思い悩む12星座に贈る、
まーさからの激励メッセージ
「元気を出して 双子座」前篇
どうもです、双子座!
さて今回はあなたを励ます番…。
私は双子座のために何ができるだろうか…考えました。
そして思いついたこと。
やはり、何かに疲れ、傷ついたとき、双子座が求めるのは。
もっとも彼らの特効薬となるのは。
ある種の“理解”。そして適度な“自分自身への達観”ではないかと思います。
今回は少しそれが渡せたらいいな…と。そう思っています。
そもそも、明るくて軽くて何も考えてないヤツ。
これは双子座のことを全然わかっていない相手の、双子座観です(笑)。
次に、何だか複雑でつかみどころがなくて困惑させられる。
これは、ちょっと双子座とかかわっている人の見方。わかろうとしてくれているから、困っているのね。
そして、明るくて同時に暗く、瞬間瞬間を生きているようで、どこかいつも遠くを見ている。
これが私の思う、双子座です。
大体の場合、双子座を苦しめるのはその視野の広さだと思います。
はい、これかなりの確率で長所です。本来は。
でも、双子座は往々にして、その長所ゆえに苦しみます。
簡単にいうなら、いろいろなものと接してしまう人生は、そこから何か「難しいもの」「重苦しいもの」「切ないもの」「心を迷わされるもの」と出会ってしまう確率も多い。
いろいろなものを食べるから、そこで“中毒”を起こしてしまうことも必然的に多いわけですね。
一個ものすごい問題がある!みたいなときには、案外双子座は元気です。
そういうものとの距離の取り方もうまいし、気分転換もできる。当然、解決に向けての糸口を探すのも得意だ。人にも聞くし自分で調べるし。
解くべき問いがあるときは、双子座はむしろ元気です。
どっちかというと双子座が弱いのは、自分にはそこまで関係がないけれど、気持ちがざわつくような案件があちこちで起こっているとき。
視野の狭い人ならその多くには気づかないし、人づきあいも狭ければ聞くこともない。
が、双子座はそのどっちもあるので、たやすく「何だか知らないけど、最近不安な雰囲気」というのを感じとってしまいます。
かつ、直接かかわりがなければ「それに対して、自分が何をできるわけでもない
(ただ「ふーん」というくらいしか)。
これが案外、くるんだよね~(汗)。
いつのまにか自分の中に雑多な澱(おり)が溜まるみたいに、
沢山の人が使う部屋が、知らぬ間に少しずつ汚れていくみたいに。
なんとな~く、なんとな~く、双子座の体力気力を奪い、蝕んでいくんですよ…。
そんな感じじゃない?
こんな風に聞くと、双子座と違うタイプの人は、
「だからそんなにいろいろな人と(物と出来事と)、かかわらなきゃいいんだよ」
と、簡単に言うことがあります。
はい。これって、正に言うは易しだ。
それが出来たら苦労はないし、それはすでに双子座じゃないんだよ。
そもそも人の性格って、そんなに簡単に変えられるものじゃないし、変えなきゃいけないものでもありません。
だってどういう性格なら正解なのかなんて、そういう基準もないのだもの。
そしてどの性格も有利な面と不利な面を抱えてそこに存在しているのだもの。
もちろんこれは双子座に限らない話。
牡羊座は、その直観力と行動力、情熱がゆえに時に自分自身を苦しめ焼き尽くし、
牡牛座は、そのこだわりと信念、強い審美眼ゆえに自分を深く閉じ込めます。
蟹座は、その愛情深さと人懐っこさ、思い入れの強さゆえに過度に自分を傷つけ、
獅子座は、その寛大さと面倒見の良さ、強いプライドゆえに自分を信じられなくなります(以下7星座略)。
まあそんなもんなんだよ!
だからね、まず思うのは。
双子座諸君、あなた方もわかっているはずなんだ。
私が苦しんでいるとき、自分を苦しめているのはほかならぬ私だと。
それを止めたかったら、まずそのことを自覚するしかない。
その上で、自分を少しだけ変えるしかないと。
大幅にじゃない。
主に変えるのは、「自分の自分に対する自己認識。そしてその対処法」。そのくらいだよね。
多分、双子座が病むときのもっとも大きな原因は、
自分で自分の敏感さ、デリケートさに気が付いていないところから来るんだと思う。
で、これは、繊細とか神経が細いみたいな資質をネガティブな意味でとらえすぎていて、
そういう自分だと思うのが嫌なので、「いや、別に私はそういうことないから」みたいなフリをして。
自分でも自覚がないままに、なんとなーく元気がなくなっていく。
何をしても面白くなくなっていく…みたいな展開を呼ぶんだろうなと。
でも、そもそもよく考えてご覧なさいよ(笑)。
そう、元気がいいときの、頭の回転のいいときのあなたで、ね?
他の人を繊細でデリケートなんだなあと感じるとき、
双子座諸君、あなたそれを「わ、ダメだなあ」とか思います?
そんなことないでしょ。そういう人なんだなと思うだけでしょ。
だったら、どうして自分自身にも、その容認力、受け入れ力を向けてあげられないんだろう。
変なジャッジをせず、ただそのままに「そういうこともあるんだね」と言ってあげられないかな。
それにね、そもそも意味的な勘違いもあると思うんだけど。
元々、神経がすごく図太くてタフで、いつも動じない系のキャラだと、…自分のことを思っているのでしょうか。
それそれ、ちゃんと考えてみると「いや、全然違いますね」って気がしない?
ええ、あなた全然それじゃないですよ。
それこそ、漫画とかで考えてみるとわかるんだけどもね(何か想像してくれ)。
物語の中でとことんタフだ、みたいな人って、基本的には物をあまり受け入れない人なのよ
(実際寡黙キャラで体も丈夫で、生活や習慣も固定されていて同じことずっとやっている人が多いはず…)
これはもちろん現実でもそうです。
人間にしろ、状況にしろ、壁が厚くてその人の中への出入りが少ない。
これが一番、乱されないもの。
出入りがないということは、いつも同じ調子が続くということで、
一番ある意味安全、安定の状態なんですよ。
でもそれは、逆を言えば、その人の内側では新しいものはなかなか生まれないということ。
刺激も入ってこないということ。活性化もしないということ。
毎日同じものを食べ、同じところから出ず、同じ人としか話さない。しかも…同じようなことしか話さない!
確かにこれなら、「何も変化しない」のだから、不安にもならないし混乱もしないな。
まさにワーオ!!!でしょう?(驚)
さあ、…果たして双子座諸君、これでいいのか、求めているのはそれなのか、ということです。
また同時に、
こういうある種の「自分を乱されず強くある、自分を固く持ち続ける」みたいな生き方をしていると、当然ながら自分以外の個性、世界とは柔軟にかかわることができません。
だって、この世は、たくさんやっていることがうまくなる、仕組みだもの。
めったに人と口を利かず、新しい話題を交換することもなく、何なら安全地帯からも出ないのに、
そんな上手なコミュニケーションや、軽快なフットワークや、多彩な話題提供なんか、うまいはずがなかろうよ(笑)。
漫画でも実際の世界でも、そういう人は「突然の恋」とか、「自分を変化させなければならない状況」とかに、大体四苦八苦しているじゃないですか。
ね?わかります?わかってきました?
双子座、改めて言いますが。
あなたは12星座屈指の面白い人です。
もちろん、あなたのことをそこまで好きじゃない、苦手だという人はいるでしょう。
まあそれはいいですよ。
そんなことあなた自身もかまわないと思いますし。
でも、そんな人だって、双子座は興味深い人間だということは、きっと認めてくれると思います。
あいつがいると場がぱっと明るくなるし、何だか知らないけど盛り上がるし、みんなが熱く話し出すし、ぽつんとつまんなそうにしている人もいなくなる。
「好きじゃないけど…ある意味すごい」
これは、みんなの認めてくれるところではないかと。
で、その能力は、あなたが今苦しんでいる過剰に高く広いアンテナのせい、
めったにオフにすることのできない、広い視野と好奇心、高度のサーチ能力のせいで生まれているんだよね。
それがあるからこそ、今この場でどんなことを言い、どうふるまえばいいかもわかる。
何を話題として提供すれば、その人が盛り上がるかも見当がつく。
誰がいまいち乗っていなくて、誰が意気消沈しているかも気づける。
この場での最適はどんな態度でどんな明るさでどんな勢いか…もイメージできる。
これは全部、双子座が気づかぬうちに手に入れている、星の数ほどの“情報”のおかげなんです。
そう、そう思うとちょっと気が楽じゃありませんか。
おそらく同じようなことを、優しさや誰かのへの気遣いや、「こうすることでよく思われよう」とかの社会性ゆえにやる人もいるでしょう。
でも、双子座はそこのところ、ちょっと違うと思いません?
気を使ってはいるんだけど、何で気を使うのかはそういう理由じゃない。
「ただ知っているから」「気づいちゃったから」。
それだけなんだよね。
これに、案外自分でも気づいていないのかなと思うしね、双子座。
ここを自分で理解していると、安心する面もあると思うのです。
あなたは実に気のまわる人で、それゆえに非常に疲れ、何もかも嫌になったり荒れたり…すると思います。
でも、それはかなり“たまたま”感が強いんだ。
だから、そんなにそこに責任を持たなくてもいいんじゃないかな。
たまたまそこに居合わせたから、話しかけた。盛り上げた。
ただそれだけなら、自分が疲れたり余裕がなくなったら、すぐにそれをやめたってかまわない。
そう考えたっていいんじゃないでしょうか。
かつそのくらいの気持ちでいたほうが、いつでも自分は好きに選択できる、状況を変更してもいいのだと思えていたら、
双子座はもっと、気楽に楽しい気分のまま、いい状態の自分を持続しやすいのではないでしょうか。
そう、多分これはあるのですよね。
そもそも軽い気持ちで始めたのに、やっているうちにそれが重くなり、
もともとしっかりした動機や目的はないので、それに耐えられなくなるのも早い。
それが双子座だと思うのです。
でも、それは軽薄だっていうことではありません。
たとえるなら、相手のことを知らなくても、ふと気が向いたら簡単に親切にする。
それがあなたです。
それって最高にいい性格だと思わない?(笑)
軽さゆえに素敵で純粋だと思わない?
別に特別喜ばれたいとか、「いい人だ」と思われ続けたいとか。
そんな計算、大してないと思います。
むしろ、そんな計算をするタイプなら、もっともっと長い時間の“相手からの期待”にだって耐えられるはず。
そこから何かを得ようとこちらも思っているなら、それが芯になって、
損得勘定がイーブンだから、持ちこたえられるんですよ。
でも、双子座がそうできないのは、そもそも「行動の動機自体が気まぐれ」だからだし、
同時にそれは、多くの場合他意がなく、それが単なる自分自身のふとした喜び、好奇心、気軽な親切心からくるものだからです。
もともとがそう始まったのだから、私はいつだって、自分のタイミングで撤退してもいい。
「ごめんね、もうやめるね」と言ってもいいし、「あ、そこまでやる気はないんだ」と答えてもいい。
多くを求めていないのだもの、返さなきゃいけない義務もないのよ。
双子座は多種多様な興味、刺激を追う分、ひとつに思い入れる度合いは薄いです。
でもそれには「一個にそんなにかかわりあってたら、身がもたないもんね」というのも実際あると思うし。
たとえるならビュッフェね。
一個のおかず取りすぎたら、意味がないじゃない。いろいろ食べに来たんじゃない!
だって先に出てきた「超安定度の高い人」とは全く違って、
「毎日どこか、昨日と違う今日であってほしい」。
そう思うのが双子座の本音なんだもの。
そういう全く違う人同士の正義、理屈、生き抜くノウハウが違っていたって当たり前だよね。
そう思いませんか?
(VIVA双子座!まずは全肯定で前半。後半は少し…未熟さも洗い出すよー)