思い悩む12星座に贈る、
まーさからの激励メッセージ
「元気を出して 双子座」後篇
※これは前・後編でひとつのおてがみです。まだの人は先に前編を読んでね
でもこれと同時に思うのは。
そうやって双子座のありのままを肯定するとともにね。
双子座自身も、もっと賢くならなくてはいけない。
自分で自分を守り、同時に強く、洗練された存在にしていく必要はあると思うんだ。
ここまで書いてきたのは、あくまで双子座側によった理屈。
みなさんの気持ちに寄り添った考え方です。
でも、この世には本当にいろいろな人がいるものね?
これって、他の星座に言うときには「そもそもこの世には、いろいろな人がいるのよ(あなたとは違う面がね)」ってところから、始めねばなりませんが。
あなたに限って、それは必要ないですよね?(笑)
「いやーいろんな人がいるもんね?」
これは双子座にとっては、自明の事実でしょ?(もしそうでないのなら、まだまだ双子座力が浅い未熟な双子座ちゃんと言えよう…)
であるならば。
私(この場合双子座)が私を認め、受け入れ、愛する必要があるのと同時に。
この世の他の個性にも、同じような容認、受容、愛される経験は大事なんですよ。
そして、この世の様々なものとかかわって、そこから受ける喜びや興奮、ひらめきを人生の糧としている双子座は。
他の誰よりも、自分以外の世界のことも気に掛けなきゃいけない。
これも本当だと思うんだ。
つまりは、しょっちゅうおいしい果実をもらっている畑の存続のために、
そこに出入りしている動物(私たちね)も、
何かしら畑に貢献する意識を持たなきゃいけないってことさ!
さらにいうなら。
先に登場した双子座の個性、ある意味才能、能力は。
結構個人差、レベルがあるなあとも感じます。
あ、それはたとえば「好奇心のあるなしがある」とか、「情報収集能力のあるなしがある」みたいな意味ではなく。
「どんなことを面白いと感じ、どんなことを大事なものだと感じるか。
「ひとりの人をどこまで深く長く観察できるか、相手の多様な個性を認められるか」
みたいな意味で。
これは同時に、
「自分の中の揺れをどこまで受け止め、自分で制御ならびに、気持ちよく整え直せるか」
とも、深くリンクしていると思うのです。
たとえば、ごく特定の相手とか、自分を簡単に気持ちよく、面白がらせてくれるものにしか好奇心が向かなくて、それ以外のものをすぐに「つまらない」扱いするなら。
そんな荒い、情報のざるしか持っていないなら、低周波のアンテナしかたっていないのなら。
正直、まだまだ双子座の初期レベル。
あなた自身の修業が必要です!
そもそも、この世は、自分にふさわしいものがそばにひきよせられてくる仕組みなのだもの。
「あいつつまんない」「もっと面白いことないの?」を言い続けているということは、
あなた自身がまだまだ引き出しが少なく、しかも浅くて…あまり面白い人間ではないということ(汗)。
かつ、人から見ても、興味を誘う面が少ないってことじゃないでしょうか。
違いますか?
双子座の知性って、「そんなことを面白がれるなんて!」みたいな面だと思うんです。私は。
これは、学校で習えるものじゃない。人から伝授してもらうこともなかなかできない。
でもそのかわり、この世のどこでもその気になれば習えるものでもあると思います。
そして、その習い方は、ただただ…知ることなんじゃないのかな。
たとえば目の前に小さな花が咲いていて、それに毒性があるとする(汗)。
普通なら、「じゃあ気をつけなきゃいけないな」とか、「犬や猫が食べないように」とか、そういう発想に留まるでしょう。
でも、双子座の場合はちょっと違う。
「そうか毒性があるのか…」でますます興味を持ってしまい。
「この毒、何に対して必要なのかな(どんなメリットが?何から毒で身を守ってるのかな)」
「他に身近で毒性のあるやつってどれ?」
「食べるとどんな感じになる毒…?」(この辺から段々やばい発想になってくる)
そんな風に(目を離すと危ない系の子供のように)、
本来どうでもいいようなことに、妙に食いつくのが双子座だし。
そういう「目的を持たない知性、興味が、もっとも人生を豊かにしてくれる」と知っているのも双子座だし。
何なら急に旅に出て魔物に襲われたとき(想像してください)、「あ、これ毒性があるから、これ使えるかも!」と変なところでその知識を披露して活用したりもするのが、双子座です。
これは人間に対してもそう。
好きだとか嫌いだとか、気が合うとか、合わないとか。
もちろん人生の中ではそれがトップクラスに大事です。それはわかります。星座は関係ありません。
が、「好きじゃないからと言って、即アンテナをしまわない」のが、双子座ではないでしょうか。
同時に「好きだからと言って、何もかもちゃんと見もせずに受け入れ一方にもならない」のも、双子座ではないですか。
そうやって、好きだとか嫌いだとか、もはや関係性の初期の部分の感想、判断にとどまらず、
「これは私の中で、どんな種類の好きなんだろう」
「嫌いと言っても、いろいろあるしね」
「これのどの点を、私は面白いと思っているのかな」
「この退屈そうな環境にも、何かしら興味深いところはあるはず…」
こうやって、勝手に自分のアンテナを鋭くしていく。
細かい情報、デリケートな差、感じ方の違いを自分の実体験で見つけていく。
それをどんどんためて、センスを磨いていくと、双子座の感度はどんどん上がる。
初期が中期(中級)、後期?(上級)のものになっていく。
たくさんのことを、きちんと見分けて受信するアンテナは、大事なことも教えてくれます。
実はすべてのことが少なからずつながっていること。
そんな単純な、一面的な部分だけで判断できるものなんか、この世のどこにもないこと。
好きと嫌いだけで判断できる人も事象も、ないんだってこと。
ひいては、どの経験も、すべてはやっぱり自分が引き寄せ、同時に自分のために起こっているかのように思えるってこと。
どの出来事を、どういう風に解釈し、どう咀嚼して自分のものにするのかも。
すべて、私自身に託されているんだな、ってこと。
それが、わかってしまうんですよね。
それこそ知識が、知恵になる瞬間です。
そうか、すべてが自分次第だったのか。
そこに到達しちゃったら、もうその後出てくるセリフはこれしかない。
「それなら、今を楽しくした方がいい。この世のすべては、面白い方がいい
簡単に計れないこの世の中なら、
常に今を満タンに充実させ、笑って過ごす以上に大事なことなんて、ない」
ってね。
これこそ、究極の双子座力。
一番幸福で、一番あるべき姿の私たちだと思います。
他の星座は、きっと別の道を通って、別のやり方でこの境地に達するのでしょう。
それが個性というものです。
でも、双子座に限って言えば、おそらくこれがその道です。
それだけ頭が回るんだ、気も付くんだ、敏感なんだ。
そこを生かして、行くしかないだろ!
そのせいで悩み、苦しみ、不安で混乱してしまうことももちろんあるよ。
ならばその自分を理解して、わかってあげながら、癒しながらまた行くしかない。
どうせ何でも吸い取ってしまうんだ。
ならば「いくら吸い取ったって問題ない。入ってきてくれもっとも!」と思うような、
一緒にいてうっとりするような、どっきりするような、身が引き締まるような素敵な人たちとそばにいられるよう、私が頑張っていくしかないんだ。
複雑で難しくて、時にくたびれてしまうかもしれないけど、それでも「知りたい」「面白い」と思わせてくれるようなものに、自分からぶつかっていくしかないんだ。
結局、あなたの中を何でいっぱいにするかなんですよね。
双子座。
それがいいものだったら、満たされているってことだし。
時にそれのせいで乱されたとしても、本望じゃない。
どうでもいいようなものしか、そばにないなら、もっともっと求めていけばいい。
あなたは探せる人、尋ねられる人、自分から向き合える人だから。
そこは手伝いません。
勝手にこちらで見分け、選んでから渡したりもしません。
「発見」も「選択」も「追及」も、すべて含めて双子座の喜びなんだから。
さあ、これからもあらゆる「知りたい」の畑で思い切り貪りなさい、双子座!
でもその素晴らしいお腹(心、体、魂)の管理は、しっかり自分でするんだよ。
一度や二度、お腹を壊したって、あなたは恐れ、やめられしないのだから。
強いたくましい、それでいて鋭い繊細さを備えた、お腹になれ。
今行ける限り、最上級の双子座になれ!