UWTB(そうなろうとする万有意志)(仮題)
ウィンストン・ナイルス・ラムファードは、何の為に、何の目的で、行動しているのだろうか?
マラカイ・コンスタントは、その訝しい考えを、記憶の奥深くに常に潜ませていた。
しかし、火星に到着した後は、記憶を奪われ、コンスタントは、全ての謎を解き明かす為に、自分自身を鼓舞し続けなければならなかった。
運命に翻弄される男。
マラカイ・コンスタントをそう形容するのは、正確さに欠けていると言わざるをえない。
マラカイ・コンスタントは、ラムファードに意図的に踊らされているに過ぎないからだ。
尤も、それはコンスタントに限った事ではなく、全ての人類がそうなのである。
ここでは、運命は、UWTB(そうなろうとする万有意志)と換言される。
ラムファードは、とても恣意的な男である。
そして、この世界は恣意的なものでコントロールされている。
コンスタントは、最後に一体、何を掴む事が出来るだろうか。