遮光器土偶の完全体が出土した宮城の恵比須田遺跡からほぼ真東(車で約2時間ほど)からは、2012年に国宝に指定された「縄文の女神」なる美しい土偶が出土しています。
山形県舟形町にある西ノ前遺跡。
1986年に始まった自動車専用道路の建設工事に伴い、偶然発見された縄文遺跡です。
縄文時代中期に作られたとされる国内最大のこの土偶は、当初「縄文のビーナス」という名で呼ばれていましたが、その名の土偶は先に長野県で出土していた土偶と同じ名にあたるとして、急遽「縄文の女神」に変更した経緯もあったりします。
~ 山形新聞より ~
高さ45メートル。現代アートにも通ずるこのアーティスティックな造形美は、
縄文人の高い芸術性と技術を物語っているかのようです。
~ 6年前の山形放送(YBC)より ~
その見事なプロポーションは、さながら愛と美の女神ヴィーナスのよう……?
1992年当時の発掘現場の様子。地元の皆さんも協力しています。
そして、縄文の女神の片足がまず最初に見つかりました。
第一発見者の八鍬さん。
身体の他の部分も、バラバラの状態で次々と出てきました。
その後、発掘現場の一部は遺跡として保存。近くの公民館前にはモニュメントも設置。
「めがみちゃんクッキー」も作製。
年月には逆らえませんものね……。
モニュメント前では、キャンドルで記念のライトアップ。
女神さまが出土した8月4日に、「縄文炎祭」を毎年開催
――ということで、そのモニュメントがある広場へ。
場所は、舟形中学校前に位置。
グルッと舐め回すように見ても(笑)、やはり美しいそのプロポーション。
素晴らしいくびれと、その触れたくなるような飛び出たケツ(……あ、失礼)。
おそらく「縄文炎祭」での生徒さんによる製作物。
可愛いですね~。ジブリの世界ですね~。
ところでこれは何だったのでしょうか? 土器というより灯籠……?
目の前の公民館には、里帰り展もあったので自由に入れました(6年前の当時)。
中学校などがある丘が通称「女神の丘」。
この「縄文堂」の中には、神輿が入っているそうです。
8月4日は「縄文の女神の日」。
この日、先に紹介したテレビ番組の撮影にも居合わすこととなりました。
ただの見学・野次馬ですが(笑)。
綺麗でした
~ 山形新聞より ~
里帰り展で購入した「縄文の女神」のレプリカ。
夜バージョン(撮影が)。
昼バージョン(撮影が)。
青森の遮光器土偶&土面のレプリカたちと。
何回見ても、私には宇宙人(神)さんたちにしか見えませんわぁ……
パンフ類。