思い悩む12星座に贈る、
まーさからの激励メッセージ
「元気を出して 魚座」後編
※これは前・後編でひとつのおてがみです。まだの人は先に前編を読んでね
さて、最近の魚座は、人生の中で“焦点”が絞られてきている…だから「とても元気があるように感じられる…」という長い話が繰り広げられた前半でした(笑)。
これは魚座に限ったことではなく、今全体の流れでもあるのですが、
たとえるならいわば声の通る、いうことのわかりやすい先生が、ざわざわする教室に入ってきた感じ。
で、任になった感じですね。
「パンパン!(と手を打ち鳴らして)はい注目~~~~~!!!」
とやってくれ。ある方向に半ば強制的に目を向けさせ。
で、「はい、魚座はこれこれこうだから、もしこれしたいなら、これやってみよう。はいスタート!」
と、とてもわかりやすく、その人間にあった指示を出してくれるので、魚座も「え~~」とか言いつつ結局それをやることになる。
そう、どんな流れにも“流される”のが一種、魚座のポリシーだからです!
で、今はそのいい流れ(魚座にとっては)に素直に乗り、
つまりはこのパンパン!がとても功を奏したと。
結果、そこに乗りながらもじわじわと、
魚座は「何かに具体的に目的意識を持つ、考え考えでも…実際に動いてみるって、もしかしてすごく面白い?しかも、やれば私案外できる?」なんてことにも、気づきつつあるのだと思います。
今の流れは、端的に言えば、「何かに意識を集中させる」ものなのかもしれません。
しかも、それは、情熱でも愛情でも根性でも気迫でもない力で。
ここ重要です。
「え~~~~~~い!」とそこに重さのかかる力の掛け方をするのは、魚座は苦手です(基本非力です)。
が、魚座は余分なものを背負わない気質ゆえに(そういう人でないと、物事に“うまく”流されることもできないわけよ。逆にいろいろ背負いたい人は、物持ち過剰だから重い…力を込めるのも得意!なんだな)、
ある意味内側は、空っぽに近い。
つまりは…基本的にとても澄んでいるので。
いつもついつい流され影響されて、あちこちに浮遊している意識さえ、
うまくどこかにきっちりと、とどめていることができたら。繋ぎ止められたら。
非常に高い集中力は、簡単に発揮できてしまうんですよ。
ぼ~~~~っと一点を見ているようで、でも力が入っていなくて、
まるでこの場所にいないかのようだ。自分のことも忘れてしまったかのようだ。
そういう“精神統一”というか、無我の境地的アレ、あるでしょ?
魚座が本来の力を発揮しているときって、そういう感じなんですが
多分今の魚座には、少なからずそれがあります。そういう風に、私は感じています。
ある一定の何かしらの星の力で、それが働きやすくなっている。
結果、「今一番集中すべきこと」が、自分でわかっている。
だから、元気を“失わない”。こぼさない、奪われない、たやすくなくさない。
そうなんじゃないですかね。
だからね。何が言いたいかと言いますと。
現状、私は魚座元気がない…とは感じていません。
だから、ここでは慰めたり、よしよししたりも、しません。
だって、必要ないもの!
今もし「え、でも私そんなにうまく行ってないです…」という魚座がいても。
私はあまり信じませんよ。
きっと、知らず知らずのうちに、あなたの中にはいいものが、宿っていっていると思うもの。
でも、それを現実的に生かせるかどうかは、あなたの意識次第。
そう、ここまで散々説明してきた、「対処」にかかっているんです。
あなたの人生が今現在上々であるにしろ、いまいちであるにしろ。
それは「あなたが自分の力、才能、魅力、または弱点、欠点、不安さ、未熟さ」にどう対処しているかの現れそのままだと思います。
果たして長所を一層輝かせるべきなのか、逆に弱点と思い込んでいるものととことん向き合うべきなのか。今のあなたにより有効なのはどっちか…私にはわかりませんが。
私は、今の魚座、とてもいい感じだと思うし。
ここからますます自分を研ぎ澄まし、深いところから多くのものをくみ上げて、
何より自分をしっかり大事にして生きていくなら、もっともっとよくなるとも思いますよ。
何もかもまずは受け入れ❤流され❤が持ち味の魚座に、
もっと厳密に守れ、最初から精査しろ、まず疑ってかかれ、常に上着を用意、冷たい飲み物は絶対飲むな!……とかは言いません(笑)。
そんなことを強要して多少何かがよくなったって、魚座が幸せになれるという気がしないもの。
でも、「そうか、防御するという方法もあるんだな」ということは知るべきだし。
「もし嫌なら、ノーと言ったっていいんだ」とはわかっておいてほしいし。
「寒いときには何か羽織ると、体が気持ちいいな」とは実感してもらいたいし。
「お風呂に入って眠ると、翌日のお肌がいい感じ」ともわかってほしい。
私はあなたの、ありのままが好きですよ。魚座。
でも、無防備が過ぎて多くのものを時として奪われ、状況に振り回され、
段々自分らしい澄んだエネルギーを失って、ファイトもなくなり、流れに追従する浮遊物みたいな存在になっていくあなたを見るのは、…嫌です!
自分が望むから、ゆるゆる流れているんだったら、それでいい。
それが素敵です。
多分あなたが、生まれながらに容姿の才能をもらった人だとしたら、
おそらく12星座で唯一、『20歳のときも50歳のときも、同じような理由で美しい』が成立するのは、魚座だけだと思うから。
みんなが価値観と年月の流れに従い、一緒に流れて形を変えていくのに。
全く構えがないし、対処も甘いから、
だから、結構しわが寄ったり髪もぱさぱさしたりしてきているのに、服装も何だか年齢不相応?で、あの人不思議な人?的に見られることも多々あるのに。
でも、「ふと笑った顔が、赤ちゃんみたいに無邪気」「ほっぺたが薔薇のように愛らしい…」。
そんなまさに、無防備な魅力で、まさに時間をも“逆行・逆流”させる力のあるのも、魚座なのですよ。
だからね。
そういう魅力を、いくつになっても満タンに、持っていてほしいからね。
そう、生き方はこれからも変わらず流されていっていい!
でも、最低限。
自分の人生には熱意をもって、冷静な目をもって、安定した心を持って向き合う意識を持っていてください。
これさえあれば、魚座は大体大丈夫。
「人生いろいろなことがあったけど、必ずしも愉快なことばかりじゃないかもだけど、
でも…こんなのもありかなあ…と思って」と、
自分で人生に“対処してきた”人間だけが言える言葉が、自然に出て来るように。
人に弱さ、弱点があるのはいいのです。
でも、“弱者”の視点になっては、ダメですよ。
自分で引き受け、自分なりに対処したことからは、いついかなる経験でも学び、ご褒美、成果があります。
でも、それをせず、本当にただ受け入れる…というふりをした、「人任せ、無力感、無責任」が自分を支配していると。
「自分は虐げられている、無力な存在だ」(私の不幸は全て他の誰かと運命のせい)
と感じるようになってしまいます。
でも、実際は…違うでしょう?
違うのは、自分が一番よく、わかっていますよね。
あなたにはたくさんの“やりよう”がある、そうなんです。
そう、今の魚座はきっとよい、強い状態でしょう。
だからこそ、自分が陥りやすいこの危険な状態のことも、はっきり意識できるはず。
どんなにやさしく無防備で、受け身でデリケートで…何なら体も弱くても!
魚座はまったくもって、弱者なんかじゃありません!!!!
弱いんじゃないの、“しなやか”なの!!!!!
今のあなた、涙は流していませんね?
ならばこの言葉がよく見えるでしょ?
で、「ま、まさにそう!!!(私の強さはしなやかさ!!!)」って思うはず。それで興奮して鼻息荒くなるはず(笑)。
ならば、どこかに大きく書いておいてください。
今度残念ながら元気を失ったときのために、しゃっきりするためのパワー源として、
この、魚座の強さを的確に表現する(自分で言っちゃった。笑)言葉をキープしておいてください。
そしてもし、今あなたが泣いているなら。魚座。
泣きたいときは思い切り泣いていいのです。
それはこの世界の全員に許されています。あなただってもちろんそうですよ。
でも、ある程度泣いたら、「このくらいにしておいてやるか!」と自分で決めるのも大事よ。
泣くのはとても必要なこと。生き物だからね。
でも、「現実に対処することへの怖さから、それから逃げるために、泣くことを手段にしている」としたら、その涙はいただけないよ。泣いても心はきれいにならないからね。
世界はもともと、あなたに対してやさしいはず。
それを本当の意味で感じ取れないとしたら、それはあなたが本当の魚座のアンテナを、心を閉ざして下げてしまっているから。
魚座は愛されています。大事に思われ、守られていますよ。
だからこそ。
自分まで自分を甘やかすのはやめなさい。
人としてはふんわりやさしくデリケートでいい。甘えん坊でものんびり屋でも構いません。
でも生き方は誰より雄々しくありなさい。
大事なものには、人一倍深い愛情を注ぎなさい。受け入れるときはそれこそ、広大なる宇宙のようでありなさい。何度踏まれようと無限にひょっこり顔を出す、可憐な野の花のように無欲で、同時に生きることにたくましくありなさい。
私らしい人生は、あなた自身が作るのです。
今日もそのことを決して忘れず、また前を向きなさい。