ありがとうございます。
東京 東久留米市
”既製服のように仕上がるソーイング教室”
【RANPI】主宰
＆オーダーメードの服のお仕立て
曽根 かおりです。
昨日は、久々に、パターンの勉強に行ってきました。
内容も、もちろん盛沢山、
色々あったのですが、
先生が、
今回は何度となくおっしゃっていたことが、
すごく腑に落ちました。
聞けば聞くほど、
"縫製"と全く同じ。
パターンもそうだし、
縫製もそうだ。
と、変換しながら
聞いていました。
何かって言うと、
ひとつめ。
『パタンナーの仕事は、
いいものを、より短時間で合理的に創ること』
合理的＝手抜き ではない。
これ、いいパターンがてきたあと、
"縫うこと"においても全く同じで、
長くてかけて仕上げることが決して、
いいものではない、
きれいな仕上がりとは限らない。
からです。
職人による手仕事などはありますが、
一本の線を縫う、
ひとつ取っても同じ。
ゆっくり。
やる事で、"よりきれい"になるのなら、
ゆっくりやる事に価値はあるけれど、
同じだったら、早い方がいい。
と思っています。
ふたつめ。
デザイナーから、デザイン画がおりたら、
『完成予想図をしっかり頭に構築できるかどうか。
どうやったらこの形が出せるのか、
どうやったらこの切り替えが縫えるのか、
工程分析までしっかり考える。
これが非常に大事』
これも、本当に縫製もその通り。
これ縫おう。
と決まって、いきなり裁断して縫い出したり
しないです。
以前の記事
でも書きましたが、
本と同じ生地でなかったら、
縫い代はこれでいいのか、
仕様は、このままでいいか。
なにか変えたのなら、
縫い順を考えて、頭の中でイメージしてみる。
こう縫う。
と決まったら、あとは縫うだけ。
先生は、
この完成予想図ができるまで、
2週間くらい"寝かす"事もあるそうです。
決まったら、
あとはやる事をやるだけ。
と、おっしゃていました。
ゴールが決まらないのに、
走り出さない。
と言う事ですね。
縫う事には、
さすがに2週間も寝かすことはないですが、
決まらないのに、
とりあえず縫ってみる。
ということ、私もしません。
そして、
このことについて、
こういう風にパターンが引けるかどうかは
訓練です。
キャリアがあっても出来ない人はたくさんいます。
とおっしゃってたのが、
また印象的でした。
これまた、
縫製にも同じことで、
ただただ縫うことを繰り返していても、
何十年縫っても綺麗に仕上がらない。
という結果になってしまうのです。
目的をもって、
正しい縫い方で初めて上達する。
みっつめ。
『仕事の観点から、
どこが大事で、どこが大事じゃないか
これを見極めることが必要』
これも本当に同じで、
良く生徒さんにもお伝えするのですが、
全部をパーフェクトに、
熟練さんのように縫えなくても、
ここさえ、押さえればきれいに見える。
優先順位があります。
そこを見極めて、
そしてわかっているのがプロかな。
と思います。
プロになるわけじゃないから・・・
という事とは違って、
そういう意識をもって縫えるかどうか、
そこにしか成長はないと思います。
パターンも。
縫製も。
意識は同じ。
改めて、気合いが入りました。
最後までお読みくださり、
ありがとうございます。
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