こんにちは。瀬谷松栄塾の田中です。
ご紹介の多い塾なのですが、今回新中3生のご紹介を多数いただき、結果として普段の定員に達してしまいました。
ただ、中堅層というのは初通塾も含めて6月ごろに動くのが常ですから、今回2クラス制にすることを前提に募集を続けようと考えています。
塾の説明よりも、生徒の話が聞きたい。
私は体験そのものも、きちんとヒアリングすることが大事だと考えています。
そのヒアリングの段階で「求められているもの」と当塾が「提供するもの」が不一致である場合は正直にお伝えしますし、それでも通いたい、とおっしゃる方には「できること」「できないこと」をご説明したうえで、ご納得の上で通っていただきたいと考えています。
この時期の新中3は大概が転塾です。必然的に「なぜその塾を辞めようと思ったのか?」「その理由が当塾で解消できるか?」というお話をさせていただくことが多くなります。
塾に通っていても成績が下がってしまう
転塾先を探す以上、メインである理由として最初に挙げられるのが「成績が上がらない・下がった」ということ。「その塾が合わなかったから」とか「その塾がダメだったから」ではなく、その理由はなにか、なぜ上がらなかったのか、ということはきちんと聞いておきたいと考えています。
例えば中1から塾に通い始めたとします。この場合、普通にやっていれば成績や点数は下がっていきます。これは中1の前期中間が一番簡単で、どんどん難しくなっていくという単純な理由からです。中2前期末あたりである程度の難易度で落ち着くのではないでしょうか。
また横浜市は通塾率が全国トップクラスで高く、実質的に7~8割の生徒が塾に通っていると言われています。
つまり「塾に通っていて普通にやっている」だけでは現状維持か、それより下がることは不思議ではないのです。
学校の先生も「わからないことは塾で聞いて」なんて平気で言ってしまう時代ですから(残念なことです)、そうすると受け身で塾に通っている(通わされている)では成績自体は下がってしまいますし、受け身でなかったとしても前述のとおり中1前期から比較すれば学年末は下がって当たり前とも言えます。
問題はその下がり方です。今は平均点を出さない学校も多いですが、平均に対してどれだけ上下しているか?という点で見ると良いかもしれません。
ちなみに当塾は「中1には失敗させてください」とお願いをしています。自分なりのテスト対策をやってみて、それが通用しない現実を理解して初めてこちらの指示に耳を貸してくれるようになることも多いからです。入試の成績は中2からですから、失敗させる経験はここがベストと考えています。
実際に今期の中1ではこういったことがありました。
その生徒は今までは「テスト前の勉強量は別に増やさなくても平気」と言っていました。ところが、今回のテストは前日の時点で「まだ勉強終わってない」となりました。勉強の量に納得がいかなかったようです。自分の求める完成度に対して「このスケジュールでは達せない」ということを知ってもらういいきっかけになったと思います。(と言ってもそこまで点数落としていないのはさすが)
そういった点も踏まえてヒアリングをし、「その塾で上がっていないといっても数字自体は許容範囲」ということを言ってしまうこともあります(それが相手の望んだ答えではないとしても)。
ただ大抵の場合、「成績が上がらない」というのは最後のきっかけであり、問題はその前から発生していると考えています。そのため当塾ではできる限り転塾前の塾との違いを感じてもらえれば、と考えて体験授業を行います。
転塾は、自分を変えるきっかけにもなる
人は変わります。その塾にいたころはできなかったことが、当塾に来てからできるようになる生徒もたくさんいます。
だからこそ、「ここは同じ」「ここは違う」と伝えることが必要と考えています。と言っても私が直接そこに通ったわけではないので、ヒアリングした結果と、今までの傾向から見た話なだけなのですけれど。
それを踏まえた上で、今まで転塾生に言われてきたこと等と当塾の違いを仮名にて(笑)書かせていただければ、と思います。
※特定の塾を批判するつもりは(あまり)ありません。
塾Eとの比較
その塾を辞める理由は「厳しいから」だったり、「辞めろと言われた」だったりします。
もちろんその塾よりもうちの方が成績を上げる自信はあります。ありますが、いい加減にやっていれば同じようなことを私は言いますし、そういう意味では同系統の塾だと思っています。だからこそ一所懸命やってほしい。一所懸命、というのはひたすら問題を解く、とかそういうことではありません。自分の「できない」と向き合うことです。
その塾から匙を投げられながらも中1末から通って偏差値12~3、内申7~9上げている生徒もいる一方で、「ああ、こういうことを注意され続けてきたんだな、これが治らないと結果は変わらないだろうな」ということもありますし、残念ながらそういう生徒は当塾でもあまり長続きしません。同じことを何度も何度も注意されてしまうからです。
私は、「できない」は仕方がないと思っています。でも、「やらない」ことに関しては「やる」まで言い続けます。向こうが折れてやるようになるか、「やってらんねえ」と辞めるか。そのどちらかになります。「もういいや、そのままでやれよ」とは(成績が上がっていない限り)なりません。それはすなわち「辞めさせることよりひどい飼い殺しという行為」だと考えています。結果が出ていれば文句は言いませんが、当たり前のことながら結果は出ません。
結局この塾からの転塾生の場合は大きくは本人の「覚悟次第」だと思います。指摘されたことを直す努力ができるか。言われたやり方を貫いて、自分なりのやり方に勝手に変えてしまわないように注意できるか。
自分の「できない」と向き合って、そこを克服できれば、そのこと自体が尊く、また素晴らしい成功体験なのでは、と思います。そしてそこができるようになれば結果は付いていきます。当たり前のことです。
大手個別塾との比較(S様は除く)
基本的に一般的な個別塾の退塾理由は「成績が上がらないから」ですね。
あとよく聞くのは「先生がコロコロ変わる、しかも引継ぎが不十分」「受験に対しての知識がない」「夏期講習費用が高すぎて払えない」
このへんでしょうか。指導そのものに不満、というよりもシステム上のものだったり、その校舎への不信感というものがメインなのでしょうか。
成績が上がらない理由は単純です。
基本的に個別指導というのは「できない子向け」ではなく「普段自分で勉強でき、かつ質問したいが塾に行く時間をなかなか確保できない子向け」だからです。
個別指導塾というのは指導単価が高いので、たくさんのコマを取ることが難しくなります。(一方で打ち出し方としては週1回で5000円~のような低価格をウリにしていることも多いので大きな矛盾を抱えています)
週1回しかやらないのであれば、「演習は家でやってきて塾で解説してもらう」という形を取るのがベターなのですが、勉強苦手な子たちというのは
「そもそも宿題をやってこない」
「やっても前日にやるから、前回教わったことを忘れている」
「何がわからないからわからないから質問ができない」
ということが多くなります。そうすると塾で指導してもその指導効果が薄くなってしまいます。
結局、「個別指導塾で結果を出したいなら、生徒本人がきちんと自宅で勉強をしよう」ということになります。しかしそれができる生徒はほとんど個別指導塾という選択をしないというジレンマを抱えているのです。
私は家で仕事ができない人間なのもあり、そういう意味では「普通の生徒が家で勉強してくるとは思っていない」ので、塾で最低限の勉強時間を確保しよう、と考えています。またこちらから問いかけをかなりしますから、なにがわからないかわからない状況にはなりにくく、本人がわかっていなくてもこちらが把握できますから、割と早い段階で手が打てています。
システム上の問題である「先生がコロコロ変わる」これはもうしょうがないですよね、アルバイトの先生に「必ず毎週同じ曜日同じ時間に出勤しろ」と指示するのは年々難しくなっていると思います。他にもっとルールの緩いシフトの自由なアルバイトがたくさんありますからね。
昔みたいに時給がとんでもなく良い、というわけでもありませんし(私の学生時代はコンビニバイトの3倍の時給でした)。
受験のシステムも神奈川県出身の先生ばかりなら良いですが、そうではないケースも少なくないでしょう。教室長ですら仕組みやボーダーが分かっていないケースもあるようです(これは論外)。
夏期講習は勉強のチャンスですから、たくさんやらせたい気持ちもわからなくもないですが、高校受験に30万~40万と言われたらそれは
ウッ
てなりますよね。しかも本当に必要ならともかく、「そのカリキュラムだと復習の時間とれなくない?」なんて提案であることもあります。
一方で人件費がかかるのが個別指導ですから、極端に安くできないという点も理解はできます。
私は「勉強が苦手な子」には
・とにかく勉強する「固定の場所をつくる」
・そこに行くことを習慣化する
・やった勉強時間に対して内容が適しているかをフィードバックする
・変な勉強方法は即時辞めさせる
この4つがポイントだと思っていますから、同じ費用をかけていただけるなら一般の個別よりは絶対に伸ばすと言えます。
一方で中学生くらいの場合は「先生が好き」というだけで成績上がったりしますから、そういうものがあるなら個別の方が伸びるかもしれませんね。特に私は少なくとも生徒に好かれるタイプではないので(;^_^A
S様は除く、というのは、S様は個別とうたっていますが実際は自立指導とほぼ同じだからです。1対4で丸付けも自分でやるなら、それは個別指導ではなく自立指導です。批判をするつもりはありませんが、個別指導だと思って通うとうまくいかないかもしれませんね。
大手集団塾R様,C様との違い
中堅クラスに限って言えばですが、私語がかなりうるさい、帰りに寄り道などをする、などをよく聞きます。
当塾は私語がありません。
ほぼ0です。
今年の中3がたまにしているのを見かけただけで、それ以外では開業してから生徒同士の私語を私は見たことがありません。
友達同士で入塾することがあっても、です。帰るときのお迎え待ちの間に話すことくらいだと思います。
むしろ私が一番うるさい。それはそれで困った。
あとは
放置しません。
大手さんも放置していないかもしれません。現場を見ていないのであくまで聞いただけの話です。
でも少なくとも「一律全員同じスケジュール」では進まない、ということはある程度メリットかな?と思います。
大手塾S様,S様
・・・一番は宿題の量でしょうか。当塾は集団授業をする直前や、中3の夏休み以降以外でほぼ宿題を出しません。
適当に埋めてこられるのが一番腹が立つからです。
上位になりそうな子はこちらの塾を途中からご提案したり、併用したりしてもらっています。そもそも対象とするメインの学力層が違うので競争関係ではありません。
宿題に追われて、「理解する」「できるようになる」よりも「宿題を消化する」みたいになってしまった生徒は転塾によって大きく成績を伸ばすケースはあります。
これはもう、純粋に「合う合わない」の問題ではないでしょうか。
自立指導型の塾
その辺の自立指導塾には価格も成績の伸びも絶対に負けないと思っているのでここは割愛
他の自立で結果が出なかったから当塾に来ても結果が出ないだろう、ということはない、とむしろ自信をもってお伝え出来ます。
これは他の自立指導塾に不足がある、というのではありません。あくまで自塾の自信です。ちゃんとしている自立指導塾も多いと思います。人件費・つまり費用を限りなく抑えて、なるべく効果が出せるように、と考えたら、独立した人が自立指導型を目指すのは現時点では極めて自然だからです。
ただ、自立指導塾という名で完全放置の塾があるということは事実です。生徒にとっては楽なので(その時間そこにいれば、誰からも怒られないし塾に通っているという事実は残る)、保護者の方が気付かないということもよくあります。
携帯触って遊んでようがなにしてようが一切注意しない。残念ながら、商圏内にそういう塾が少なくとも1つあります。そしてこういう塾は他の地域にも残念ながらなくはないようです。。。
子どもたちの中では有名なのですが、通っている生徒は辞めたくないので保護者の方がご存じない、という感じになっているという・・・悲しいことです。
アメブロに新しい「デザイン」という機能ができていたので遊んでしまいました。
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