第31回社会福祉士国家試験を解いてみた~有効求人倍率 完全失業率~ | 福祉 介護の勉強ブログ

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働きすぎる日本人と言われて、久しいです。世界的に見て、失業率は低く、また、労働時間も長いです。その表れでしょうか・・・有給休暇や育児休暇の取得率は、世界的にみて、低いです。ちなみに、1人当たりの労働時間がいちばん長い国は、メキシコ、次は、コスタリカです。

 

 

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問題143 日本の労働に関する次の記述のうち,最も適切なもの1選びなさい。

 

1 「平成29年労働力調査年報」(総務省)によれば,2017 年(平成29年)平均の完全失業率は5%を超えている。

 

解いてみた・・・これは解説ではなく、私の頭の中の言葉です

「統計の問題は、自分の周囲の人たちを見て考えるといいかも・・・失業者が5%も私の周りにはいないかなぁ・・・この選択肢は違うとしよう・・・」

 

(調べてみた)

完全失業率とは15歳以上の働く意欲のある人(労働力人口)のうち、職がなく求職活動をしている人(完全失業者)の割合です。

 

仕事もせず,探してもいない人は、非労働力人口として分類されるますので、失業者とはいいません。家事手伝いの人とか病弱で働けない人とかです。

 

問題文の年の完全失業率(季節調整値)は2.8%です。

 

ちなみに、失業率が2.5%をきると、インフレになるといわれています。

 

人手不足になり、企業が給料を引き上げることで、物価が上がるからと言われています。

 

2 厚生労働省発表の平成29年分の一般職業紹介状況によると,2017年(平成29年)の有効求人倍率は1倍を下回っている。

 

解いてみた・・・これは解説ではなく、私の頭の中の言葉です

「あらゆる産業で、人手不足と言われてるよね・・・この選択肢は違うとしよう・・・」

 

(調べてみた)

有効求人倍率=企業が募集している人数÷働きたい人の人数

 

1.0倍を超えると、人手不足の状態

 

1.0倍を下回ると、仕事不足の状態

 

3 「平成29年版厚生労働白書」によれば,2015 年(平成27 年)の日本の労働者1人平均年間総労働時間は,ドイツより少ない。

 

解いてみた・・・これは解説ではなく、私の頭の中の言葉です

「ヨーロッパ諸国より、日本の方が労働時間が短いという事はないでしょ・・・ヨーロッパは、長期休暇のバカンスが有名だよね・・・この選択肢は違うかなぁ・・・」

 

(調べてみた)

労働者1人平均年間総労働時間が一番短い国が、ドイツです。1363時間です。

 

日本は、17位です。1680時間です。

 

労働時間が長い日本は、よく、ドイツと比較をされます。なぜ、ドイツのようにできないのか・・・と。ちなみに、ドイツの1人あたりのGDPも日本を上回っています。

 

 

4 「平成28年度雇用均等基本調査」(厚生労働省)によれば,男性の育児休業取得率は10%を超えている。

 

解いてみた・・・これは解説ではなく、私の頭の中の言葉です

「そんなに多くは無いと思う・・・統計の問題は自分の周囲で考えるといいかも・・・ちなみに自分の周りはゼロパーセント・・・この選択肢も違うかなぁ・・・」

 

(調べてみた)

平成28年度雇用均等基本調査では、育児休業取得者の割合は、女性81.8% 男性3.16%となっています。

 

育児休暇も、大企業にはだいぶ浸透してきているようですが、全体では、約3%。中小の企業では、なかなか、難しいようですね。

 

5 「平成29 年労働組合基礎調査」(厚生労働省)によれば,2017 年(平成29 年)の単一労働組合の推定組織率(雇用者数に占める労働組合員数の割合)は25%を下回っている。

 

解いてみた・・・これは解説ではなく、私の頭の中の言葉です

「労働組合・・・組合に入る人が減っているというのは聞いたことがあるなぁ・・・でも、人数や割合はわからない・・・でも消去法だとこれが正答になるか・・・」

 

(調べてみた)

雇用者数に占める労働組合員数の割合を示す推定組織率は17%と過去最低・・・2018年の厚労省の「労働組合基礎調査」で発表されています。

 

 

私の答え  「5」   正答は「5」

 

 

年間の一人あたりの労働時間が短い国は、ドイツです。

 

労働組合の組織率は、年々、低下しており、現在は20%もきる状態です。