バニシング・ポイント

プライマル・スクリームが、アルバム・タイトルにしていたりと、馴染みがあるタイトルだが、DVD発売になってから観た作品。
(奥山貴宏という尊敬するライターが、「バニシング・ポイント」というタイトルで小説を書いている。)
数あるアメリカンニューシネマの中で最後に観た作品だけど、何回か観ているし、わりと気に入っている。
主役のコワルスキーが乗るチャレンジャーという車は、時速250km出るらしいが、作品公開の1971年当時では、相当ハイスペックのスポーツカーで、カッコ良いですね。
映画のほとんどが、カー・チェイスのシーンで、BGMも陽気で、広漠な景色も綺麗で、愉快適悦である。
コワルスキーも正義感が強くヒーロー視されていて、周りの人間も良い人が多く何かと助けてくれて、アメリカン・ニューシネマ独特の不条理さに関しては、今一つ物足りないか。
でも、運命や社会に逆らい、バニシング・ポイント(消失点)に向かって驀進するラスト・シーンは、アメリカン・ニューシネマらしく掉尾を飾るんだよな。
ラスト・シーンは、自由な魂の自己表現であり、胸が一杯になりました。
それと、映画のカーチェイスのスピード感が、過去の感覚を呼び起こすのは、私が、過去にスポーツカーやレーサーレプリカのバイクを乗っていた為。
(因みに、車歴は、180SX、ワゴンR、デミオ、バイク歴は、バリウス、CBR400RR、セロー225、アクロス、NS400R、GSF1200、となっている。)
まぁ、映画を観ていて、それなりに血が沸く処がある、というかね。(因みに、友人も、スポーツカーやバイクが好きな人が多かった。)
旧車が好きだから、旧車の映像を多く観れる映画だったら、それだけで欣喜雀躍する処もあるんだけどね。
(そういえば、知っている人では、ハコスカとサバンナRX-7に乗っていた人が居たけど、好きな旧車なんだよな。)
要は、私にとって「バニシング・ポイント」は、内容も良い事は良いけど、感覚的に楽しむ映画だという事。
(2025/5/6)