今日は午後が休みになり、薬丸岳の新刊『籠の中のふたり』を読みました。

少し急いで読みたい事情がありまして、発売されたばかりのこの本、9月1日まで薬丸岳先生の生原稿があたるキャンペーンをやっているんです。ファンとしては是非ゲットしたいところ…
期限をもうけて読書するのはあまり好きじゃないんですが、今回ばかりは早めに感想を書いて応募しようと思っていました。


今回の作品は、
弁護士である主人公が、事件を起こし出所して来た従兄弟と一緒に住むことになるんですが、従兄弟が起こした事件が実は主人公にも深く関わっていて…という内容です。(超要約)

なるべくネタバレしないように感想を言いたいんですが、
どうしようもなく受け入れがたい現実も、一人で立ち向かわなくてもいいんだ、と感じさせられる作品でした。
自分が犯した罪は、自分だけが苦しんで責任を負わなければならず、周りに絶対に迷惑をかけてはいけない。それは当然かもしれないけれど、手を差し伸べてくれる存在がいるならそれを頼ってもいいんだ、と思えました。
心を傷つけるのも人間だけど、それをまた癒してくれるのも人間なんだと、改めて感じました。


薬丸岳作品は毎回優しい終わり方で、気持ちが救われて胸の奥がじんわりあたたかくなります。

気になる方は是非読んでみて下さい^_^



そういえば、
期限をもうけるのは好きではないと言いつつ、

今年の頭は『四月になれば彼女は』を「四月が来るまでに読む」という、なんの意味もないミッションを自分に課していました。
一応、ミッションは成功…!(ご褒美ナシ!)

先日ドラマが始まった『嗤う淑女』は、原作読み終わったぞ!と興奮していたら、まさかの2・3巻があると知り、急いでネットで購入したものの読みきれず、結局我慢できずにドラマを見始めています。
まぁ、毎回は思い通りにいきませんよね…



次は何を読もうか考え中です^_^
暑くてなかなか集中できないけど…