いつもありがとうございます。瀬谷松栄塾の田中です。

 

高校生のテストが返って来ました。

 

 

いいかわるいかは別として(あくまでうちの考え方なので、教育という点ではずれているということは100も承知の上で)

 

 

テスト返し最中は高校生はたいていテストなおしという勉強をしますが、

 

 

単なる解きなおしじゃ意味ないんだよ

 

という話をします。これ自体は中学生にもガンガンしていくのですが、高校生の、特に期末テスト終了後に聞くのは

 

「その勉強の目的は何?」

 

 

間違えたところが気になって、正しい答えを知りたい!という欲求。そういう考え方なら素晴らしいと言えるけれども、普通の高校の定期テストで6割~7割しか取れていないなら「それなんでテスト前に発揮しなかったの?」で終了

 

 

 

ちなみに私もこのタイプで、定期テストは平均点なのに実力テストだけ上位にいました。エンジンかけるの遅い。

 

 

まあ自分がそういうタイプだったからと言って、他の生徒にそれを認めるわけでもなく。

 

 

6割~7割しか取れなかったとしたら「その前のテスト勉強が間違っていた」と考えるべきだろう、という話をします。

 

要因は大きく分けて3つ。

 

①勉強不足

 高校になると定期テストの教科数もバカ多いので、どれにどれくらいの時間をかけるかのバランスは必要になるけれども、そのバランスをミスっていたり、そもそもの絶対量が足りていなかったり。

 

②テスト勉強のときはできていたのに本番ではできなかった

 これでよくあるのは、プリントにオレンジペンで正解を埋めて、赤シートで覚えるというやり方。別にこれ自体は×じゃないんだけれど、高校では副教科以外ではあんまりこの勉強方法で点取れないんじゃないか?と思う。単語テストなんかにもありがちなんだけれど、順番通りだと答えられるけど順番が違うと答えられなかったり、質問の仕方が変わるだけで答えられなかったり。

 まあこれも結局は単なる勉強不足なんだけれども、これである程度覚えられていることに満足して勉強を辞めてしまう→終了

 

③やり方はなんとなく覚えているけど意味は分かっていない(理系科目)

 これも②に含まれるのかもしれないが、なぜそういう処理をするのかを理解していればできることも、機械的に作業していただけだから複合されたとたんにわからなくなる。学校指定ワークを何周かしていて、それは全部解けるから大丈夫だと思ってたら試験で死んでしまうタイプ

 

 

 

 

 

 

 

自分にブーメラン刺さった

 

 

 

 

 

とにかく、それのいずれだったのかを振り返りして、次回同じような失敗を「他の教科でも」しないようにすることが最優先事項。

 

 

 

あんまりこういうこと言うのよくないのかもしれないけれど、例えば

 

私立文系志望で、成績が確定したこのタイミングで、理科基礎の復習してももうそれを活かすタイミングって(人生にはあるかも知れないけど受験では)ない。

私立理系志望で、成績が確定したこのタイミングで、歴史総合の復習をしても以下同文。

 

今やるべきことはそれなのか?本当にそれでいいのか?他に優先してやることない?

 

 

流れ作業で勉強してたらそうなってしまうけれど、流れ作業でやる勉強ほど成果が出ないもんはないと思うんだ。