各ハウスメーカーの断熱・気密・耐震性能について | モコハウスで建てたC値0.1未満の家に住む

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家を建てるまで + 住んでからのDIYなどのおはなし。

高気密高断熱の家がほしいと思って一条工務店含め色々検討しましたが最終的にはモコハウスにお願いしました。
口コミや評判が殆どないので今後モコハウスで検討される方の為に記録を残しておきます。

これからの住宅は全ての要素ではないが、高気密・高断熱の優先度が高くになってくることはZEHやHEAT 20、R-2000をみても明らかだと思う。日本においては大手ハウスメーカーが今まで力を入れてこなかった点でもあり、まだまだ数値として出している所は少ない。そういった状況においても数値を公表しているところもあるので一覧にまとめてみました。

ハウスメーカーのC値、UA値

各ハウスメーカーのHPに載っている情報から一覧を作成しました。ハウスメーカー選びの参考にしていただけたらと思います。

HEAT20の基準と予想されるそれに合うべきであろうC値を一緒に記載しました。

ハウスメーカー C値 UA値 耐震等級 断熱材 備考
G1 2 0.56 - - HEAT 20 G1
躯体のためにも最低限この数字はクリアしたい
G2 1 0.46 - - HEAT 20 G2
G3 0.2 0.26 - - HEAT 20 G3
アイフルホーム 0.52 0.26~0.28 3相当 ネオマフォーム(外張り) HQP-Wの場合
アエラホーム 0.35 0.36 3 キューワンボード(外張り) クラージュの場合
一条工務店 0.59 0.25 3 ウレタンフォーム(外張り・壁内) i-smartの場合
ウェルネストホーム 0.2 0.28 3 ロックウール(外張り)セルロースファイバー(壁内)  
FPの家 0.44 0.37 3 硬質ウレタンフォーム(壁内) UA値は東京モデル(札幌は0.16)
小林住宅 0.15 0.23 3 硬質ウレタンフォーム(外張り)発泡ウレタンフォーム(壁内) ダブル断熱の場合
クレバリーホーム 記載なし 0.28 記載なし フェノールフォーム断熱材(外張り)グラスウール(壁内) ※断熱をテーマとしたENELITEモデルのみUAの数値あり
他のモデルは記載なし
サンヨーホームズ 記載なし 0.5 記載なし グラスウール(壁内)  
住友不動産 記載なし 0.42 3 グラスウール(壁内) UA値は2×6住宅モデル
住友林業 記載なし 0.46 3 グラスウール(壁内)  
スウェーデンハウス 0.64 0.38 記載なし グラスウール(壁内)  
セキスイハイム 記載なし ~0.6
※zeh
3 グラスウール(壁内)  
セルコホーム 0.49 0.37 記載なし グラスウール(壁内) THE HOMEの場合
ダイワハウス 記載なし ~0.6
※zeh
記載なし 記載なし  
トヨタウッドユーホーム 記載なし 0.4 3 記載なし Sun Bless NEOの場合
トヨタホーム 記載なし 0.7 3 グラスウール(壁内)  
ミサワホーム 記載なし 0.39 3 グラスウール(壁内) 高断熱仕様の場合
三井ホーム 記載なし 0.41 3 ロックウール(壁内)  
パナソニックホームズ 記載なし ~0.6
※zeh
記載なし 記載なし  
桧家住宅 0.4~0.7 ~0.6
※zeh
3 アクアフォーム(吹付け) C値はモデルハウスの場合
リパーロ(リブライフ) 0.6 0.5 3 硬質ウレタンフォーム(外張り)吹付けウレタンフォーム(壁内) 実邸平均データはC値0.49とのこと
フィアスホーム 0.32 0.3 3相当 eパネル フィアスホーム佐久平店HPより
ヘーベルハウス 記載なし ~0.6
※zeh
3 ネオマフォーム  
ヤマダホームズ 記載なし 0.5 3 硬質ウレタンフォーム/グラスウール  
ヤマト住建 0.5 0.28 3相当 硬質ウレタンフォーム(外張り)ポリスチレンフォーム(壁内) エネ-ジュUWの場合
モコハウス 0.1 0.2 3 硬質ウレタンフォーム(外張り)セルロースファイバー(壁内)  
※zeh 直接の数値記載はないが、zeh可能なのでzehの基準を持ってきています。

※全て公式ページの情報になります。個人ブログでC値を測ってみたなどありますが、そういった例は信憑が明らかではないので除いています。もしも何か間違いなどありましたらお教えください。

ZEHとは

ZEHとはネット・ゼロ・エネルギーハウスの略になります。
「外皮の断熱性能等を大幅に向上させるとともに、高効率な設備システムの導入により、室内環境の質を維持しつつ大幅な省エネルギーを実現した上で、再生可能エネルギーを導入することにより、年間の一次エネルギー消費量の収支がゼロとなることを目指した住宅」
と定義しています。

ZEHの要件: 以下①~④の全てに適合した住宅

① 強化外皮基準(例:東京6地域 UA値≦0.6[W/㎡k])
② 基準一次エネルギー消費量を20%以上削減(H25基準より20%以上)
③ 再生可能エネルギー導入(例:太陽光発電)
④ ①~③により基準一次エネルギー消費量から100%削減

 

断熱材によりUA値≦0.6を達成しなければなりませんが、ザルだと思われるのがC値の基準がないことです。つまり、太陽光パネルを載せまくってエアコンをガンガンつけても達成できてしまう所に闇を感じます。

HEAT20とは

HEAT20とは下記のように未来を見据えた組織でその組織が提言した水準がG1~G3まであります。

深刻化の一途を辿る地球温暖化とエネルギー問題 。

その対策のために「2020年を見据えた住宅の高断熱化技術開発委員会」が2009年に発足しました。 HEAT20はその略称であり、呼称です。

HEAT20は長期的視点に立ち、住宅における更なる省エネルギー化をはかるため、断熱などの建築的対応技術に着目し、住宅の熱的シェルターの高性能化と居住者の健康維持と快適性向上のための先進的技術開発、評価手法、そして断熱化された住宅の普及啓蒙を目的とした団体です。

メンバーは研究者、住宅・建材生産者団体の有志によって構成されています。

 

  • G1:G1は最低室温をおおむね10℃に保つことにしていますが、これは非暖房室の表面結露の防止、すなわち住まいの健康を主目的にしているものです。これが達成できていないと躯体に影響がでてくるような基準ですので最低限達成したいものになります。
  • G2:空調なしで1・2地域を除けばおおむね13℃を確保することを目標としています。
  • G3:空調なしで1・2地域を除けばおおむね15℃以上を確保することを目標としています。
グレード UA値(6地域)
G1 0.56
G2 0.46
G3 0.26