羊毛フェルト作家の林かおるです。
動物の羊毛フェルトをオーダーで作っています。
今回はブリティッシュショートヘアのよる君です。
難病で数ヶ月の命と宣告されましたが、
懸命な治療と飼い主さんのケアでその後5年も
頑張って生きてくれました。
最近は作らせていただいた羊毛フェルト(と本人)の動画と、
その子のイメージに合わせた短い曲を作っています。
優しくて穏やかだったというよる君。
そんなよる君が静かに、でもしっかりと想いを込めて
飼い主さんに語りかけるイメージでこの曲を作りました。
羊毛フェルトとピアノ/林かおる
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飼い主さんのお話です。
『我が家にお迎えして半年で、罹患率数%というAV門脈シャントという難病と診断され、数か月の命だとうと伝えられてから約5年。
腎臓が悪く貧血ではありましたが、難病と言われなければ普通の子と何も変わりませんでした。
しかし、今年の夏前に難病とは因果関係がない「尿道結石」に。
健康な子であれば、外科的手術が可能でしたがよる君の場合、貧血で手術で血が止まらないというリスク大のため
内科的処置しかできませんでした。
貧血もひどくなり通院を繰り返し、投薬や処置、自宅での点滴や、注射。兄弟猫からの輸血に頼りました。
今できる事をすべての事を専門の先生に試してもらいましたが(人間とは違い骨髄移植はできなかった)
結局、免疫が下がっていたため、感染症にかかり、8月に5歳という若さでこの世を去りました。
非常に珍しい難病なのに5年も乗り切って来たので、今回の尿道結石も乗り越えてくれるだろうと期待しておりました。
私たち夫婦が、多くのストレスや痛みを与えてしまったのに、あれ以上どうすることもできず
あまりにも早いお別れとなったこと、よるに対し申し訳ない気持ちで一杯になり、心の整理ができない状態で不眠や不食が続きましたが
ようやく、よる君のいない生活に少しずつ慣れて普通の生活ができるようになって参りました。
普通なら痩せこけて、腹水もたまり、毛並みも悪くなるはずの難病でしたので、よる君の容姿や目の輝きに先生たちは本当に驚いていました。
動物病院では、検査などが多いので滞在時間が長く、毎週帰宅するまで4、5時間かかることもざらでしたが
騒ぐことも、粗相することもなくおとなしく本当に良い子でした。
控えめな子でしたが、通院や入院などで知らない方や、病院関係者に「よるちゃん良い子だね。とか、かわいいね。」と言われると、
本人もまんざらでもなかったのでは?と思います。
シャンプーでも他の子と違い(我が家ではあと3匹おります)騒いだり、逃げることもなく、最後のドライヤーまでさせてくれました。
夜寝る時は、私のお腹に両腕を置いて一緒に寝てくれました。
好奇心旺盛で、マンションの定期検査の業者さんや宅配便の方など、来訪される方にご挨拶してました。(他の子は隠れて出で来ない)
出来る事なら、私も夫も、大好きなよる君にもう一度会いたいです。
きっと虹の橋の手前で、私たちを待っていてくれると信じています』
私の飼っていた猫、かんなにどこか似ているよる君。
羊毛フェルトよる君が飼い主さんを穏やかな優しい気持ちに
してくれますように!
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羊毛フェルトよる君は胸かがお尻まで20センチくらい、
高さは25センチくらいです。
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