Sylvia Plath」の2曲ですが、私が、個人的に凄く好きな2曲は、「New York,New York」、「Firecracker」の2曲ですね。
上記の2曲が好きな理由として、曲のメロディが、幼少期に好きだったアニメ「トムソーヤの冒険」の主題歌に似ている感じがするからであり、「トムソーヤの冒険」は、大人になってからもVHSに録画して繰り返し観る位に好きだったんだよねぇ。
因みに、アニメ「トムソーヤの冒険」を観ている時に、途中で挿入されるフォスターの「金髪のジェニー」、「なつかしいケンタッキーのわが家よ」、の2曲を聴くと、やっと掛かったヨン、と嬉しくなった想い出があるヨン。

TOM TOM CLUB
トム・トム・クラブの「TOM TOM CLUB」(1981)は、東海村立図書館からCDを借りて、MDにダビングして聴いているなり。
トム・トム・クラブは、軽やかで小気味良い響きを発するパーカッション(タム・タム)の名前を取って、バンド名にしていて、バハマのナッソウにあるザ・トム・トム・クラブという場所で、生誕したバンドなんだよねぇ。
ザ・トム・トム・クラブとは、有名なレコーディング・スタジオのコムパス・ポイントの裏手に建てられたリハーサル用の建物の事で、レコーディングするミュージシャンにとっては、重要な拠点になってるヨン。
トーキング・ヘッズも、「Remain In Light」やその他のアルバムを、コムパス・ポイントでレコーディングしていて、ザ・トム・トム・クラブは、愛着がある場所になってるんだよねぇ。
トム・トム・クラブは、トーキング・ヘッズのベーシストとドラマー、そして夫婦でもある、ティナ・ウェイマスとクリス・フランツを中心に結成されたバンドですが、まぁ、トーキング・ヘッズのファンにとっては、スペシャルなバンドだと言えるんだよねぇ。
トム・トム・クラブのコンセプトとしては、友人、家族、音楽仲間などで構成された堅苦しくないグループを作りたいという意向があり、総勢13人のメンバーには、キング・クリムゾンのギタリスト、エイドリアン・ブリュー、元ウェイラーズのタイロン・ダウニーが名を連ねているヨン。
トム・トム・クラブの音楽性は、明るくてポップな楽曲に、捻くれたユーモア溢れる歌詞が組み合わさる、といった如何にもポスト・パンク的な音楽性で、聴きやすくて受け入れやすい曲が多いんだよねぇ。
特に、タイプライターのスタッカート・ビートを基に作られた冒頭の「WORDY RAPPINGHOOD(おしゃべり魔女)」は、素晴らしい名曲であり、イギリスでヒット・チャートの1位を獲得しているヨン。
又、2曲目の「Genius Of Love(悪魔のラヴ・ソング)」は、ボブ・マーリーやジェームス・ブラウン、スモーキー・ロビンソンといった黒人巨匠の名を歌っていて、これも又、名曲であるし、「LORELEI」もヒット曲になったヨン。

トム・トム・クラブの曲の中で、社会的メッセージ性のある着目すべき歌詞を以下、抜粋。
-「新聞に載ってる言葉 本の中の言葉 テレビの言葉 犯罪者が使う言葉 慰めの言葉 平和の言葉 戦いを止める言葉 あなたに命令する言葉 言葉はあなたの為に必死に働いている」
「具体的な言葉 抽象的な言葉 狂気の言葉 偽りの言葉 曖昧な言葉 死にかけの言葉 信ずる言葉 はっきりと伝えて 珍しい言葉に毒づく言葉 いい言葉と悪い言葉」
「言葉は言いたいことを言えない まるであの人達みたいだ しかも言ったことには心がこもってない ここにも言葉 あそこにも言葉」
「ご近所さんに協力してもらおう いいのよ 長居し過ぎた これはくどい言葉の集まりよ じゃ さよなら」-(「WORDY RAPPINGHOOD」)

XTC


XTCは、過去に、「English Settlement」を所持していて、今は、「Black Sea」、「English Settlement」、「Oranges & Lemons」をレンタルして、リッピングして聴いていますね。
記憶が曖昧ですが、XTCのベスト盤も、昔、所持していた記憶があるんだよねぇ。
20代前半の頃は、ポスト・パンクというジャンルを意識していない時期ではあったけれど、「English Settlement」を、気に入って聴いていたんだよねぇ、結局、アルバムは売却に至ったけどねぇ。
まぁ、それは兎も角、「Black Sea」(1980)は、プロデューサー/エンジニア・チーム、スティーヴ・リリーホワイトとヒュー・パジャムに依る音響の極み、と言えるアルバムだヨン。
「Black Sea」の制作時期は、まだXTCがライブをやっていた時期であり、人工的なサウンドで有りながら、バンドの演奏も直に伝わってくる感覚があって、アルバムの雰囲気は凄く良いヨン。
特に、敏腕ギタリストのリチャード・トンプシンの演奏が素晴らしく、強靭なリズムと奥行き深いアンサンブルを併せ持つサウンドは、聴き応えがあるヨン。
「Black Sea」の音楽性は、サイケ期のビートルズと70年代前半までのフーやレッド・ツェッペリンを再解釈して、ニューウェイヴ化したような作品であり、それが、アンディ・パートリッジの予てからの目標だったと推測出来るヨン。
収録曲の中では、ヒット曲の「Towers of London」が、英国ポップの伝統を意識していて、最もXTCらしい楽曲と言えますねぇ。

THE POP GROUP


ポップコーンとクレープ・・・、じゃなくて、ポップ・グループです。(ポップコーンとは、トウモロコシの実をはじけさせ、バター・塩などで味付けしたスナック菓子の事。クレープとは、小麦粉、牛乳、卵などを混ぜ、鉄板などでごく薄い円形に焼いたもの。ジャム・チーズ・ハムなどをくるんで食べる。)
ポップ・グループは、「Y」(1979)をレンタルして、リッピングして聴いていますね。
ポップ・グループは、バンクシーの故郷として有名なブリストル出身であり、ポスト・パンクというジャンルに該当するバンドですね。
ポップ・グループのブラック・ミュージックに於けるR&B、ジャズ、ソウル、ファンクを、パンクやダブに変換する方法論は、ライ・クーダーと対極の位置にある、と形容する事が出来るヨン。
「Y」は、デニス・ヴォーヴェルのプロデュース作品であり、その混沌としたダブ色が濃いサウンドは、従来の音楽の固定概念や常識を破壊していて、そのアティチュードは、正しくパンクだと言えるヨン。
又、英国内のレイシズムや反米感情など、政治的なメッセージ性も表現していて、演奏技術を無視した若くて破天荒なグループ、という事で片付けられない知性と奥深さを持ち合わせているヨン。

Iggy Pop


イギー&ザ・ストゥージーズの「Raw Power」は、レンタルして、リッピングして聴いていますね。
まぁ、イギー&ザ・ストゥージーズの暴力の代替となる攻撃的な音楽性は、純粋な自己救済とオーガズムがあり、正しく、ロックのカタルシスと言えるヨン。
イギー・ポップは、ザ・ストゥージーズを解散した後、ドラック中毒になっていたけれど、デヴィッド・ボウイの手を借りて、ソロ・アルバムを制作しているヨン。
イギー・ポップの代表曲、「Lust For Life」は、モータウン・サウンドをロック・サイドに引き寄せた印象的なイントロで、身体が勝手に反応してしまうレベルのポップで魅力的な楽曲ですねぇ。
イギー・ポップは、ソロ活動に転向した後は、ストゥジーズの頃では歌わなかった様々なタイプの楽曲を歌いこなしていて、音楽性の幅は、かなり広くなってるんだよねぇ。

Fountains Of Wayne


ファウンテン・ペンを上に・・・、じゃなくて、ファウンテンズ・オブ・ウェインですね。(ファウンテン・ペンとは、万年筆の事。中空のペン軸にインクを入れ、その先に金または合金のペン先を取り付け、使用するに従って、インクがペン先に伝わり出るように装置したペン。)
ファウンテンズ・オブ・ウェインは、「Utopia Parkway」、「Welcome Interstate Managers」の2枚を、リッピングして聴いていますが、図書館から借りたのか、乃至、中古で購入して所持していたのか、よく憶えていないんだよねぇ。
ファウンテンズ・オブ・ウェインは、マージー・ビートの大ファンを公言するアダム・シュレシンジャーとクリス・コリングウッドを中心に、ニューヨークで結成されたバンドだヨン。
音楽性は、フックを効かせた美しいメロディーと、爽快なハーモニーにより、優しい感情に浸る事が出来る極上のパワー・ポップ、といった処ですねぇ。
個人的には、「Utopia Parkway」よりは、「Welcome Interstate Managers」の方が、全体的に曲のメロディが、好みに合うんだよなぁ。
まぁ、何かこうね、聴いていて優しい感情になれるという点では、邦楽ロックで言うなら、スーパーカーに通じる処があるんだよねぇ。
音楽を聴く事に依って、自分自身に優しい感情が宿っているか、その確認をさせてくれるのが、ファウンテンズ・オブ・ウェインだと思うし、そういった音楽と、それに関わる自分自身について考える事は、大切な事だと思うヨン。

Eels


イームズ・・・、じゃなくて、イールズですね。(イームズとは、米国の20世紀半ばのモダン・デザインを代表するインダストリアル・デザイナーの事。セントルイス生まれ。家具、インテリア・デザインを中心に活躍し、後期には主に映像作品製作に携わる。)
イールズは、「Blinking Lights and Other Revelations」、「Daisies of the Galaxy」を、図書館からレンタルして、リッピングして聴いていますねぇ。
まぁ、イールズは、そんなに気に入っていた訳でも無く、イールズ、要る?と思いながら、一応、記憶媒体に残してイールズ。
でも、改めて、聴き直してみると、意外と良いんだよねぇ。
イールズは、ロサンゼルスで1980年代の終盤にソロの音楽活動を始めたマーク・オリヴァー・エヴェレットが、95年に結成したトリオ・バンドですね。
何かこうね、牧歌的でドリーミーな世界を、イールズの音楽から想起する訳で、ハイラマズや、ペットサウンズの頃のビーチ・ボーイズが好きな人だったら、イールズ、要るよ、と思うんじゃないですかねぇ。

(2026/6/13)