複数のモデルハウスを出入りして分かった事
セイカです
思い出した事を書いたら収拾がつかなくなってしまい、
非常に長くなってしまいました。
なので、時間がある時に読まれるといいかもです。
集合住宅展示場と個別住宅展示場とを往復する中で、
ふいに気付いた事がありました。
それは…。
お土産というか景品というか、おまけがたくさん貰えた
家の中(室内ではなく廊下などを含めた全体)の空気です。
セイカ宅がマイホーム建築に先駆けてあっちこっちを歩き回ったのは、
冬の寒い時期。
1月とか2月といった、とにかく寒い時期だったんですね。
当然ながら来客を想定した各展示ホームはどこも暖気が整えられ、
坪数や部屋数に応じたエアコンが設置されていた事に気付いたんです。
見て歩く分には気にならないエアコン…。
いや、むしろエアコン付きのマイホームは憧れの一環ですので、
『あって当たり前』
といった前提でしたが、
完全に寒さを凌ぐ為には同じエアコンでもパワーのあるエアコンが当たり前に付けられているか、
そうでなければ数で勝負(各部屋標準装備)といった感じがしました。
その結果、大きな坪数を有する建築物ほどエアコンの数が増えるか、
若しくは大掛かりなオプション(床暖房など)によって暖気が整えられています。
この違いの見極めポイントは、
- エアコン設置の場合は多くの部屋に家庭用エアコン若しくは業務用エアコンが目に付く。
- 床暖房などが装備されている場合はそれに合わせた宣伝がなされている。
この2つです。
そんな感じでエアコンや大掛かりな空気調整オプションを意識して見学するようになると…?
これまた個別住宅展示で気付いたんですが、
はっきりとした『差』が出てきましたね。
まず、エアコンなしの『素の展示ホーム』→
寒い。冬なので当たり前ですが、それにしても寒い!
次に『多数のエアコン装備の展示ホーム』→
当たり前だけど、温かい。ヌクヌクする。
でも、絶対に光熱費が爆発する!
そして『床暖房システム装備の展示ホーム』→
タイプは色々あるようですが、…まあ、温かい。
でも、当時は『床暖房』という言葉が生まれたばかりという事もあり、
とにかく値段が…
そして、故障した場合を考えるとちょっと萎える
エアコンとは異なり『風』が無いので、その空間だけが温まる。
家全体を温めたいのであれば、それなりの面積に床暖房を広げる必要が…
だったら業務用エアコンでも付けた方が良さそうな気が…
ちなみに『床暖房+エアコン』という展示ホームもありました
暖かい。…暖かいよ。
でも、度を越えて暑い
真冬の室内で水着に着替えて水風呂を待てるくらいに暑い。
そんな中…。
一ヵ所だけ異質(?)の展示場がありました。
同じように展示ホーム内をウロウロしていると、
床暖房を採用していない展示ホームだというのになんだか暖かい。
でも、どの部屋を見てもエアコンが無い…?
エアコン用のコンセントはどの部屋にもあるけど、エアコンが付いてない??
なので、営業員をつかまえて尋ねてみる。
セイカ:「この家って…エアコンが無いんですか?」
営業員:「まさかっ! 無くちゃ寒くて凍えちゃいますよ(笑)。
この展示には2台ついていますよ
」
セイカ:「2台? それだけですか? どの部屋なんですか?」
営業員:「えー…部屋ではなく、脱衣所前の廊下…玄関正面の一番奥と、
階段を上り切った2階の
通路です
」
廊下・通路…。
正直、盲点でしたね。
エアコンは部屋につけるイメージですが、
そうすると温まるのはその部屋のみ。
廊下や通路はタダでさえ広くはなく、温まり易い。
…で、扉なり引き戸を開けば暖かくなった空気を引き込む事が出来る…。
当然、冷え込む夜には効果が薄そうですが、
『そういった使い方』
には、ちょっと関心。
…でも、変な疑問も…。
セイカ:「それにしても暖気、取れ過ぎてません?
他の展示ホームではけっこうな数のエアコンとかで頑張っているのに」
営業員:「…そう言われれば、確かに多いかも知れませんね。
………断熱材の違いなんですかね? すいません、勉強不足で…」
見切ったぁっ!
そっかぁ。断熱材か。
営業員さんは本当によくわからないみたいでしたが、
その回答の中に重要な言葉が紛れていました。
この言葉をきっかけに、青果のマイホーム計画の重点項目に
質の高い断熱材
が加わるのでした。
↓ 断熱材とはこんなやつ ↓
密度が増すほどに断熱効果が高まります。
タイプは大きく『バット(マット?)』『ボード』『ロール』『ブロー』とがあり、
一般的な住宅の多くは『バット(マット?)』が使用されています。
(バットは上から3つ目まで。雪国はブローが足される)
もっとも基本にして長期間使用されているのはグラスウール。
名前の通り、ガラス繊維が含まれた加工綿の事です。
壁に対してはホッチキスのような針で『張り付ける』
天井裏などには『敷く』
ことで断熱効果が発揮されますが、
当然ながら経年劣化で効力が低減します。
なんでそんな事を知っているかって?
以前、断熱材生産工場で働いていたからなのです
急激にエアコンの効きが悪くなったと感じたら、
このグラスウールが劣化している場合が考えられます。
ウールは綿のカタマリですので、カッターなどで切る事が出来ます。
セイカ宅は天井裏に出入り可能な『穴』がありますので、
数年前にそこで劣化した断熱材を交換しました。
使用時には手袋をしましょう。
注文住宅考慮時の必須アイテム(一例)
注文住宅を依頼するためにあって損のないアイテム一例です
全てを買い揃える必要はありませんが、
『見て知る』
だけでも完成後の失敗が遠のいてくれます
(…。なぁ~んか…、想像してたのと違った…)
↑完成後のこの感想が一番サイアク