――前回からおよそ1年後の2021年8月中旬。
夜間の道を照らすソーラーライトが絶賛充電中のさなか、
空海も辿った(分け入った)であろう道を、いざ参る。
今年は強制的に往復する参道の順路が決められていました。
(自分にとってはいつも通りの右側の参道)
点在するこれらの石たちには、帰りにまた寄ります。
お気に入りの橋。
神社橋 / 昭和四年拾月(十月)竣功
いつ見ても可愛いらしい橋です。
あら素敵!
龍のバラ風呂
龍様専用
御用達
今では花が飾られてある手水舎が全国的に増えましたね。
コロナの感染予防対策の一環ではありますが、これはこれで素敵。
見た人の心や場の雰囲気がパッと明るくなります。
もう同時多発コロナテロはうんざりじゃ~。
そして、昨年の6月に来た時にはまだなかったものが。
実は、昨年の夏頃からこのような衝立が登場して、これより先に進めなくなりました。
まぁ危険ですしね。
おや、ここの宮司さん、開運出世の瀧の禰宜さんではないですか。
ということは、あちらの宮司さんもこちらの禰宜さんを掛け持ちしている可能性も……
……無きにしも非ず。
こういう場所で人がいないって最高!
前回の夏至の時には結構混んでいたので(実は)、
人が入らないように写すのが大変でした(^^;)。
樹齢800年以上のご神木。
滝からのせせらぎ(滝ノ沢)へと続く石段。
自然を満喫しながらも、
岩を見ても、マーブル模様の巨大カステラに見えてしまうところが、まだまだアレ。
――ということで(飯テロということで?)、戻ります。
戻りはもう反対側の道から(自分にとってはいつも通り)。
――さて、先ほどの石たち。
あちらの参道と点在する石へ繋がる板の道ができていました。
しかし見覚えのある色の板……。
開運出世の瀧の修復された神社の社殿の木と同じかな(こちらにも活用?)。
この手前にある小さな丸い石で、
自分の歳の数だけぽんぽんと叩くとご利益があると伝わる「ぽんぽん石」。
窪みがいくつもありますね。
向こうに見える巨岩は「目洗い石」。
てっぺんの窪みに湧き出る水で目を洗うと、目の病が治ると伝わっているようです。
水があるのを見たことがないのですが、昔は湧いていたのでしょうか。
(雨の日なら雨水で何とかごまかせ……ゲフッ)
その向かいに「座禅石」。
弘法大師空海が座禅をした岩と伝わっていますが、個人的にはカエル石。
気を付けて上り下りして下さいね。
夏から――
――秋へと変わりゆく時期。
鳥海山の万年雪(多年性雪渓)は、
真夏でも溶け切ることのない吹き溜まり型。
気になる木。
近くの集落へ歩いていくと、赤い橋が見えました。
どうしゃばし / 昭和51年3月竣工(+蛾の幼虫)
美しい日本の原風景。
鳥海山に笠(龍神かも?)がかぶり始めました。
……龍様の腹筋(シックスパック)?
私を見送るためにバラ風呂から飛んで来てくださったのですね。
「産直ららら」のテーブルの上にも。
もし、バラ風呂からのおすそ分けだとしたら、
龍様のありがたい出汁パワーが染み込んでいることでしょう。