『住めば都』は永久に来ず。 -14ページ目

『住めば都』は永久に来ず。

浅田 ゆみ、名城 蘭、結城 薫による、リレー小説『住めば都』は永久に来ず。を連載中…?

父の遺産のアパートの管理人になってしまった来島草太郎(華も恥らう高校2年生!)と変わった人ばかりのアパートの住民約6名とのハチャメチャどたばた系(仮)な管理人生活。

番外編

「『赤頭巾ちゃん』を破面でやってみよう☆」(by藍染惣右介)


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「ふざけんな。」

グリムジョー様はすぐに反論しました。
彼の性質をよく知る人なら『やっぱりな』と思うでしょう。


「まぁ落ち着け、グリムジョー。お前は猟師役だ。良かったではないか。…女装しなくて。」
「おいコラァ!!そういう女役はちゃんと女がやるんだろうが!!虚圏は男子校じゃねぇんだぞ!!」


ルキオラ様はグリムジョー様をからかって遊んでる……。

グリムジョー様のリアクションを楽しんでるのかな?


「みんなクジ僕んトコ持って来てー。ホワイトボードに書いて発表するから。」


市丸様がホワイトボードに丸っこい文字(涼宮ハ●ヒの憂鬱に出て来る朝比奈み●るみたい)で書いて行く。



………結果。


赤頭巾…クリスタ
お母さん…ハリベル
(特別)姉達…ハリベルの従属官三人
猟師…グリムジョー・チルッチ
お婆さん…ウルキオラ・(代打:アーロニーロ・メノリ・ロリ)
狼…ザエルアポロ・ノイトラ・テスラ
ナレーション…イールフォルト・ディ=ロイ
BGM係…ヤミー・シャウロン


「…何ですか?これは。」
「クリスタちゃん見て分からん?ざっと大まかに書いてもーたからな。」


いやいや。


凄くツッコミ所があるっていうか…(汗)


「なんで代打が居るんだよ!!?そうお婆さんがホイホイいたら高齢化を物語ってるだけじゃねぇか!!」

…グリムジョー様

ナイスツッコミです。はい。


「だってウルキオラくん忙しそうやもん。代打おった方がいいやろ?」
「なんで三人も代打頼むんだよ!!アーロニーロみたいな一つか二つかもわかんねぇ奴をお婆さんとは絶対に思いたくねぇ!!」


グリムジョー様これを機にハゲそう…(泣)


本当にこれで上手く行くの!?


「クリスタ。」
「あ、ザエルアポロ。狼役だね。」

なんか意外、とアタシが笑いながら言うと


ちゅっ


「狼になるのはクリスタにだけさ…。普段は羊の皮を被って様子を伺っているのさ。」
「もうっ……!」


最近ザエルアポロキス魔になってない!?

人前で平気でキスするし!!


アタシだけ赤くなってオロオロしてる…

ザエルアポロもオロオロしちゃえばいいんだっ!!!


「劇中ではザエルアポロをアタフタさせてやる!!!」
「……?」


キョトーンとした表情でザエルアポロはアタシの顔を見る。

飄々としてられるのも今の内なんだからね!!!


「自分の役分かった~?ホワイトボードの消すで~。」


どうやら劇は明日の予定。

…一日で台詞覚えられるかなぁ!!


アタシが不安になっていると。


「自分のやりたいようにすればええんよ。そしたら自然に上手く行くから。」


市丸様が耳打ちでアドバイスしてくれた。


…やりたいように………か。


「ありがとうございます!!市丸様!」


お礼を言ってアタシはザエルアポロの宮に帰って行った。






「さーて、どんな面白い劇になるんやろ?僕楽しみやわ。」


という市丸様の言葉を聞かずに。


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次回から超アドリブ劇の始まりです!!

ただ単に浅田が赤頭巾ちゃんを詳しく知らないだけ。
「ヒャハハ!!クリスタすげぇ似合ってんなァ!!……対してザエルアポロはオカシイのなんのって!!」
「……五月蠅いよ。実験台に自分から出向いて来たのかな?」


正に一触即発。


だからノイトラ様の宮の前通るのヤダったんだ…。

からかうノイトラ様

小馬鹿にしたような言動をするザエルアポロ。


どちらもなかなか折れないし。

「ザエルアポロ!喧嘩してる場合じゃないって!!」

アタシが止めても


「これは喧嘩じゃないよ。……『死合(シアイ)』なんだ。」
「ヒャハハ!!合戦とは燃えるじゃあねぇかァ!!」


更に深まるばかりだし。(なんか距離感みたいな物が)


「俺はまだ帰刃してねェから勝率も上がる訳だよなァ……!」
「何それ?分からないよ…僕の邪淫妃は108式あるからねぇ!」

108も無いよ!!!

それにその台詞某テニス漫画のパクりだし!!

あ~……もう!!

ここまでしぶといとなると


『アレ』を使うしかない!!!


「二人とも!!……争わないで下さい!!!」


ギュッと

アタシは二人の身体を固定した…

筈だったんだけど、

アタシの腕の長さでは


たまたま近くだったノイトラ様しか固定する事が出来なかった。


しまった!
これじゃザエルアポロの都合のイイ事になっちゃう!!


しかし

ノイトラ様だけではなく、

ザエルアポロもピタッと動かなくなった。


『あれ……?』


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(ノイトラ様視点)


クリスタにいきなり抱き締められて俺は振り払う事も出来ずに固まるしかなかった。


しっかしまァ……

腰辺りにすげェ柔らかいのが当たってんのなァ。(コイツがもうザエルアポロの物かよ?羨ましい限りだなァ、こりゃ。)


ヤベェ、俺覚醒するかも。(何が)


「争わないで下さい!!」


あ、コイツは無意識にしてたんだなァ?

俺に対してのサービスかと思ったぜェ…


しかもコイツの今着てるのは露出度のすげぇメイド服。

あと

俺とクリスタはかなりの身長差がある。


だから

自然と上目使いになる。


もう

俺に対して
おねだりしてるようにしか見えなかった。


『ノイトラ様……アタシをペットにして下さい…!!』


ヤバい。

これはクる。


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(クリスタ視点)

「アァ。分かったぜェ…!!」

良かった!!
ノイトラ様分かってくれたみたい!!


ガシッ!!

……え?

ノイトラ様はどうしてアタシの腰を掴んでいるの?


「やっぱりクリスタは俺の所にいた方がいいよなァ?」
「え?」


ノイトラ様に一体何が起こっているの?


「ふざけるな!!クリスタは僕の恋人だ!!お前になど渡さない!!」

ザエルアポロが怒って残魄刀(コレで漢字合ってるかな?)を抜き出したし……!!

アタシはもう

誰も止める事は出来ないんでしょうか?


「クリスタ。今から俺を『御主人様』と呼べェ…!!執事に奉仕する事ァ無ェ!!!」

そう言ってノイトラ様はアタシを肩に担いで響転(ソニード)で飛んで行った。(空飛んでるんじゃなくて移動してるんですよ!)


「キャー!!怖い怖い!!」
「大丈夫だァ!!俺はクリスタには優しいからなァ……。」



こうして

アタシは乗り物酔い気分を体験したのでした…。


あ、無事にザエルアポロの所に帰れましたよ!!

…テスラさんのお陰で。


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ノイトラ様大暴走。

いつまで思春期と発情期の境目を彷徨っているんだノイトラ様。

次回は番外編。
「ザエルアポロ、クリスタ。つい先日はど偉い事をしてくれたね。」


藍染様の言うど偉い事。

…やっぱり、アレ(公衆の面前でのキス)なんでしょうか…。

だってアレはザエルアポロが勝手にやった事だもん!!

何が任せてだ!!

全然よくねぇよ!!(あらヤダ口が悪くてごめんなさい。)

「皆口を揃えて文句ばかりでね。…私はいい気持ちじゃないんだよ。」

藍染様が怒ってる。

霊圧で分かるもん。


……メノリちゃんやロリちゃんが苦しそうにそのプレッシャーに耐えていた。(ごめんね!!)


「そこでだ。…私も鬼じゃない。クリスタとザエルアポロには特別な罰則を設けようと思う。」
「……罰則、ですか?藍染様。」

ザエルアポロの眉間に皺が寄る。

確かザエルアポロって自分の思い通りにならないと超不機嫌になるんだったよね…。


「そう。罰則だよ。…二人には『この衣装』を着て貰おうかな。ね?」

そう言って藍染様はアタシ達に二つの紙袋を差し出した。


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「なんでアタシが『メイド服』を着なきゃいけないのよ―――――っ!!!」


藍染様に出された紙袋。

中身は萌え文化の象徴。


メイド服でした。(ガーターベルト付き!所謂『これが●の御主人様』のメイド達が着てる奴。)

「まだクリスタはマシじゃないか!!なんで僕が執事の衣装を着なきゃいけないんだ!!!」


ザエルアポロが着ているのはこれまた萌え文化の象徴。

執事服。(燕尾服って言うのかな?)


「このまま一日過ごせだなんて……藍染様も暇つぶしのレベルが半端ないお人だ!!」
「まあまあ…。」


ザエルアポロに癇癪起こされちゃ困る。

だって従属官の人達が大騒ぎするし。

何よりアタシに八つ当たりする時もあるからだ。


「ザエルアポロのその衣装………アタシカッコいいと思うな♪」


だから注意しなければ…………

でも、さっきの台詞は本心だ。


「ねぇ…アタシのこのメイド服どう?」

嫌々だったけど、ザエルアポロのカッコいい着こなしに感化されてアタシもノリノリになってしまった。


するとザエルアポロは眼鏡をクイッと上げてアタシの全身をジッと見る。

まるで品定めされてる品物気分……(汗)

満足したのか、フフッと笑って


「嗚呼…、よく似合っているよ。」

アタシをギュッと抱き締めた。


そしてトドメに。


「食べちゃいたいくらいだよ…。」


と

耳元で囁いて来た。


「もうっ!!アタシが耳弱いの知っててやったな!?」
「クハハ………クリスタの反応が可愛くてつい…ね。」


アタシ達がそんなこんなで騒いでいたら。


「……あ~暑い。誰かさん達がイチャイチャしてるから気温が上昇しまくりだよ~。」
「本当よ~。……どっかの万年発情ドピンク頭が可愛い女の子をさらって行ったからだわ~!!」


……ルピさんとチルッチちゃんが手で扇ぎながら通り過ぎて行った。

み、見られた!!

恥ずかしいよ~!!


「さらって行ったって……人聞きが悪いなぁ。」
「ア・ゴメーン☆『犯した』が正しいかなぁ?」


ちょっ……!!
犯したって…。


「アタシとザエルアポロはまだそんな事してないです……っ!!!」

アタシが叫んだ途端


「「「…………。」」」


三人がピタリと固まってフリーズしていた。(アタシ何か変な事言ったっけ!?)



………でもそんな静寂を真っ先に打破ったのは。


「…アハハ!!やっぱりクリスタって面白いね!!僕ちょっと冗談めかして言ったのに本気に取っちゃってさ!!チルッチの言う通りウブで可愛い~!!アハハ!!」


ルピさんだった。


まさか。

からかわれた!?


「可愛いけど…ザエルアポロ苦労しそうだね。こんなにウブで鈍感だと……さ。」


意味深な言葉を残して、ルピさんはチルッチちゃんを連れて何処かへと消え去ってしまった。
(方向からしてウルキオラ様の所かな?)


………恥ずかしかった…。

(-д-;)

アタシが恥ずかしさに潰れていると。


「ねぇ…、クリスタ。僕と『シたい』……?」


ザエルアポロが本気だと言わんばかりに肩を掴んで来た。


アタシ

……超ピンチ?


「大丈夫…優しくするからさ。」


ザエルアポロがアタシのメイド服の肩紐に手を掛けた瞬間


「駄目――――――――っ!!!!アタシにはまだ早過ぎるの―――――っ!!!」


バキッ!!!


顎にパンチ食らわせてやりました。




……やっぱりメイド服は危険なようです。


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イチャイチャ編。
…の筈がただのギャグに。

メイド服がやりたかっただけです。