靴に小石が入り、春の訪れを感じました。
豪雪地でも、そろそろむき出しの地面が目立ち始めています。

しかし、こんなぎゅうぎゅうパツパツのショートブーツにどうやって石が入るんだろう。
右に入った、と思えば、次左。
自分の器用な足さばきに感心します…


仕事が忙しいです。
繁忙期の日常業務に加え、新しい仕事の引き継ぎ。ミスがあっても落ち込む暇がないのが不幸中の幸いか…?
もはや忙しさに慣れすぎてそれほど辛いとも思わないのですが、人間として大事なものを失っていく予感があります…
春先は何かと切り替わりの時期で、落ち着かない人も多いですよね(願望)。



仕事に忙殺されている今、Kindleを超重宝しています。超、重宝。
本当に、私は素晴らしい武器を手に入れたものだ。

三浦しをんの「のっけから失礼します」を読みました。ファッション誌「BAILA」で連載中のエッセイ集です。

Kindleで色々なファッション誌を見ているうちに作品を知ったんですが、しをん先生の連載を見つけた時はちょっと意外でした。
しをん先生は見た目に無頓着なイメージで(そこが好きなんですが)、ファッション誌の連載とはいまいち結びつかなかったんです。

気になってKindle Unlimitedで探してみたら、「のっけから失礼します」はどうやら登録している読み放題プランには含まれない作品のようでした。

ちょっと、
いや、
結構悩みましたが、
出版業界は私が一番盛り上げたい業界(偉そう)。
しかも大好きな作家先生。

買いました!!!(おらぁ!)

エッセイなら少しずつ読めるからちょうどいいと思ったのに、面白くて全く手が止まりません。コタツで「あはは」とか「えー?」とか言いながら(キモい)、友人と話している気分であっという間に読んでしまいました。
が、
エッセイ集としてめちゃくちゃ面白いんですが、そういえばこれファッション誌の連載だよな…とふと思い返り、大変失礼ながら心配になってしまいました。

だって、「毎日の美容時間ゼロ」、とか「顔洗わない、髪ボサボサ」とか「脱衣が面倒で風呂入らない」とか書いてあるんですよ…
次のページにブランド物のアクセサリーが載ってるのに…?
しをん先生、編集者に怒られないんだろうか。


いらぬ心配でした。
10年も続く大人気連載のようです。
めちゃくちゃ愛されている。


編集者より、
「日常に潜む楽しいことを見つけ、なにごとも面白がれる精神は、日々にマンネリを感じ、仕事の忙しさやSNSの見すぎで疲れがちなバイラ世代も見習いたいところ。」
とのこと。

めちゃくちゃ納得です。
ちなみにバイラ世代とは30、40代の働く女性世代のよう。

この雑誌には、何を書くかより、しをん先生が必要なのですね…!と無駄に熱くなっていました。
なにごとも面白がれる精神か。
そのくらい余裕がある方が楽ですよね。
でも今は無理(結局)。


ちなみに私は
『寿司職人の「らっしゃっせー!」リレーは魚の鮮度を体現している』
という話が好きです。
興味のある方はぜひ。



続・Kindleオアシスの感想ですが。
食事中に本が読めるのはかなり良いです。
個人的に、紙の本との一番の違いかも。
あとは、自動で文字がゆっくり流れてくれるシステムがあればいいのに。
私が思いつくレベルのことだから既にあるのかな?
いや、でも流れる文字は読みづらいかもしれない。
楽したいブタには欲望の限りがありません…