ありがとうございます。
東京 東久留米市
”既製服のように仕上がるソーイング教室”
【RANPI】主宰
＆オーダーメードの服のお仕立て
曽根 かおりです。
個人レッスンの生徒さんが、
襟のつけ方を習いたい。
と、レッスンを受けてくださいました。
襟にも色々ありますが、
今回は、シャツやブラウスの襟。
襟だけ出来上がったところ
お持ちいただいたパターンは、
ちょっとだけ襟腰のある(1.5cmくらい)
フラットカラー。
シャツやブラウス、
市販のパターンでは、襟 2枚カット。
と、なってます。
だいたいのものはね。
つまりは、表襟と裏襟で、
1枚づつだけど、同じパターン。
それで、いいのですが、
いいのですが。。
このまま、2枚を中表に縫い合わせて、
ひっくり返して、
身頃に付けたら、
きれいになんか出来上がりません。
だってね。
襟って、付けたところから、
ひっくり返ってるわけですよ。
1回上に上がってから、下がる。
2枚の襟の
外側(表襟)と、内側(裏襟)
洋服で、ほかにこういう箇所って、
あまり無いです。
中表に縫い合わせて、
ひっくり返してアイロンで整えて、
置いてみて、
まっすぐ平らにピターッとなってたら、
それを付けて、
ひっくり返したら、
それは、それは、
反っちゃいます。
置いた時に、
こんな感じ↓
大事なのは、ここ↓
表襟が少しダブついているくらいで、
ちょうどいいのです。
どのくらいかは、
生地や襟のデザインにもよるので、
何ミリ。とかは決められないですが、
何着も襟を作っていると、
予想もつくようになりますし、
一発でドンピシャ決まります。
襟を作る生徒さんには、
細かくダブつき具合いを、
説明しながら、
これは、この位入れてみて。
と、お伝えしています。
襟は、
外側と内側の寸法差と、
もう１つ、
外回りでゆとりが必要になります。
紙で、真っ平らだったパターンが、
こんな小さな薄い生地の襟でも、
きちんと考えて、考慮して仕上げると、
きれ〜〜〜いに仕立て上ります。
もちろん、何も知らなくて、
何もせずに縫い合わせても、
【襟】としては出来上がります。
それで、そっくりかえらないで、
きれいに作れるか。
ということになると
結局、その人の手の器用さとか、
アイロンワークによって、
出来が変わってしまいます。
熟練が必要になってしまいます。
もちろん、ある程度の練習は必要ですが、
なぜ表襟と裏襟を同じ大きさで縫ってはいけないか。
という理屈を知ってるかどうかで、
練習の対象方法が変わってきます。
みなさん、だいたい驚かれますが、
きちんと座りのいい襟にするには、
思ってるより、
結構、ゆとり、必要なんです。
そして、
裏襟のみ芯を貼り、表襟を貼らない場合
と、
裏襟、表襟共に芯を貼った場合、
(シャツは、こちらの場合が多いです)
では、
私は縫い方を変えています。
それは、そうした方がいい理由が、
きちんとあるからです。
両方を、しっかり理解して、
習得していただきました。
どんな方法でもいいですが、
目的は、
きれいに仕上げること。
どんなミシンを使っていても、
そこがしっかりしている人は、
上達していってるような気がします。
最後までおよみくださり
ありがとうございます。
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