第31回介護福祉士国家試験を解説してみた~問47 足浴 | 福祉 介護の勉強ブログ

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介護職ですが、足浴をした記憶は、記憶にあるぐらいあまりしたことがありません。いざやろうと思うと、「何が必要だっけ?」「どうするんだっけ?」となってしまいます。あいまいなやり方だと、利用者さんはリラックスもできないし、きれいにもならないし、そして・・・危ないです。マニュアル化を勧めます。

  

 

生活支援技術

 

 

 

 

 

問題 47 ベッド上で足浴を実施するときの基本的な手順や方法として,適切なもの1つ選びなさい。

 

 

 

足浴

 

足浴は、お風呂に入れない人が行う、「部分浴」と言われるものです。名前の通り、足だけをお洗い、お湯につけます。

  

効果としては、足の清潔保持、血行の流れをよくする、また、リラックス効果もあります。

 

 

1 ベッドの足元をギャッジアップする。

 

 

(解いてみた・・・これは解説ではなく、私の頭の中の言葉です)

 

「足元をギャッジアップ・・・足を上にあげて、そして桶の中に足を入れる・・・水がこぼれるよね・・・この選択肢は違うかな」

 

 

(調べてみた)

 

ベッド上でも、起き上がれるようなら、ベッド上で腰かけてもらい、足を床につくようにしましょう。

  

起き上がれないなら、ベッド上で膝を曲げ、膝裏にクッション等を置き、体を安定させてから、足浴を行います。

 

 

2 お湯の温度の確認は,利用者,介護福祉職の順に行う。

  

 

(解いてみた・・・これは解説ではなく、私の頭の中の言葉です)

 

「お湯がもし、熱かったらやけどしますよね・・・お湯の温度を確認してから、お湯の中に足を入れてもらいましょう・・・この選択肢も違うかな」

  

 

(調べてみた)

 

足浴にかかわらず、シャワーや浴槽の湯温の確認は、介護職が行います。お湯だと思ったら、水だった。お湯だけど、熱すぎてやけどしてしまった・・・といった事は防がなければいけません。

  

 

3 ズボンを脱がせて,下肢を露出する。

 

 

(解いてみた・・・これは解説ではなく、私の頭の中の言葉です)

 

「べつにズボンを脱がなくても、ひざくらいまで裾をまくればいいのでは・・・この選択肢も違うかな」

 

 

(調べてみた)

 

高齢者は寒がりの方が多いです。不必要な肌の露出は避けましょう。また、お湯に足をいれても、体が暖かくなるまでに時間がかかります。室温にも注意をしましょう。室温は22度から24度がベストと言われています。

 

 

 

4 洗う側の足関節を保持しながら洗う。

  

 

(解いてみた・・・これは解説ではなく、私の頭の中の言葉です)

 

「関節を保持しながらなら、足がブランブランにならなくて、洗いやすそうな気がしますね・・・これかなぁ・・・」

 

 

(調べてみた)

 

足浴では、利用者の姿勢が安定しないと、実施しづらいですね。麻痺や拘縮がある人ですと、姿勢の保持が難しい場合があります。麻痺側や拘縮側をしっかりと支える必要がありますね。

 

  

 

5 両足を一度に持ち上げて,すすぐ。

  

 

(解いてみた・・・これは解説ではなく、私の頭の中の言葉です)

 

「両足を一度に持ち上げる・・・介助者は重くないかな・・・あと利用者さんは、バランスがとりづらいと思うのだが・・・この選択肢は違うとしよう」

 

 

  

 

(調べてみた)

 

足浴をする際には、体が安定していることが大事です。両足をあげてしまうと、安定感は欠きます。常識的に考えて、足を持ち上げて洗い流したら、周りがびしょびしょになりますよね。

 

 

 

けっこう簡単な問題でしたね・・・

 

 

 

私の答え  「4」   正答は「4」 

 

丸

 

        


 

 

足浴ですが、様々な効果があります。きれいにするとかそんな事はみなさんわかりますよね。

 

私は、リラックスが大事だと思っています。お風呂に入れなくても暖かいお湯を足にかけるだけでも満足感は得られます。そのためには、必要な物品は揃え、てきぱきとそして安全に行うことが大事です。

 

 

 

 

足のケアの大事さが言われていますね。「フットケア」なんて呼ばれていますね。足の健康が、健康寿命に大きく影響を与えるとのことです。