山形県舟形町で出土した縄文時代中期の優美な土偶「縄文の女神」は、
今年で出土30周年を迎えました。
更に、国宝指定10周年の節目にも当たります。
今回アップする写真は、今から2年前の2020年6月に写したものですが、
その2年前に訪れた2018年と比べても、
かなり整備されていたことに当時驚きました。
まずこの看板がまだ立っていませんでしたから。
「女神の郷」という名称まで付いたんですね。
こんなにだだっ広い広場も草ボーボーで、見晴らしも良くなかったですし。
第一、この巨大な女神像なんて影も形もありませんでした。
時代と共に景色もガラッと変わるものです。
そしてまさか時代の象徴にもなってしまったマスクまでするとは、
さすがにレプリカ女神さんも思っていなかったことでしょう。
そしていつもの如く、グルリと舐め回すように写します(笑)。
いつ見てもセクシーかつ素晴らしいプロポーションです。
顔がないのもこの女神像の特徴。
近代美術にも劣らない斬新な芸術作品ですよね。
実は未来から縄文時代へワープした人の作品とか……?
こちらの説明看板と石柱は前回もありましたが、
前回まであった看板のしわは伸ばされていました。
説明看板の拡大と石柱の裏側。
この位置から見ると、看板の上にミニマムと化した女神像が、
ちょこんと愛らしく乗っかっていました。
この土偶が発見された場所は、
現在は新・国道13号線(尾花沢新庄道路)と東北中央自動車道が通っていますが、
写真の中央に見える黄色い「追突注意」看板の真下あたりのようです。
裏側の看板。
この中央広場は遺跡エリアとも呼ばれているようです。
ん……? 下にも何かあるようです。
次はそちらへ向かいますが、ここでいったん別の場所から――
少し離れた「女神の丘」から「女神の郷」を撮影。
周囲の山々も気になります。
マンホールだって女神ふう。
ちなみに現地には、
縄文の女神の生まれ変わりだという「めがみちゃん」
というPRキャラクターもいます。
Fは舟形町の頭文字でしょうか。
カトリック系の教会もありました。
――再び、下の方の整備されたエリア。
中央広場の長く伸びる道を辿っていきます。
なだらかなスロープ。
こちらも遺跡調査をした場所のようですが、水場エリアとして見学できるようです。
(看板に木の実などの渋抜き施設・想像復元とあります)
そして、広い駐車エリアと別の説明看板もありました。
出土した数々の遺物。
<関連過去記事(2018年)>