無垢床の導入について | モコハウスで建てたC値0.1未満の家に住む

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高気密高断熱の家がほしいと思って一条工務店含め色々検討しましたが最終的にはモコハウスにお願いしました。
口コミや評判が殆どないので今後モコハウスで検討される方の為に記録を残しておきます。

モコハウスの標準の床材は松の無垢板が採用されています。

ただ、この床材も自由に変更できるという事、更に床材は木の種類だけでなく突板、挽板、無垢板もありでめちゃくちゃ悩みました。

床材の種類

シート貼りは論外として、床材は3種類存在します。
(論外と言いましたが大手ハウスメーカーの標準はまだまだシート貼りですね)

突板

木を透けて見えるくらいめちゃくちゃ薄くスライスして(0.2~0.3mm程度!)合板に貼り付けている物です。

今住んでるマンションもこの床材でした。

メリットは安いことや床暖が使える、収縮・膨張が少ないことでしょうか。

 

デメリットは傷がついたりすると合板部分が見えてしまう。また日光や水による劣化で剥がれてきてしまう。

更に床暖が使える反面、空気層が少ないということなので足で接したときに冷たさを感じてしまいます。

そんな所でしょうか?

挽板

突板と違って2mm程度にスライスして合板に貼り付けている物です。2mm程度なので十分に木の質感を感じることが出来そうです。
 
メリットは床暖が使える、収縮・膨張が少ないこと。突板と違い多少の傷では合板部分が見えることはないって所でしょうか?
 
デメリットは価格が高い。場合によっては無垢より高い場合もあります。
また、こちらも空気層が少ないので同じ若干の冷たさを感じてしまいます。
 
断面で見たら明らかですね。

無垢板

本物の木をそのまま床材にしたものです。
完璧かと思いきやそうでもなく、温度湿度の変化で膨張・収縮が発生します。
どの程度変化するかは木によって変わります。
 
メリットは木の質感を十分に感じれるだけでなく、空気層があるので断熱・気密が十分であれば床暖をつけていなくても触れた感じ、十分に暖かかったりします。
また傷ついてもヤスリなどで復元できたりします。長く使えそうです。
 
デメリットは価格が高く、収縮・膨張が発生することです。
 
断面を見てもとてもキレイですね。
 

私が選んだのは無垢板!

無垢板は収縮・膨張が発生するとあったので、どの程度かとても気になりましたが、やはり今住んでいる所で使っている突板が表面が傷ついたらすぐに下地が見えたり、冷たいのが嫌だったので無垢板を選択することにしました。

木の種類

木の種類も色々ありますが、大きく分けて広葉樹、針葉樹の2つの系統にわかれます。
広葉樹は硬く傷が入りにくい(値段も高い)、針葉樹は柔らかく傷がつきやすいがクッション性があり足に優しい(なにより安い照れ)といった傾向にあります。
写真で見てもよくわからないので色々サンプルを取り寄せました。

ブラックウォールナット

変形しにくく、家具にもよく使われているウォールナットです。
なかなか渋くて雰囲気いいですね。高級感あります。
ただ、家具などセンスがいりそうな色です。
お値段もびっくりします笑い泣き

ウィンテージチーク

こちらも変形しにくく、家具にもよく使われているチークです。
チークの家具など揃えたら統一感でて良さそうですね。流石に床にしても高級感あります。
お値段もびっくりします。

しなの栗

ここからは少し手頃なお値段になります。
栗の木です。独特な感じですが広葉樹なので少し硬くてしっかりしてます。
こちらはちょっと特殊で断面を見てもらえるとわかると思いますが収縮したときもつなぎ目が見えにくい工夫がされています。
断面が他と違って斜めに組み合わせるようになってます。
他の床材もこういうカットあったらいいのになぁと思います。

サクラ(カバ)

カバ材です。広葉樹でほどよい硬さかつ優しい雰囲気で自分の好みな床材でした。
お値段も結構優しかったです。
正直これにしようかとても悩みました。。

オーク

オーク材です。とても有名な床材だけのことがあり、床材にとても良い色、模様、硬さです。
ただ、やはり硬いのでパイン材のように足腰に優しいというわけにはいかず。
いいとこ取りは出来ないものですね。
特にプレイリーホームズのオークは幅広かつ厚みがあってリッチに見えます!
全面モコハウス標準のパインで良かったかもしれないんですが、やはりパイン材はすぐに傷がついてしまうみたいなので、床の上でゴロゴロするのが多そうな1Fは硬くて色も好みなオーク材にしてもらいました。
2Fは椅子やベット中心の生活になりそうなので標準のパイン材にしてもらいました。
 
ちなみにモコハウス標準の床材はパイン(松板)で長さ2m×横幅142㎜×厚み30㎜というめちゃくちゃ大きくていい感じです。

施工の様子

モコハウスは無垢板を標準で取り入れているだけあって施工もスペーサーを用いてきちんと施工してくれてました。
慣れていない所だと隙間を空けすぎたり詰めすぎたりするようでちょっと不安でしたが心配は不要でした。
 
あと、施工出来たところからすぐに養生ボードを敷いてくれるなどの心遣いもしっかりしてくれていて感心しました。

引き渡し後の様子

引き渡しの直後

恐れていた目立つ隙間や詰まりすぎなど特にありませんでした。

5月時点

サンプル材を床の上においてみました。
5月時点も特に恐れていた目立つ隙間や詰まりすぎなど特にありませんでした。
パイン材の方も同じくです。
木である限り、膨張や収縮は必ず起こるのですが
今のところ気になるほどの変化は出ていません。施工直後という事もあるかもしれませんが
高気密高断熱+第一種換気の全熱交換という仕組みで温度や湿度の変化が少ないという要因もあるかもしれません。
高気密高断熱の家と無垢板は相性がいいのかもしれません。
施工技術も高かったのかな?
 
ちなみにパインはやはりめちゃくちゃ傷つきます。ちょっと物を落としても傷がつきます笑い泣き
とはいえ、下地が見えたりすることがないのでそこまで気にならないです。
あーこういう事あったなぁという歴史が刻まれるくらいですグラサン
1Fはオークに変えておいて正解だった気がします。
2Fもパインからサクラに変えたらどんな感じだったのかなぁとは思います。
色々試せたらなぁと思いますが。そんな事は出来ないので床選びは難しいですねー
 
今後、夏や冬も迎えるので床の様子もアップデートしていければと思います。