珍蔵寺の東300メートル先に、夕鶴の里 資料館・語り部の館があります。
大正時代に隣接していた製糸工場(富岡製糸場からも指導者を招いていた)の繭蔵を改造した資料館で、地元に伝わる民話伝承を学ぶことができます。
入館料・大人320円(おしゃれな栞のチケットをいただきます)を支払って、いざ!
出迎えてくれたのは、昔はどこにでも沢山いたであろうタンチョウの剥製。
ギッタンギッタン……。解説と共に流れてくる機織機の音で、一気に物語の世界へと誘われます。
これは【金蔵の家】という設定で、戦後のこの地域の農家の内部を復元。
切り絵も展示されていました。
地元の方言なのが、温かみがあっていいですね。
まるっとした頭が可愛い。
右上の曼荼羅。「珍しい鶴の織物のあるお寺」ということで金蔵寺が珍蔵寺に。
全国に分布する『鶴の恩返し(鶴女房)』。
こちらは青森・三戸町。
戻って、山形・南陽市。
ラヴリィ
舞台(オペラ)『夕鶴』のポスター。
あ、さっきのまるっとした頭!
今年も3月に、南陽市と湯沢市(秋田)で公演されるようです。
主役の鶴女房「つう」。
大河少女漫画『ガラスの仮面』の登場人物・月影千草とその代表作「紅天女」は、女優・山本安英のみに許された「夕鶴」を念頭に造型されているとか。
山本さんの資料も展示。上は「つう」の衣装。ちなみに夫の名は「与ひょう」。
まだ続きます――。