お婆さんの家の中に赤頭巾が入ると
そこには
「用件を言ってから家の中に入れ。…無礼な狼め。」
「痛い痛い!!な、なんて野蛮なお婆さんなんだ…!!お願いだから有り得ない方向に腕を捩じ曲げるのだけは勘弁してくれないか!!」
お婆さんにマウント体勢を取られた哀れな狼(ピンク頭)がお婆さんに許しを貰おうとしていました。
正直哀れ過ぎてハンカチ等拭く物無しでは見ていられません。
「何…やっているの?お婆さん…。」
「…クリスタ…いや間違った赤頭巾だな。丁度良い。この無礼な狼を今日の晩御飯の食材にしようと思うのだが。」
お婆さんはお母さんの話では病気で寝込んでいる筈なのに
今赤頭巾の前にいるお婆さんは狼を取っちめられる程元気です。
元気モリモリです。
(こら!カス!!わざわざ言い換えなくとも良いだろう!!)
「あ…赤頭巾!!」
「え…!?」
虫の息になりつつある狼は最終手段と言わんばかりに赤頭巾に助けを求めました。
あまりにも突然の事だったので
赤頭巾は驚きの声を上げてしまいました。
「赤頭巾…
僕達…結婚しようよ!!!」
バキャッッ!!
「阿呆か。何処の誰か分からない者に大事な孫をやれるか。」
「嗚呼…台詞を間違えた。目の前に可愛い可愛い赤頭巾が居るから…。」
えーと…
訳の分からない展開になって来たので
「お婆さんも狼さんも止めて!!!」
赤頭巾はお婆さんと狼の争い(別名:一方的なお婆さんの暴力)を止めようと
二人に走って近付きました。
その時。
パリイィィン!!
「ヒャハハ!!呼ばれて飛び出てジャジャジャジャーン!!…ってアレ?なんか作者の携帯の履歴にこの台詞あるんだけど誰か言ったか!?まさか俺もう一回言ってる?」
「…ザエルアポロ様もノイトラ様も皆好き勝手やって…!!もう私は『おねがいマイメロ●ィ』の小●駆のようなヘタレにキャラクター転換します!!」
狼(ピンク頭)の仲間が続々(二人だけど)とお婆さんの家に入って来ました。
「外野がゾロゾロと…。まぁ良い。まとめて消し去ってやろうか。」
「お…お婆さん!!それは悪役の台詞です!!」
お婆さんは何を考えたのか
手に巨大な虚閃(セロ)を集め…
巨大な虚閃(セロ)を集めえぇ!!?
「おいヤベェぞぉ!!ウルキオラが虚閃(セロ)を放つと色々ヤベェぞぉ!!」
「ど…どなたかウルキオラ様を鎮められる方!!」
狼達が辺りを見回しても
それらしい人物が見つかりません。
(おいイールフォルト!!誰かいねぇの!?)
(…。
そうだ!!アイツが居た!!)
『(幕の中から指示をする)クリスタ!!ウルキオラに抱き付くんだ!!』
「え!!?イールフォルト!!?何言って…。」
『お願いだよクリスタ!!じゃないと虚夜宮自体なくなっちまうよ!!!』
赤頭巾は深く考え
「ウルキオラ様!!落ち着いて下さい!!!」
ギュッ!!
「…////////ッッ!!」
シュンッ!!
「止まっ…た?」
「…クリスタ。は…離れてくれないか。」
ウルキオラ…お婆さんは赤頭巾の熱烈な抱擁によって正気を取り戻したのでした。
いやあ良かった。
(本当に)
「良かった…これで劇が続けられる。クリスタは天才だなぁ。…ん?さっきクリスタ…ウルキオラに抱き付いた?う…うわあああああああぁっ!!」
「ザエルアポロが発狂しやがった!!テスラ!!ザエルアポロを止めろ!!」
「ああまた苦労が増えた…。」
バンッ!!
「狼は居るかぁ!?居たら射殺!!」
「ムカつく狼はアタシが全部まとめて掻っ斬る!!」
突然
男女の猟師が現れました。
騒ぎを聞き付けたのでしょうか。
「げっ!!猟師が来るとは厄介だぜ!」
「行きましょう!!ノイトラ様!!ザエルアポロ様!!」
「クリスタ…!!クリスタああぁ!!」
某新喜劇の如く
三匹の狼は
すたこらと立ち去って行きました。
「……。」
「どうした?赤頭巾。この劇について考えているのか?」
お婆さんに問われ
赤頭巾が溜め息を吐きながら出た答えは
「…破面で劇はやらない方がイイと思います…絶対…。」
でした。
ナレーションから言わせて貰っても
きっと同じ答えなんでしょうね。
Fin.
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「いやいやお疲れ様!!やっぱり皆の個性が出てて良かったで~!!」
「市丸様!!皆好き勝手やっているだけじゃないですか!!」
「いや、クリスタ。私はあの破面の皆があそこまでやってくれると嬉しく思うよ。」
市丸様に文句を言っていた時に
我が主:藍染様が来てくれた。
「どうだい?クリスタ。とてもとても…帰りたくなくなるような面々だろう。…特にザエルアポロとかね。」
「っ…!!からかわないで下さいよ…藍染様…。」
微笑を浮かべた藍染様に頭を撫でられ
アタシは
部屋に戻って行った。