19世紀後半のロシア・サンクトペテルブルク。
王位継承者のニコライ2世は、
世界的なバレリーナのマチルダに恋心を抱く。




やがてニコライ2世は王位を継承し、
政略結婚を迫られる。



そして外国勢力の台頭や国内の情勢が、
賛否両論を巻き起こした二人の恋に影を落とす…

革命前のロシアを舞台に、
ロシア帝国最後の皇帝ニコライ2世と
世界的なバレリーナであるマチルダの
スキャンダラスなロマンスを描く…。




フツーの恋愛物語じゃなくて
国のトップたちの男女物語なので、
政治的な難しい言葉が出てきたりしたけど

そんなんに惑わされず、
ただの男女ものとして見たらわかりやすい☆




2世タレントみたいな現王子の息子ニコライと
その婚約者ドイツ娘と、
バレリーナ マチルダの三角関係…

with マチルダに恋する男性たち(笑)



マチルダはニキのことが好きみたいだけど
それは彼自身が好きという感じではなく
彼の""位""が好きっていう感じがしたな笑

自分のバレエ人生を
もっと豊かで華やかにするために
権力を持つ者とお近づきになりたいって言う感じw

ま、本人が『自分を引っ張っていってほしい』
って、チラッとやけど言ってるしなw

マチルダの魔性の女感は、
言葉ではなく雰囲気や行動でプンプン漂ってきて
色んな男性が彼女の虜になってるみたい…

マチルダは、ニコライに近づきたいと思う反面、
彼女のことを好きな男性もたくさんいるので
足かせが多くて、さばくのが大変!笑

モテすぎるって言うのも考えものやなぁ(/^-^(^ ^*)/




マチルダは計画性があって頭がよい!
そして、動じない!

実は、バレエで32回転できるのに
できないふりをして興味を持たせようとしてきたり
式の真っ最中なのに、
いきなりニコライを叫んで呼んでみたり

自分のためなら手段を選ばんという
実に強欲な感じがヒシヒシ伝わってよかった(/^-^(^ ^*)/



凛としてそうやけど、
欲深いんやなっていうのが伝わる

とても一人一人の雰囲気があって綺麗な映画だった
内面はドロドロやけどなw



私もあれぐらい自分に正直になれたらいいな〜
人の目を気にしてると、無理や!

ニコライには、
既にドイツ娘の婚約者がいるんだから
あまり表立ったことしたらあかんと思うけど

マチルダの
自分の人生を豊かにしたいっていう強い思いは
行動へと結びつき、
それが実現できるエネルギーにもなる…

その結果、彼女は長生き!




ニキとの結婚は叶わずとも、
似たような人と結婚する辺りから
やっぱり""権力者'"が好きなんやなって言う印象(/^-^(^ ^*)/



どの時代でも変わらないのは、
権力者は裕福な上にどんどん裕福になり、
民衆は貧しいまま。

イチ民衆の金銭的に少し余裕が出てきたとしても、
金持ちの豊かさとは雲泥の差…

この差が埋まることは ほぼないし、
権力者は、自分たちのきらびやかな生活が一番であり
国は現状維持できたらええか〜

自分たちが娯楽や楽しみのために
生きているのとは違って

民衆が""生きるために生きよう""としてたり
目先のものばかりに気を取られてしまうぐらいの
生活環境だっていう現実には
全く興味のない様子で

これじゃあ分かり合うこともないし
いつまでたっても
この貧富の差は変わらないシステムやなと思った