あらこんなところに牛肉が、の文字でメロディが浮かんだあなたは同世代(以上)ですね。
いつもご覧いただきありがとうございます。瀬谷松栄塾の田中です。
中1の最初の通知表。
いかがだったでしょうか。
「あら、思ったより良かったじゃない」
中1の前期や、1学期の成績を見て、もしこう思ったとしたら
実際、中1前期や1学期のテストは基本的に簡単であることが多く、カラーテストほど点が取れないとはいえたいした勉強をしていなくても6割~9割は普通に取れてしまえたりします。特に英語。
それだけでも成績が上ブレしやすいのに、それどころか「どう考えても甘くない?」というつけ方と感じる時もあります。
※ここの評価はむしろ「からい」ぐらいの方が本人のためになると思うので、特に2期制だと次に気付くチャンスは学年末ですからね。
で、おそらくなのですが、もし「思ったより良かった」のであれば、おそらく次でほぼ下がります。
「英語、よくわかんないけどなんとなく点数取れた。スペルミスしてたけどそれくらいだった」
「数学は計算問題は8割、文章題は半分くらいできていたからそこそこできるはず」
「国語は漢字以外はわりと取れた」
このあたりの生徒がバタバタバタと倒れていく感じです。
※理科社会が30点しかとれてないのに3になっていたような生徒も同様です。
もしお子様がそういう所感を持っていたら、「ちょっと危ないかも」と思ってみたほうが良いかもしれません。
必ずしも塾に通う必要があるとは限りませんが、早めにコントロールした方が良いかもしれませんよ。
なんか思ったより悪かった?
逆に「思ったより悪かった」そういう方もいらっしゃるでしょう。
この場合は2つの視点を持った方が良いですね。
①評価がカラメ or 自己評価高過ぎ もしくはその両方
このケースは自分をカラメに合わせてみていく習慣をつけたほうが良いですね。中1のこの時期にカラメで、あとあと緩くなるケースはあまり聞いたことがありません。そうすると、同じ基準で取り組んでいれば結果が良くなることはまずないでしょう。
②提出物の漏れ・授業態度
特に「提出物の漏れ」に関して気にしてください。
本人に聞くとたいがい「ちゃんと出している」と答えます。
でも先生が思う「ちゃんと出している」とのギャップがあるんですよね。
こういう生徒のちゃんと出しているは
・とりあえず終わらせた(空欄あり、○×のみ等先生からみたら完成基準未満)
・締め切りを守っていない
・何回か提出漏れがある
であることが多く、その一方で先生の求める「それなりにちゃんと出している」は
・完全記入
・締め切り厳守
・提出漏れ0
が最低限である、という感覚でいてほぼ間違いないでしょう。
これは価値基準のすり合わせの問題なので、それを「知っているだけで」ちゃんとできるようになる生徒もそれなりにいますから、ぜひ伝えてあげてほしいと思います。(そしてこういうことは保護者の方からだと聞き入れないことがあるので難しいところです)
授業態度については「三者面談でも褒められた」「点数も悪くない」のに観点別評価に「C」「C°」がついていたら「褒められたこと」自体を疑ってください。ダメだしを一切しないと決めている、褒め上手な先生はいます。それで「自分はできている」と勘違いをすると、気付いた時には取り返しのつかない状態になっています。
塾に通ったほうがいいかも、という一番の判断基準は、
「親の言うことなんて聞く気がない」「でも本人は本当はどうにかしたいと思っている」
このあたりじゃないかなと思います。
実際、自分の子にいろいろ言うのは難しい。反抗もされるし、そもそも素直に聞くこと自体が難しいですからね。お互いにイライラしてしまい、関係がこじれてしまうのならば外注してしまうのも一つの手ではないでしょうか。