力が・・・欲しいか・・・!?

 

 

力はいらん金をよこせ

 

 

 

いつもありがとうございます。瀬谷松栄塾の田中です。今回はXのまとめなので口調が異なります。

 

 

 

今年はいろいろあった。詳しくは書けないが、高3が本気を出したのが12月の中旬どころかクリスマス終了後2~3日たってから。この時点で受験までは残り1ヶ月を切っている。 まだ本気出してないだけ、がずっと続くとこうなるのだ。

 

で、本気出してもどう考えても物理的に時間が足りない。 

私立だとしても、3教科の勉強。

一日12時間勉強したとして1教科4時間。

高校受験であれば1教科4時間あればかなりできそうなもんだけれど、大学受験ともなればそうはいかない。

 

ちなみに俺は高3の時は一日3時間はクロノトリガーかF-ZEROをやっていて、一日1時間は漫画を読んでいた。良い子は真似してはいけない。オジサンとの約束だ。

 

さて、例えば過去問演習ひとつとっても、まず試験をするだけで4~5時間かかる。それに対して不明事項の勉強をするだけでヘタをしたら1日が終わる。 自分がなにをやるべきで、何をやらずにいるべきかの判断ができなければ、復習なんてやろうと思ったら1日じゃ足りないレベルである。「いや復習にそんな時間かかんねーよ」という人はそもそもその学校の合格ラインに達してるんだろうからほっといてくれ。マウントする暇があったら、俺とポケモンしようぜ。ポケモンやったことないけど。

 

大学の合格最低点が6割であれば、もし5割しか解けていなければ半分はわからなかったわけで。もちろんそれは全部復習する必要はないはずなんだけど、それを学生が判断できるわけもなく。

逆に雑に復習・・・つまり「ここの答えはこれなんだーふーん」みたいなのはやってないのと一緒。やるだけ時間の無駄。無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァ!(ジョジョは4部で脱落)

 

合格ラインが7割5分、東洋とかMARCHとかがそれにあたるんだろうけれど、それこそ「できなかったのは2割5分だから復習はそれだけ」にならなくて、落としたら絶望的なのだからその周辺知識の確認をする、ということをやっていれば時間が足りないわけよ。ここも、「足りる」っていうやつはほっといてくれ。国立とか早慶上理に鼻くそほじりながら受かってくれよ。

 

高校生から入塾する子たちは、まず勉強の仕方がとてもヘタだったりする。 へんにこだわりがあって素直に受け入れられなかったりすると、全然伸びなかったり。 そういうときは、失敗をさせる。 その上で、(当塾が考える)正しいやり方でやってもらう。 大きな変化が出る。ようやく信用する。じゃあもっと早く信用しろとも思うが、逆に今この時期でありながら、それでもうまくいかないから受け入れてくれる、ってことも当然あるから、その点に関してはなんとも言えない。

 

ただ、勉強っていうのはそうなってから一気に伸びるというよりは、しばらく停滞期または一回沈み込む時期が出たりする。それを前倒しにしたかった。間に合わなかった。跳ね上がる時期が受験後に来たんじゃ遅いんだよね。

 

いや間に合わなかったのか?まだわからんね。 まだだ、まだ終わらんよ。(ガンダムは履修登録し忘れた)


さらに現役生は第一志望の過去問以外ほぼ手を付けていないケースがマジで結構あるんだけど、偏差値と過去問の正答率ってあんまり一致してなくて。

 

高校受験の模試と違って、共テ模試・マーク模試以外の模試は偏差値なんて目安でしかない。

 

やってみなきゃわからんのよ。さらに言うと、現役生は自分の実力を実力以上に評価する傾向がある?知らんけど。自分もそうだった。偏差値が出てたって、「自分の学力は偏差値なんかでは測れない」なんて思ってた気もする。高校生にして厨二病。ああ、右手がうずく・・・

 

中堅高校だと、最低でも日東駒専、できればMARCHに。とか、最低でもMARCH、できれば早慶みたいな子、相当多いよね。

 

あと、「共テ過去問で8割取れてるから大丈夫」アピ そうか、それが本当ならすごいな。素敵だね。その調子で大学でも頑張ってくれ。煽りではなく。過去に一回取れた?そうか。何回もやってみてそれでそれだけ取れるんならいいんじゃないか。たまたま取れただけならそれを実力と思わないことだ。これはイヤミではなく、自分が「その力を持っているからやらなくても平気」とか思ってると、本当にあとで後悔するから確認してみてね。オジサンとの約束だ。

 

学校は当たり前だけどあんまり受験校についてアドバイスくれないし、塾・予備校はどうなんだろう?チューターとかがしてくれるの?(当方塾通いほぼ経験なし)

 

少なくともうちは転塾生がそういうアドバイス受けたという話は聞いたことがないなあ。でも大学受験ってこういうの超大切。 問題傾向や配点はもちろん、受験日がかぶらないように受験計画立てたり。一応学校ではやってるみたいなんだけど、そもそもそこで出している受験校が実力相応でなかった場合、全落ち前提の受験になってしまう。だからこそ、一回本当に「そこ、いける?残りの期間でそこまで到達できる?」っていう判断材料が必要になる。これ、特に中堅私大だと模試じゃダメなんですよ。模試は模試。

 

自分の弱点把握と、偏差値の確認を目安としてちょっとするくらいでいい。

 

これを過去問演習でやるわけなんだけど。この時点で気付くんですよ。 

 

「滑り止め・・・滑り止まらない!!!!」

 

 そりゃそうだ、この志望校だと 

 

第一志望・・・記念受験レベル 

第二志望・・・ワンチャンあるかもレベル 

第三志望(本人の考える滑り止め)・・・実力相応校、それでも3回受けて1回は落ちるかも

第四志望(自分はこのレベルではないと思っている)・・・ここですら舐めて過去問すらやらなかったら落ちる

 

 こういうレベルだということに。

 

 

 

もちろん人によるよこんなもん

 

でもこういう困り方する子って割といると思う。 そもそも有名校以外知らない子自体結構いるんじゃないかな。

そうすると自動的に

 

第一志望 早慶上理

第二志望 G-MARCH

第三志望 日東駒専

第四志望 まず行くことはないだろうけどそれ以下の大学群

 

みたいな子や

 

第一志望 G-MARCH

第二志望 成成明学獨國武←この大学どこも知らないって子すらいる

第三志望 日東駒専

第四志望 大東亜帝国

落ちたら浪人か専門

 

みたいな組み方、ぶっちゃけ結構見る。

 

さて、大学受験そのものの話。実際自立型として立ち上げて今年で10年目になる?それくらい?なんだけれども、自立できるということとサポートがいるかどうかは別物で。むしろ高3が一番サポートいるじゃん!ってなっているのが今。 「今あんたらはそんなことしなくていいから勉強に集中しなさい!」そんな感じ。

 

受験校のピックアップ、受験日の計画、その日までの勉強すべき内容の大雑把な内容。本人が一番わかってるだろ、が今までのスタンスだったんだけど、定期試験や高校受験と違って学校ごとで配点も問題形式も大きく異なる。

赤本そのものだと勉強しにくいからコピー必須。勉強の結果から必要なコト・今なくなくやらないを選択しなければならないコトを決定

朝から勉強したいという要望に応えるために朝一で塾を開け 腹減ったと言えば飯を出し、お茶やコーヒーを出し、眠そうにしてたら追い出して、寒そうにしてたらブランケット出して。詰まっているところを見つけたら必要な教材を言われなくても用意して。

 

話しかけていいタイミングだけ声かけて。根詰め過ぎと判断したら強制的に休憩させて。 ジェンダーとか無視して言う。

 

わしはおかんか。

 

 

それにしても時間、だ。時間。

やらなかった時間は返ってこない。

まあいまそこをブーブー言っても始まらないので、じゃあ今やれよ、と

 

勉強犬先生も以前言っていた。「受験失敗した未来から今日に戻って来た。知識も何も引き継げない、だったらやるしかないでしょう」 

俺はこう思った「落ちると思ってたらやらないかな」

 

マジでこういう返しとかクソだと思うし、空気読めねえなとも思うけど、うーん。

 

やらない選択をするときは、なにをやってもやらんな。やらん。めんどくさい。そうすることによって失う未来も想像つかないし、なんかそこまでやっても得することなくない?みたいにもし子どもたちが言ったとしても「わかるぅ~そうよねぇ~」ってなってしまいそうである。 

未来のことなんか知らねえよ、明日は明日の自分がどうにかすんだろ、くらいの勢いでいる。これは今もそういうところちょっとあるような気がする。だらしない人間である。

 

まあ、それでいいわけはないので、ちょっとだけ動きやすい手助けをする。

 

今 君はこの状態。足りないのはコレ。 なにぃ?多すぎる?しょうがない、それはきみがやってこなかったからだからな。じゃあ、目標をここに定めよう。そう、ここだ。ここ。ここならどうにかなりそうか。そうか。

 

おっ あんよはじょうず~あんよはじょうず~ じょうずにあるけたねぇ~気が付いたらこんな遠くに来ちゃったよ~ これだ。これ。(何が

 

というかさすがに今の子あんよはじょうずって言わんよな?言う?うちの親世代だよね。たぶん。今なんて言うの?

じょうずにうんちできたね~しか出てこない。

 

 

 

話を戻そう(ペコパ)

目標を正しい位置に照準合わせるとね、伸びが上がるんよ。高すぎる目標はマジで山を登れない。断崖絶壁。山はまっすぐ上ると大変よね。遠回りに見えるように見えても意外と手が届くかもしれない。

 

でもさ、ぶっちゃけもうここまできたら結果なんてどうでもいいんだよ。ごめん。どんな結果でも自分の責任として自分が受け入れてくれ。

 

でも、自分が何かを達成しようとしたときに、まず一番最初に必要なのが 

・現状把握 

と 

・ギャップの確認 

そしてそれを埋めるために具体的にどういう行動をとるべきか。取った後にその行動を振り返って、同軌道修正をするか。 これが大切で、これをやったから伸びた、という経験はしてほしい。

 

受かったとか、落ちたとか、その場では本人にもご家庭の方にも大きい問題かもしれないけれど、でも結局そこにはある程度いろんな意味での運の要素もあって、だからといって自分が人間としてダメだということではないし、本気になるまでの行動がダメだったと思うならどうすればそうならなかったのかを考えて、同じ失敗を繰り返さないようにする。 

 

それでもね、人間は同じ失敗するよ。しょうがない。

 

同じことを何度も間違えると、どうしても自己嫌悪しがちよね。それでいいの、全く反省をしない人もいるだろうけど、そういう人よりはずっといい。 完璧にはなれないにしても、少しずつ減らす。それでいい。 

そういうことを受験を通じて身につけてほしい、ってずっと言ってる。 保護者の方と本人にしたらたまったもんじゃないのかもしれないけれど、でも言い続けるよ。俺は。

 

本気になるまでに3年かかりました→じゃあ今本気でやろう、やるなら付き合う。必要なものは全部用意しよう。できる限りのことをしよう。今はそういう感じ。

 

見せる顔が、笑顔なのか、泣き顔なのかはわからんけれど、少なくとも今必死に頑張った君たちを俺は誇りに思う。読まないのわかってて書く。