第31回社会福祉士国家試験を解いてみた~エリクソン~ | 福祉 介護の勉強ブログ

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エリクソンの発達課題は、時期に応じて説明されています。「A」と「B」といった形式で説明されていることを覚えておくといいです。

 

人体の構造と機能及び疾病

 

 

問題 1 次の年齢のうち,エリクソン(Erikson, E.)の発達段階に関する理論にいう「アイデンティティ」が発達課題となる年齢として,最も適切なものを1つ選びな さい。

 

1 3

解いてみた・・・これは解説ではなく、私の頭の中の言葉です

「アイデンティティ・・・『自分はこんな人間だ』といった事だったような・・・3歳では、まだ早いかなぁ・・・これは違うかなぁ・・・」

 

(調べてみた)

2歳から3歳ごろに自我が芽生え始め、最初の反抗期を迎えます。

 

ここで厳しくし躾けられると、「自分はダメな人間なのかもしれない・・・」と恥や疑惑の感覚を持つようになります。

 

1歳から3歳までの、発達課題は、「自律性」対「恥・疑惑」です。

 

2 7

解いてみた・・・これは解説ではなく、私の頭の中の言葉です

「アイデンティティが発達・・・というよりも、芽生えてくる年齢のような・・・これも違うかなぁ・・・」

 

(調べてみた)

自我の芽生えは、3歳ころです・・・私の「1」の「解いてみた」は間違いですね

 

小学校に入り、ライバルが出てくる時期です。学校のルールに従い、一生懸命に過ごそうとします。そこでの良い評価を得よとします。でも、良い評価が得られないこともあります。また、良い評価を得ようとせずに、努力をしない人もいます。そのような人も良い評価は得られません。

 

この年齢での発達課題は、「勤勉性」と「劣等感」になります。

 

3 15

解いてみた・・・これは解説ではなく、私の頭の中の言葉です

「この多感な年齢の時が、アイデンティティの発達に大きな影響を与えるのでは・・・これかなぁ・・・」

 

(調べてみた)

この年齢は、「自分とは何か?」とか悩む年齢です。そこで、「俺は〇〇な人間だ、〇〇で生きていく!」と強く思えば、アイデンティティが確立された事になります。

 

逆にそれがないと、「自分はいったい何者か・・・」と悩むことになってしまいます。

 

この年齢での発達課題は、「同一性」と「同一性の拡散」です。

 

4 30

解いてみた・・・これは解説ではなく、私の頭の中の言葉です

30歳・・・もう、アイデンティティも出来あがっているのでは・・・これは違うかなぁ・・・」

 

(調べてみた)

今までいた学校、友人といった社会から、職場といった利害間関係のある人たちとの繋がりが多くなります。そのような中で、うまく付き合いができるかといった事が大事になります。そこで、うまくいく、いかないかが、自分に大きな影響を与えます。

 

この年齢での発達課題は、「親密性」と「孤独」です。

 

5 50

解いてみた・・・これは解説ではなく、私の頭の中の言葉です

50歳・・・アイデンティティも確立してしまう年齢のような・・・これも違うかなぁ・・・」

 

(調べてみた)

この年齢になると、若者の育成に関心を持ちます。一方で、自分の事しか考えられずに、生きる人もいます。

 

この年齢での発達課題は、「生殖」と「自己吸収」です。

 

 

 

私の答え  「3」   正答は「3」

 

 

 

エリクソンの発達課題とは、何か・・・私は、この有名な言葉の理解が不十分でした。エリクソンの発達課題・・・という言葉の意味を知っておきましょう。

 

発達課題

人は、人生の中に、年齢に応じて、必ず心理的にも社会的にも危機に直面します。そこが、発達段階となり、発達課題があります。それを乗り越えるか乗り越えられないかで、人生の豊かさが決まってきます。

 

エリクソンは、その発達段階を8つの時期に分けて、それぞれ、発達課題があると説明しました。

 

 

 

 

何度、解いても間違える問題ってありますよね。問題文を読んだときに、簡単に答えを出さずに、深く考えて、正答を思い出そうとしてみてください。記憶の定着には、思い出す訓練が大事なようです。